急激な感染拡大を起こしているオミクロン株に応じた対策について、新型コロナウイルス対策にあたる専門家らは、さらに感染が急拡大した場合には医療の機能不全を防ぐため、若い世代で重症化リスクの低い人は必ずしも医療機関を受診せず自宅での療養を可能とすることもありうるなどとする提言をまとめ公表しました。 感染拡大のペースが速い一方、特に若い世代で重症化する割合が低い、オミクロン株に応じた効果的な対策を取るべきで、広範な「人流抑制」よりも、感染リスクが高い場面に絞った「人数制限」が適しているとしています。 提言は、政府の分科会や厚生労働省の専門家会合のメンバーなどがまとめ、21日公表しました。 この中では、感染拡大のスピードが極めて速いオミクロン株について、感染拡大から遅れて重症者や亡くなる人が増加している一方、基礎疾患がない50歳未満の人の多くは症状が軽く、自宅療養で回復していると指摘しています。 こ