大手通信会社の回線を借り、割安な値段で通信サービスを提供する「格安スマホ」を利用する消費者が急速に増えている。 調査会社であるММ総研によると、独立系MVNO事業者(格安スマホを提供する事業者)がSIMカードを活用し、独自の料金プランで提供する独自サービス型SIMの回線契約数は、2016年9月末で657万5000回線となった。15年9月末時点では405万8000回線だったので、1年間で62%増加したことになる。 ドライバーとの連絡手段として、また、通信コストの削減につながるとして運送事業者の間でも格安スマホを導入する事業者も増え始めている。一方で、国民生活センターによると、格安スマホに関する相談件数が急増しているとし、「料金だけでなく、サービス内容や手続き方法も確認しましょう」と注意を促している。 国民生活センターが4月に公表した資料によると、格安スマホに関する相談は年々増加傾向にあり、2