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ブックマーク / science.srad.jp (69)

  • 東大ら、ミュー粒子で地下でも使えるGPS的技術 | スラド サイエンス

    東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構など7つの団体は、「ミュー粒子」を使用した新しい地下ナビゲーション技術「muPS」の開発に成功したと発表した。ミュー粒子は、透過性が高く、人工物構造物の中をほぼ真空中の光速で通過できる素粒子。muPSでは、地下空間では電波が届かず利用できないGPSの代わりにユーザーの正確な位置を特定することができるという(東京大学生産技術研究所、リセマム、ASCII.jp)。 今回の実験では、受信デバイスのクロック精度を向上させることで地上局との時刻同期を無線で実現する無線muPS技術(MuWNS: muometric wireless navigation system)を開発。以前からの課題だった地上局と受信デバイスの時刻同期をワイヤレスでできなかった問題に対処した。目標としていた誤差1メートル以内という精度には達しなかったものの、都市部独でのGPS測位に比べて高

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    summer4an 2023/06/23
    “S測位に比べて高い精度を実現することができたとしている。この技術は地下空間だけでなく、屋内や海中での位置特定に”
  • 中国で深さ192mという超巨大な陥没穴が発見される | スラド サイエンス

    中国の洞窟探索チームは7日、同国南部の広西チワン族自治区楽野県で、底部に森がある陥没穴を発見したそうだ。長さ306m、幅150m、深さ192m、体積500万立方メートル以上もあり大型陥没穴と分類されるようだ(新華社、Live Science、トカナ)。 こうした巨大陥没穴は、中国語では「天坑」とも呼ばれるという。このあたりはカルスト地形となっており、楽野県には同様の陥没穴は30個ほどあるとのこと。今回発見された巨大陥没穴には壁面部分には三つの洞窟の入り口が存在しており、底部からは高さ40メートルほどの古代の木々が、森の中を抜ける日差しに向けて伸びているとのこと。これらは何世紀にも渡る時間を掛けて小さな森を形成したと見られている。今回の陥没穴は非常に大きいため、中には古代の未解明の生態系が丸ごと残っている可能性もあるようだ。 あるAnonymous Coward 曰く、

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    summer4an 2022/05/30
  • コカ・コーラ、キャップをなくさずリサイクルできる PET ボトルを英国で導入へ | スラド サイエンス

    Coca-Cola Great Britain (CCGB) は 17 日、開栓後もキャップが離れず、なくすことなくすべてリサイクルできるという新型 PET ボトルの導入を発表した (ニュースリリース、 持続可能性に関する情報、 FOODBEAST の記事)。 コカ・コーラのボトルはキャップも含めて 100 % リサイクル可能だが、キャップはしばしば捨てられて環境汚染の原因になっている。新型ボトルはキャップがボトルから離れることなく開き、飲みやすさを損なうことなくゴミになる可能性を減少させることができるという。 新ボトルは 5 月にスコットランドで導入され、その後英国各地に展開する。2024 年の初めまでにコカ・コーラのほかファンタやスプライト、ドクターペッパーなど、CCGB 全ブランドが英国全土で新ボトル移行を完了する計画とのことだ。

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    summer4an 2022/05/30
  • 人工衛星からマイクロ波を照射、AIで解析して地域の水道管の漏水を調査する技術 | スラド サイエンス

    愛知県豊田市では、イスラエルのITベンチャー・Utilisの技術を用いて、衛星画像データをAIで解析するシステムを利用した水道管の漏水調査が行われたそうだ。水道水とそうでない水はマイクロ波の反射の仕方が異なるという特性を利用しているとされる。2020年9月から21年4月にかけて市内の556区域を調査した結果、154区域の259カ所で漏水を見つけたとしている。従来は約5年必要だった作業を約7か月にまで短縮できたという(ジャパン・トゥエンティワ、ITmedia)。 人工衛星からマイクロ波を照射して対象となる地域の画像データを取得。続いて反射で得られたマイクロ波の特性と取得した画像をUtilisが独自開発したAIで分析、それにより半径100mの範囲の漏水カ所を特定。そのデータを元にして水道管の敷設データを元にして実地調査を人の手で行ったとしている。

