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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (27)

  • コペル君と豊田正子 - 1930年代の教養主義と格差 - ohnosakiko’s blog

    『君たちはどう生きるか』のエリーティズム 最近、4年前に書かれた『グロテスクな教養』(高田理惠子、ちくま新書)の書評のブログ記事をたまたま見かけた。私がこのを読んだのもやはり4年ほど前だったが、第一章の「教養、あるいは「男の子、いかに生くべきか」」の中で、戦前の教養主義の一典型として、吉野源三郎著の『君たちはどう生きるか』が何度か言及されていたことを、この書評を読むまですっかり忘れていた。 君たちはどう生きるか (岩波文庫) 作者:吉野 源三郎岩波書店Amazon1937年(昭和12年)に刊行された、小説仕立ての少年向け教養書、啓発書である。主人公のコペル君(ニックネーム)が、日常の出来事や中学校生活のさまざまな体験を通して、世界と自己との関わりについて目を開き、成長していく様が描かれている。 著者の吉野源三郎は戦後、総合雑誌『世界』の初代編集長になり、反戦平和主義者としての活動もした所

    コペル君と豊田正子 - 1930年代の教養主義と格差 - ohnosakiko’s blog
    umeten
    umeten 2012/01/10
    >教養主義が衰退し、戦後の中流幻想も完全に潰えたところで、現在、身も蓋もない格差だけが前面化している。
  • 男と女の同性愛 - ohnosakiko’s blog

    今からもうかれこれ15年くらい前のことだが、『男と女の同性愛』という展覧会に参加したことがあった。企画者はアーティストの白井美穂さん*1 。東京、名古屋、京都方面のアーティスト7人ほどが参加し、東京の佐賀町bisと京都のギャラリーTAFで、連続個展形式で行われた。 「男と女の同性愛」というタイトルは、白井さんがあるシンポジウムの後の打ち上げの席で、別のアーティストの口からポロリと漏れた言葉を拾って決定したものらしい。サブタイトルは「FLICKER OF OTHERS」(他者の点滅)。 打ち合わせの時、参加者達はタイトルに対して「面白い」「なんか引っかかりがあっていい」「男女で同性愛っぽく感じることはある」などと言っていたが、それについて突っ込んだ議論になったというわけではなかった。そもそも性をテーマにした展覧会ではない。私も特別何か感想を述べた記憶がない。 だが、このタイトルはいつまでも気

    男と女の同性愛 - ohnosakiko’s blog
    umeten
    umeten 2011/02/12
    精神分析解釈/じゃあ、アセクシャル系草食男子と女性の関係はどうなるの、っと。
  • 誰が書いたのかわからない - ohnosakiko’s blog

    3週間ほど前の話。 「ジェンダー入門」の授業後講義室に残り、一人一人から回収した出席票をチマチマとチェックしては、出席簿の方に○をつけるという地味な作業をしていた。*1 あー私の名前は左紀子だよ、佐紀子じゃないんだよ、まあ書かなくていいよ講師の名前まではね‥‥とか思いつつ、ある男子学生の出席票を見た時、私の目は点になった。 「おっぱい!」と書いてあるではないか。担当教員氏名の欄に。 ‥‥‥‥てめえ‥‥‥ざけんなよ‥‥‥‥ 笑いたくなった人もいるでしょうが、2秒ほど血が逆流し脳が沸騰しました。 思わず顎を引いて自分の胸を見下ろす。別に胸のラインが目立つような服ではない。そもそも授業するのにそんな服など着てこない。というか、どういう服を着ていようが胸のことを他人に言われる筋合いはない。 ネット上の文章などで、女性の胸にフェティッシュに執着する男性が、「おっぱい!おっぱい!」と書いているのを見て

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  • マイブコメ&フェミニスト村上隆子の出世 - ohnosakiko’s blog

