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ブックマーク / teitodiary.blog63.fc2.com (3)

  • 不可逆で残酷な時間と希望――ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q感想【ネタバレ有り】:高度資本主義社会の中で生きていくために

    公開から一週間、噂のヱヴァQ観てきました。 公開直後から「僕達のエヴァが帰ってきた」「旧エヴァファン歓喜」みたいな噂は漏れ聞いてて、破のエンタメ、グレンラガン路線とはずれたのかなーとは薄々思ってたんですけど、いやーまいりましたね。これは……。観てて辛くて辛い。でもラストの希望は当に素晴らしい。 新劇場版という作品を観る時に独立したテクストとして見ることは僕の場合ほとんど不可能で、TV版、旧劇場版と否応なく対比してしまう。新劇場版とTV版のズレに僕たちは反応してしまうし、TV版エヴァに自分の色々なものをかけていた僕たちは自分語りとセットになった「僕達が大好きなエヴァンゲリオン」の話をしてしまいがちだし、それは余りにも気持ち悪い。そうした気持ち悪い文章が以下の感想となります。 というわけで以下ネタバレ注意 実際泣いたぐらいに)、レイしか眼中しかない。 正直、式波アスカは惣流アスカと色々設定変

  • アスカをかえせえええええええ――『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』感想:高度資本主義社会の中で生きていくために

    今話題の『ヱヴァンゲリヲン:破』を新宿ミラノ座で見てきました。なお、コメント返信は一個下の記事でしています。 感想は一言。映画としては当に良かった!素晴らしかった!あることを除いては…。 という感じでしょうか。基的にオススメできます。 以下「続きを読む」でネタバレ感想です。 このネタバレ感想はその「あること」について基的に書いてます。僕はエヴァに関してはこれっぽちも冷静になれない人なので(笑)。 アスカをかえせえええええええええええええええ! 以上。 ってのはさすがに冗談ですが、アスカ派にとって見れば地獄…は言い過ぎにしても、衝撃的な内容だったのではないでしょうか。僕がヱヴァ破を見終わって、最初に感想を見に行った場所ははてブでもブログでもなく、アスカのコミュニティでした(笑)。 アスカコミュのコメントには「マリ死ねばいいのに」とかあって、ぶっちゃけ僕も劇中見ながら思ってました(マリフ

  • 欺瞞に満ちたセカイ――超越性の欠如・脱セカイ系へ!:高度資本主義社会の中で生きていくために

    そういえば、帰省する前に『きみとぼくの壊れた世界』を読み直しました。 高校時代に一度、友達に借りて読んだのですが、最近また読みたくなって結局買いました。 前読んだ時も、好感を持った作品だったのですが、改めて読んだらこれトンでもないラストだったのね…前読んだ時は、気づかなかった…オレ何やってたんだ。 病院坂黒に萌えている場合じゃなかったんだなぁ…くろね子さんのおかげで、御手洗や榎木津礼二郎に萌え萌えのミステリ女子の気持ちがわかりましたよ…ええ。 メルマガ版「波状言論」で、『きみぼく』は西尾維新が佐藤友哉的要素を取り入れたもので、『鏡姉妹の飛ぶ教室』は佐藤友哉が西尾維新的要素を取り入れたもの、みたいにいってました。後者はわかるのですが、前者はよくわかりません。 が、佐藤友哉好きの僕が『きみぼく』は好きで、『鏡姉妹』はあまり好きじゃないというのは何か関係あるのか、偶然なのか…。 さて、そんな僕

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