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    summer4an 2021/06/20
  • 「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」を論理的に考察する論文 | スラド サイエンス

    人工知能の研究者である東京大学・松尾豊教授による「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」が面白いとTwitterなどで話題になっている。 この論文は2006年に人工知能学会論文誌に掲載されたもので、タイトルの通り「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」について考察し、精神的ゆとりを表す単位「ネルー」を提案している。これによると、「n日寝てしまっても締め切り等に影響がない状態」を「nネルー」とするという。また、「創造的仕事」や「やっつけ仕事」についても数式を使って定義しており、これらを使って締め切り位に追われる理由を定式化している。

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    summer4an 2020/06/16
  • 米宇宙軍にサテライトジャマーが配備される | スラド サイエンス

    Anonymous Coward曰く、 2019年12月に発足した米宇宙軍に、同軍初となる攻撃兵器・サテライトジャマーが配備された(Interesting Engineering、GIGAZINE、Slashdot)。 このサテライトジャマー(正式名称はCounter Communications Systems、CCS)は、対象とする人工衛星の通信を妨害するシステムで、ターゲットを数分で無力化できるという。2004年から米軍への導入が進められており、開発・改良が続けられているという。 CCSは航空機や地上輸送車両に設置して移動できるという特徴がある。さらに今回導入されたバージョンである「Block 10.2」ではこれまでにないほど多くの周波数を対象に妨害を行えるそうだ。すでに宇宙軍には16基が引き渡し済みで、さらなる増備計画もある。 なお、今月15日はロシア軍が衛星攻撃兵器の実験を行った

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    summer4an 2020/05/06
  • SpaceX、衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響を低減するため日よけ付き衛星を開発 | スラド サイエンス

    SpaceXは同社の衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響を低減するため、日よけ付きの人工衛星「VisorSat」を開発したそうだ(SpaceXのニュース記事、 SlashGearの記事、 SpaceNewsの記事、 GeekWireの記事)。 SpaceXの衛星コンステレーションは地球低軌道からブロードバンドサービス「Starlink」を提供するためのもので、既に400基以上のStarlink衛星が打ち上げられている。しかし、Starlink衛星は日の出前と日没後に太陽の光を受けて明るく輝くことから、天体観測への影響が指摘されている。 SpaceXでは反射を低減するため、地球に向けられるアンテナ部分を黒く塗装した「DarkSat」衛星を開発して1月に打ち上げている。DarkSatは運用軌道上で従来機よりも55%暗くなり、肉眼では見えない程度になったという。しかし、黒い表面には衛星の

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    summer4an 2020/05/06
  • NHK曰く「キッチン用除菌商品の消毒効果は証明されていない」、これに対しフマキラーが反論 | スラド サイエンス

    NHKが「キッチン用エタノールはアルコール度数が50%程度であり、コロナウイルスに対する消毒効果は科学的に証明されていない」などと報じたことに対し、フマキラーが反論している(フマキラーによる『「キッチン用エタノール」報道に対する当社見解』)。 フマキラーは新型コロナウイルスと同じ構造を持つネコ腸コロナウイルスを使った試験を実施し、実際に効果があることを確認しているという。しかし、今回の報道を受けて同社には多数の問い合わせやクレームが寄せられているとのこと。 この試験は一般財団法人北里環境科学センターによって行われたもの。同社の「フマキラー キッチン用アルコール除菌スプレー(アルコール濃度49v/v%)」および「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット(アルコール濃度63v/v%)」、「ウイルシャット ノンアルコール除菌プレミアム」で「減少率99.9%以上」という結果となり、ネコ腸コロナウイ

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    summer4an 2020/03/11
  • 埼玉で謎の黒い雨が降る | スラド サイエンス