    この数日、村上隆関連のニュースやTogetterが次々お気に入りに上がってくるのをどんどんブクマしてコメントつけていたら、自分でもウザったいほどの数になったので並べてみた。最後に短いまとめを付記。 ● 貴族社会の象徴たる場所と顧客はセレブの現代アート。案外通じていると思うがそういう話ではないのか。 ベルサイユ宮殿での村上隆作品展に反対運動=フランス(時事通信) - Yahoo!ニュース ● 極東の根無し草の不良が由緒正しいおフランスの箱入り娘を強姦しようとして拒否されてる図ですか 痛いニュース(ノ∀`) : 「歴史遺産への冒涜だ!」 ベルサイユ宮殿での村上隆氏の作品展に反対運動起こる…仏 - ライブドアブログ ● 世界はスーパーフラットじゃないよねということがわかるtogetter/ハイコンテクストのオタク文化を別のハイコンテクストの現代アートで翻訳ってアクロバティックすぎやしないか。両方

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  • 大阪府の障害者支援のアート事業がよくわからない件 - ohnosakiko’s blog

    ラピュタ模倣で最優秀賞取り消し…大阪府主催の公募展:社会:スポーツ報知 短いので全文掲載。 障害がある人が創作した現代アートを展示する大阪府主催の公募展で最優秀賞を受けた絵画が、宮崎駿監督の映画「天空の城ラピュタ」のキャラクターの模倣であることが10日、分かった。府は受賞者からの辞退の申し出を受け、同日審査結果を取り消した。 賞を取り消されたのは、大阪東大阪市の女性(26)が制作した「降りそそぐ光」。数ミリ四方に裁断した布をモザイク状に張った作品で、高い評価を得ていた。 大阪府障がい福祉室自立支援課によると、1月下旬の審査後、府職員から「『ラピュタ』のロボット兵に似ている」と指摘があり、同課は「ラピュタ」を制作したスタジオジブリに照会。今月3日、電話で「著作物の複製にあたる」との回答があった。 連絡を受けた女性は「ジブリが大好きなので、モチーフにした」と模倣を認め、受賞を辞退。悪意はなく

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    umeten
    umeten 2010/02/15
    >もともと「障害がある人が創作した現代アート」というものを評価すること自体の特殊性があって、その隙間で今回のようなことが起こったのではないかということだ。
  • 小津と成瀬の「やれやれ」と結婚詐欺女 - ohnosakiko’s blog

    去年のことだが内田樹がブログに、小津安二郎の戦後の映画はほとんど「娘を結婚させる話」だと書いていた(こちらの記事で言及)。1950年前後から後のホームドラマは確かに、周囲の大人がよってたかって年頃の娘を何とか結婚させようとする話が多い。 一向に結婚する気のなさそうな娘にヤキモキする親、親に相談されて一肌脱ごうとする会社のおじさん、相談されたかされないかのうちに縁談話をもってくる親戚のおばさん、大人たちに反発する娘、娘に加勢する女友達……といった家族とその周辺の人間模様が、さまざまなバリエーションで描かれる。 戦後の一億総中流化幻想の中で増加したのは、会社勤めのサラリーマンと、恋愛結婚である。そこから、家柄のそう悪くない手堅い月給取りのところに嫁いで専業主婦の奥様になる人生設計と、「運命の相手」と出会い熱烈な恋愛の末に結ばれたいというロマンチック・ラブ志向が生まれる。 親としてはロマンチック

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  • 人生のピークって何だろう - ohnosakiko’s blog

    「大野さんのピークはいつだった?」 少し前のことだが、中年(40代後半)の人達と雑談の最中、いきなり聞かれて言葉に詰まった。私のピーク? いつだったんだろう。そんなものあったんかいな。考えたことがなかったです。 あなたのピークはいつでしたか? 過去のことについて訊ねているのだから、これはとうにピークを過ぎた人への質問である。10代や20代の人には聞けない。30代の人にもちょっと聞けない。 これまで生きてきた年数と、平均寿命に照らし合わせてこれからたぶん生きるであろう年数を天秤にかけて、「これから」が長い場合は、「人生のピークはこれからだろう」というふうに考えるのが普通だからである。 もっとも、社会においても人生においても「右肩上がり神話」というものが崩壊した今、「25だけど、もう人生終わったと思ってる」「30だけど、これから上り調子になるとは思えない」という人はそれなりにいそうだ。 ただそ

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  • 「スピリチュアル!」だったからどうだというの?あるいはよしもとばなな最強伝説(y_arimさんへのお返事に代えて) - ohnosakiko’s blog

    id:y_arimさんの一連の記事「【ばなな居酒屋問題?】『人生の旅をゆく』を読んでみた【勝手なことぬかすな!】」(前編、中編、後編)にブコメをつけたら御人からidコールでお返事を頂いたのだが、メタブコメで言いきれなかったのでエントリを立てることにした。 ブコメのやりとりをしているのは、前編の記事について。記事の中程には「いったいいつの出来事なのかというのがまったく気にされず、かつ、まさに今このときの問題であるかのように扱われていること、そういう風に扱ってしまえる、おそらく来の読者でもねェ連中の無造作な手つき、そういったものがおれにはとても気色悪く感じられるということが言いたい。」とある。 y_arimさん人のブコメ みんなこれ、無意識のうちにごく最近のことと思っていたんじゃね? 何年も前の話だぞ? というはなし。 私のブコメ 3、4年前のことだったとわかって、印象がガラリと変わるタ

    「スピリチュアル!」だったからどうだというの?あるいはよしもとばなな最強伝説(y_arimさんへのお返事に代えて) - ohnosakiko’s blog
    umeten
    umeten 2009/08/22
    「作家」の資質が病的なものであり、だからこそ擁護されるべきと言うのなら、それに共感する読者もまた病的ということか。容赦しても何もならないし、むしろ暴露して困惑すべきと考える。
  • 『欲望のコード マンガにみるセクシュアリティの男女差』を読む - ohnosakiko’s blog

    欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差 (ビジュアル文化シリーズ) 作者: 堀あきこ出版社/メーカー: 臨川書店発売日: 2009/06/01メディア: 単行購入: 5人 クリック: 194回この商品を含むブログ (13件) を見る こちらのコメントの最後でもちょっと触れたが、レディコミ、TL(ティーンズ・ラブ)、ヤオイ(男性の同性愛恋愛を扱ったコミックの総称として、二次創作作品「やおい」と区別して表記)についての分析を通じて、女性のセクシュアリティ、性欲のあり方を論じている。つい最近出たばかりの。先ほど読了。 以下、出版社のHPの紹介より。 日において、女性のための性を描いた恋愛コミックは、一市場を築く商品ジャンルとして確立している。稿はこれら〈性的表現を含む女性向けコミック〉の比較分析を通し、メディアの受け手である現代女性がどのような作品を望んでいるのか、また、どの

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    umeten
    umeten 2009/06/30
    セクシャリティにも通じるけど、今ちょっと「少年マンガの通俗道徳性」について関心がある。別に研究しやしないけどさ。結構ひどいと思うんだアレ。しかもナチュラルにひどい。
  • 「子育ては義務」を巡っての揉め事を見て - ohnosakiko’s blog

    バカがものを考えると大変なことになる件 - 消毒しましょ! b_say_soの代弁をしてくれた人がいたので何を言いたいのか分かったのだが、まああああこりゃあダメだwww バカは子供なんぞ作らんでよろしいw てゆーか作るなアホwwww - 消毒しましょ! 横にいる女にこのエントリを見せたら終始厳しい顔をして読んでいたのだが、時折むっとしたり哀しげな顔をしたり、はたまた軽蔑したかのような表情を浮かべたわけだw それをニヤニヤしながら観察していたら、キッとこっちを睨んだので、慌てて逃げ出したわけだw - 消毒しましょ! 「育児が義務化されたら大変なことになる」と高らかに宣言しておきながら出産が義務化された場合のことをだらだらシミュレートしているバカがいたのでその誤謬をdisった途端に産みたくても産めないだの育てたくても育てられないだの自分は不幸だのなんだのとキチガイ女二人に絡まれてさあ大変シリー