    Anonymous Coward曰く、 埼玉県で3月3日、「黒い雨が降っている」といった通報が相次いで寄せられているという(BIGLOBEニュース、FNN PRIME、Togetterまとめ)。 放射能測定の値に問題はなく、大気中の汚染物質の測定でも異常がないとのことで、現時点では原因は不明(埼玉県蓮田市の発表)。3月2日には埼玉県に隣接する千葉県野田市で工場火災が発生しており、その影響ではないかとの声もあるようだ。

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    summer4an 2020/03/05
  • ブラジルで発見された新ウイルス「Yaravirus」はその遺伝子の大半が未知 | スラド サイエンス

    「その遺伝子の大半が未知」という不可思議なウイルスが発見され、研究者が頭を悩ませているという(Independent、LiveScience、Complex)。 このウイルスは南米に伝わる神話に登場する「水の母」を示す「Iara」を取って「Yaravirus」と名付けられており、ブラジルの「Lake Pampulha」という人工湖で収集されたアメーバから採取された。このウイルスのサイズは直径80ナノメートルほどで、アメーバに感染する一般的なウイルスのサイズ(200ナノメートル)よりも明らかに小さいだけでなく、その遺伝子を分析したところ、その90%が未知のものだったという。 遺伝子分析の結果では、このウイルスは74の遺伝子を持っていたが、そのうち既知のものは6つのみ。さらにウイルスを覆うタンパク質の殻(カプシド)についても既存のタンパク質とは大きくことなっているそうで、このウイルスの起源や、

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    summer4an 2020/02/16
  • 歯周病によるアルツハイマー型認知症への関与に新展開 | スラド サイエンス

    Anonymous Coward曰く、 九州大学大学院歯学研究院は中国吉林大学の研究グループとの共同研究でx、ヒトの歯周病の歯茎および歯周病原因菌であるジンジバリス菌(Pg菌)をマウスの全身に慢性投与したところ、肝臓に脳内老人斑成分であるアミロイドβ(Aβ)が産生されていることを初めて発見したとのこと( 日の研究.com)。 タレコミ子は門外漢なので理解していませんが、Pg菌感染→炎症性マクロファージ→カテプシンBに依存したAβ リソース→アルツハイマー型認知症の脳内病態に寄与、ということが示唆されたそうです。 認知症予防に具体的な方向が見えてきたようで、今後の進歩に期待したいです。門外漢にも分かりやすく、すぐに役立つのは研究者のひとことコメントで、「アルツハイマー型認知症の予防に口腔ケアはとても重要です」とのこと。

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    summer4an 2019/11/17
  • 自然史博物館収蔵の鳥類・哺乳類標本、自然界の性比よりもオスが多いとの調査結果 | スラド サイエンス

    英国・ロンドン自然史博物館の研究チームが英国および米国、フランスの自然史博物館に収蔵されている鳥類と哺乳類の標を調査したところ、自然界における性比よりも大きな偏りがみられたとして収蔵品選定時に留意するよう呼び掛けている(論文、 Daily Mail Onlineの記事、 Manchester Evening Newsの記事、 The Guardianの記事)。 調査には地球規模生物多様性情報機構(GBIF)の記録を用い、ロンドン自然史博物館のほか、米国のアメリカ自然史博物館、フィールド自然史博物館、国立自然史博物館(スミソニアン)および、フランス国立博物館が1751年から2018年に入手した標のデータを目別・種別に集計した。集計からは若い個体の標や亜種名などを除き、標が100点以上ある種(歴史的変動の調査では50点以上)のみを対象にしている。また、性別未判定の標については分析の対

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    summer4an 2019/10/27
  • 放射冷却を活用した冷却システム | スラド サイエンス