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  • 「私はノンポリで異性愛者でディズニーランドとイチローが好きです」「で?」 - ohnosakiko’s blog

    好きなものについて語ること - 倒錯委員長の活動日誌 セクシュアルマイノリティの人が自分の性的指向について語ることは、少し前まで避けられてきた。性に関することは秘匿しておくべきものという社会通念と、言うまでもなくセクマイ差別があったからである。 同様に、自分が消費している性的ファンタジー(人の性的指向とは必ずしも一致しない)についても、あからさまに語ることは避けられてきた。美少女アニメやエロゲーを好むとかBLの愛好者であるといった言明は、相手が同好の士でもない限りわざわざすることはないだろう。 だがネットの言説空間においては、自身の性的指向や性的ファンタジーの消費傾向について、カミングアウトする人が増えてきたようだ。 一つには、同じ立場や趣味の人々と交流するという実際的な目的のため。もう一つは、セクマイ差別の撤廃という社会的コンセンサスができあがってきつつあることと、さまざまな性的ファン

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  • あちこちでセクハラの解釈がぐしゃぐしゃになっていて - ohnosakiko’s blog

    かなり混乱しているような気がするので、個人→個人へのセクハラの必要十分条件、その他最低限言えそうなことをメモしておきます。 ■ 相手が「セクハラだ」と言ったらすべてセクハラになるのか。 なりません。セクハラとなるには、以下の2点を共に満たしていることが必要。*1 1. 性に関与していると一般に解釈可能な言葉、行動、表現が見られる。 2. 1を相手が性的に不快なもの、不安にさせるものと感じている。 1は訴えがあった時、事実関係を確認し、第三者によって判断される事柄です。言葉に限って言えば、容姿年齢服装(性的魅力と関わるもの)だけでなく、セクシャリティの傾向、恋愛経験、結婚離婚経験、子どもの有無について言及することも、セクハラとなる場合があります。しかし「性」とはかけ離れた言葉、行動、表現であれば、ハラスメント効果があっても「セクハラだ」という訴えは無効です。 2は当事者同士の関係、環境、文

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  • レポートコピペ問題の問題 - ohnosakiko’s blog

    小中学生の読書感想文に、ネットのサイト「〜児童、そして生徒のための〜自由に使える読書感想文」からのコピペが増えており、中には市の読書感想文コンクールで上位に入ってしまったものまであって、先生たちが頭を抱えている‥‥というニュースを昨日やっていた。 このサイトは2004年からあるもので、学校提出に限り著作権フリー(パクリ、コピペOK)としており、パクリがバレた時の反省文の書き方にまでリンクが張られているという親切設計。去年の夏休みにはアクセスが65万件とかで話題になっていたので、ニュースで取り上げられるのも初めてではないだろう。 読書感想文を書くのが苦手な子は少なくないらしい。国語の時間に、書いたものを何度か添削してもらうという経緯があればまだしも、いきなり夏休みの宿題で出たら困る子は多いかもしれない。「自由に使える読書感想文」はそういう小中学生の悩みに応えるもの。これは使っちゃうわなぁと思

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    umeten
    umeten 2009/02/07
    コピペする人間の方が「機転の利く人間的魅力にあふれた好青年」扱いされるんですから、何も問題ありません。ええ、この国は日本ですから。
  • 「"村上春樹"的なるもの」について - ohnosakiko’s blog