    米国環境保護庁によると、地球温暖化の原因の約12%は冷蔵・冷凍やエアコンに起因しているという。そこで、カリフォルニアに拠を置くSkyCool Systems社が、放射冷却を使ったより効率的な冷却システムを開発しているという(Quartz、Nature Sustainability、Slashdot)。 地球上の熱は、太陽からの光が届かない夜間に大気中に伝わり、最終的には地球外の宇宙に放出される。同社の技術はこの仕組みを活用するもので、屋外に設置したパネルを使って夜間に冷却材を冷やしておき、昼間には冷やしておいた冷却材を屋内に送り込んで屋内を冷やす、というもの。パネルには太陽光を効果的に反射する素材を使用するのが特徴で、この素材で覆った部分の温度は、昼間でも周囲の空気よりも5〜10℃低くなるという。これを利用し、夜間に冷やしておいた冷却材を温度を上げずに昼間まで保持できるという。 同社はい

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    summer4an 2019/10/26
  • 「液体の永久磁石」が開発される | スラド サイエンス

    もともと,磁性流体は微細な強磁性ナノ粒子を分散させた溶液です. 個々のナノ粒子は磁石なのですが,小さいため自由に回転してしまい,外から見ると磁化が保持されません. 外部から磁場を印可するとナノ粒子の向きが揃えられ磁化が生じますが,磁場が消えると熱によるランダムな回転で磁化が(全体としては)消えます. 磁場が無い状態でも磁化を維持させるにはどうしたらよいかというと,ナノ粒子の回転を抑制する必要があります. 一つは低温にして熱運動を減らす(極論すれば,凍らす)というものですが,これですとそもそもの液体としての特性が無くなるためうまくありません. そこで今回用いられたのが,「ナノ粒子同士の摩擦を増やして回りにくくする」という方法です. まずは水滴中に,表面を小さなアニオン性界面活性剤でコーティングした磁性ナノ粒子を分散させます. (イオン性界面活性剤同士の反発により磁石同士がくっつきにくくなり,

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    summer4an 2019/10/26
  • 細菌と放射線で「ヒトスジシマ蚊を根絶」する実験、生態系へのリスクはないのか | スラド サイエンス

    Anonymous Coward曰く、 先日、放射線で蚊を不妊化し、細菌で卵の孵化を押さえる手法で蚊を根絶するという話題があった。この手法では野生のメスの個体数が94%減少し、人間がこの種の蚊に刺される危険性は97%も減少したことが報告されているが、生態系への影響を懸念する声もある。これについてWIRED日版が専門家に問い合わせたところ、「この技術が生態系に大きな影響を与える可能性はかなり低い」との回答が得られたという(WIRED)。 インペリアル・カレッジ・ロンドン自然科学部環境政策センターのキャサリン=ティリー・コリンズ博士によると、この取り組みはすべての蚊の根絶ではなく、病原体媒介種のひとつである「ヒトスジシマカ」を減少させることが目的であること。そして、今回発表された技術は交尾を通じて作用するものなので、殺虫剤の散布のように、数多くの有益な昆虫やほかの種には直接影響しないという。

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    summer4an 2019/10/26
  • Galileo GNSSで障害 | スラド サイエンス

    90曰く、 7月11日1時(UTC)より、EUが2016年より運用を開始した全球測位衛星システムGalileoが停止しており、捜索救難システムのみが利用可能な状態になっている。イタリアにあるPrecise Timing Facility(PTF)において発生した障害が原因と見られている(Europian GNSS Service Senter、BBC、Inside GNSS、Engadget、GPS World)。 全球測位衛星システムは、精密な位置と時刻を提供する地上局と、地上局と精密に同期させた原子時計の時刻を放送しながら飛行する人工衛星からなる。利用者がシステムを構成する4つ以上の衛星から電波を受信すると、受信時刻にはそれぞれ100ms前後のずれが生じる。放送時刻がまったく同一であるにもかかわらず利用者が観測したずれを生じるような座標を求めることで、受信地点が割り出せる。このため、放