    村上春樹氏 エルサレム賞受賞-村上春樹という問題 - 無造作な雲 村上春樹エルサレム賞受賞に関する一連の議論の中では、この記事がもっとも深く問題の在処を捉えたものだと私は感じたが、コメント欄ではさらに掘り下げられていた。重要なことが書かれていると思うので、書き込み者の発言の一部をコピペさせて頂きます(各コメントにつき全文は引用していないこと、読み易さのために一部の行間を詰めたことをお断りします)。 id:quagmaさんのコメント ところで、ここでコメントいたしますのは、エントリの趣旨には同意しながらも、書かれているところの一部にやや違和感を感じたからです。 >「“村上春樹”的なるもの」の根強さの根底には、宮顕治・徳田球一らの「獄中18年」に始まる“輝かしき”戦後日の左翼運動が、2・1ゼネスト、六全協、全学連、全共闘と、曲折と挫折と変節を繰り返しつつ、自陣営の拡大のみを至上とする政治

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    umeten
    umeten 2009/01/31
    「やれやれだぜ」ってセリフは好きなんですが、JOJOラーは無関係ですかそうですか。
  • 「不自由な存在」と、働くことのモチベーション - ohnosakiko’s blog

    『橋の下のこどもたち』というがある。対象年齢は小学校中学年くらい。アメリカで発表されたのが1958年、日での初版は1966年。 橋の下のこどもたち 作者:ナタリー・サベッジ カールソンフェリシモ出版Amazon小学4年のクリスマスに、親からこのを贈られた。「家のない子ども達とおじいさんの心温まる物語」といった帯の紹介に、なんか夢のなさそうなビンボ臭そうなお話で、気が進まないなあと思ったことを覚えている。当時私が夢中になっていたのは『ナルニア国物語』や「ドリトル先生」シリーズなど、ちょっと現実離れしたわくわくする冒険物語だった。 でも読み始めたらなかなか面白くて、一気に読んでしまった。そして、こないだ数十年ぶりに読み返した。 以下、物語の雰囲気をよく伝えているamazonのレビューから。 アルマン老人は宿無しだ。手押し車一つに家財道具をつめこんで、パリの街を放浪する。仕事も家庭もなく、

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    umeten
    umeten 2009/01/21
    なら、「受け入れ」られなければ/たくなければ、自分の意志で自殺したってかまわないわけだ。
  • 『特集ワイド:言いたい!「おひとりさま」か「婚活」か』に見る上野さんと白河さんのすれ違い - ohnosakiko’s blog

    特集ワイド:言いたい!「おひとりさま」か「婚活」か(毎日jp/このページは1。2に続く) 「おひとりさま」を勧めるのは上野千鶴子氏、「婚活」を説くのは白河桃子氏。 まず白河氏は「結婚したいのに、結婚できない男女が多いことが問題」として、「結婚したいができない男女」に考え方やノウハウをアドバイスしている。ポイントをまとめると、 ・結婚したいんだったら出会いを探して積極的に「婚活」することが必要。昔のように「自然に結婚できる」という考えを捨てよ。 ・結婚の利点は子どもを持てること。日では結婚しないと出産しにくい。 ・女性は「男性に養ってもらいたい」という考えでは難しい。共稼ぎはリスクを回避しやすい。 ・結婚を遅らせていると、資産形成も遅れる。 ・男女とも対人関係のストレスに弱い。男性はもっとコミュ能力を。女性は受け身をやめて積極的に。 上野氏は「無理して結婚することはない。いずれは一人になる

    『特集ワイド:言いたい!「おひとりさま」か「婚活」か』に見る上野さんと白河さんのすれ違い - ohnosakiko’s blog
    umeten
    umeten 2008/12/16
    上野は「私はフェミニストでバリバリやってきたんだから、あなたたちも私と同じようにやりなさい」というクチ。全体主義経営者と同じメンタリティ。
  • なぜ親の承諾が必要なのか?・・・二人だけでは結婚できない現状 - ohnosakiko’s blog