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    summer4an 2019/10/26
  • アポロ11号は月の細菌を地球にばらまいていた可能性がある | スラド サイエンス

    taraiok曰く、 1969年7月20日、アポロ11号は月面着陸を果たした。その3人の宇宙飛行士たちが月面を歩いてから今年は50年目に当たる。当時、NASAは月面からウイルスなどを地球に持ち込まないように細心の注意を払った。乗組員3人は、科学者が地球が汚染されないと確信できるまで検疫施設に隔離されていた。しかしその試みは失敗していた可能性が高いという(Independent、Space.comSlashdot)。 3人の宇宙飛行士の一人であるBuzz Aldrin氏は、次のように語っている。 仮に月に細菌があるとしましょう。私たちが(月面から)帰ってきたことで、着陸船は月の細菌でいっぱいになります。そして、私たちを乗せたコマンドモジュール(司令船「コロンビア」)は太平洋に着陸します。そしてコマンドモジュールのハッチは開かれました。この時点で、細菌は地球に放たれていたのです。

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    summer4an 2019/10/26
  • 古い論文を人工知能に分析させることで人間が見逃していた結果を発見 | スラド サイエンス

    Anonymous Coward曰く、 何百万もの古い科学論文を機械学習アルゴリズムを使用して分析したところ、人間が見逃していた新しい科学的発見ができたという(VICE、Slashdot)。 ローレンス・バークレー国立研究所の研究者らは、人間が見逃した論文同士のつながりを見つけるため、Word2Vecと呼ばれるアルゴリズムを利用した。その結果、熱をエネルギーに変換できる可能性のある熱電材料を予測する結果が出力されたという Word2vec機械学習を使って単語間の関係を分析するアルゴリズム。研究者たちはシステムをトレーニングするためのデータとして、材料科学に関連した330万件の抄録から約50万語の語彙を選択してWord2vecに入力した。 入力したデータには熱電に関する定義は無かったが、このアルゴリズムによって単語同士の関連付けから、将来の熱電材料の候補を見つけ出すことができたという。この

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    summer4an 2019/10/26
  • 水瀬名雪ちゃん(Kanon)大喜び、人間が猫アレルギーにならない「猫用ワクチン」が開発される | スラド サイエンス

    が近づくと目のかゆみやくしゃみといった症状が発生する「アレルギー」に効果のある薬が開発されているそうだ(ギズモード・ジャパン、DailyMail、FOX21NEWS、Journal of Allergy and Clinical Immunology誌掲載論文、ユルクヤル)。 このワクチンはに対して投与することで、の持つアレルゲンレベルを低下させることができ、これによってそのに近づいた人間のアレルギー症状を軽減できる、というものだそうだ。一方でこのワクチンはに投与するものであり、また少なくともの健康状態を改善させるものではないものであるため、実用化の際に医薬品医療機器等法的にどのような位置づけになるかが議論になる可能性があるという(酪農学園大学動物薬教育研究センターのトピックス記事)。

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    summer4an 2019/08/31
  • 欧州での麻疹排除の取り組みが後退、英国など4か国が麻疹排除地域の認定を失う | スラド サイエンス

    世界保健機関(WHO)は8月29日、アルバニア・チェコ・ギリシャ・英国の4か国が麻疹排除地域の認定を失ったと発表した(プレスリリース)。 欧州では何年にもわたる麻疹排除の取り組みが成功し、多くの国で麻疹は減少していた。しかし、欧州のWHO加盟53か国が提出した2018年の情勢評価により、欧州地域麻疹風疹排除認定委員会(RVC)は4か国が麻疹排除地域として認定できない状態になったと判断した。欧州でいったん麻疹排除地域として認定された国が認定を失うのはRVCが認定を開始した2012年以来初めて。欧州地域で麻疹排除を達成または維持した国は2018年末時点で35か国だが、2018年から麻疹の症例報告が急増している。2019年上半期には麻疹の症例がおよそ9万件報告されており、2018年の年間報告件数(84,462件)を上回っているとのこと。麻疹排除地域に認定されても域外からの感染者が流入するため麻疹

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    summer4an 2019/08/31