    先週は、結婚の約束をしているらしいカップルの男性が相手の親との初会学歴、収入について蔑まれ凹んだという増田の記事に同情が集まって、それに対し、結婚前提で相手の親に会うなら相手方のルールに則ってふるまうべきという激怒(激励?)記事が出てブクマを集め、それに対する賛否両論もいろいろ出て、結婚関連が大変に賑やかだった。 憲法24条に「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し」とあるように、成人であれば別に親の承諾を得なくとも、役所に結婚届を出すだけで結婚はできる。 だから結婚しようと決めたら、二人揃って「私たち結婚することにしましたんで、よろしくお願いします」という挨拶をすれば、双方の親への礼儀としてはそれで済むはずだ。そう言われれば親のほうも、「そうか。じゃ、まあ頑張りなさい」と言わざるを得ない。いい大人が自分の意思で決めたことを、いくら親だからって理由で反対したり文句つけたってしょうがない。

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    umeten
    umeten 2008/08/27
    あえて言おう、セーフティネットであると。
  • 「でき婚」という日本的システム - ohnosakiko’s blog

    先日友人宅のパーティで会ったドレスメーカーの人と話していたら、こんなことを言っていた。 「近頃、ウェディングドレスの貸衣装屋さんが大変なんですよ。でき婚が増えてるでしょ。サイズが合わないから直さないとならないんです、ウエストとか」 ほお‥‥。もちろん流行りのチュニック風など、妊婦の着られるドレスもあるにはある。だがそれだと、いかにもでき婚ですと言っているように見えて気になる。まだそれほどお腹の目立たないうちに、ウエストが絞られたお姫様ドレスをどうしても着たいという人は多いらしい。でもサイズはやっぱり合わないんですよね。 晩婚・少子化の蔭で増える、できちゃった結婚。そう言えば夫の親戚にも一人いる。 実は結婚したことは知らされてなくて、たまたまその親の家を訪ねた時に、突然生まれたばかりの赤ちゃん(お孫さん)の写真を見せられた。その場に親戚以外の人もいたので「いつ結婚したの?」とは親戚としては聞

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  • id:aozora21さんへのレス - ここには言葉しかないのです - ohnosakiko’s blog

    ※長文の苦手な方は御遠慮‥‥いや避けた方が無難です。途中に追記(6/24)を入れました。 前の記事を「こちらは基的に、公開されているテキストから読解力も文章力も想像力も恥の感覚も感じられない人の相手はしませんのでよろしく」と締めくくったところ、aozora21さんがお相手にはなれそうにありませんという記事を上げていました。 そこで私への幾つかの確認が入っていました。質問形での確認ですが、トラックバックを頂いていませんので、どういう意図なのか少々図りかねています。 で、相手はしないと公言しましたが、読んでいるうち気が変わりましたので、質問も兼ねてレスしてみます。 takisawaさんのコメント欄で私のブックマークコメントから『世界にひとつだけの花』が象徴するものを関連付けていたのは認めていただけますね? 前の記事でも、言及するならどうしてリンクをはらないのかと訊いているのですが、なぜその手

    id:aozora21さんへのレス - ここには言葉しかないのです - ohnosakiko’s blog
    umeten
    umeten 2008/06/24
    <重要>実は大野さんの文章はちょっと読みにくい。修辞や形容のかかる「距離」がちょっと遠い。
  • 本音と自滅の時代 - ohnosakiko’s blog

    気の時代」- 消毒しましょ!でAntiSepticさんは、東浩紀や大澤真幸や呉智英を援用し、「理想の時代」の終幕を告げる三島由紀夫の割腹自殺(1970)という「気」と、その後の「虚構の時代」(呉智英の言葉では「実務の時代」)にオウム真理教団というかたちでゾンビのごとく蘇った「気」について述べている。いずれもまったく見当外れのハタ迷惑な「気」であったと。 というより、「気」というものそれ自体が「狂気」と紙一重であり、何らかの勘違いの上に発現していると言っているようにも読める。 三島由紀夫とオウム麻原の「気」は、「国家」を巡るものであった。そのフレーム抜きで、彼らの「気」は語れない。 市ヶ谷駐屯地の自衛隊員に蜂起(実質クーデター)を呼びかけた三島は、日国憲法と戦後の天皇制に疑義を唱え、理想の天皇を中心とした国家を夢見ていた。 「三島由紀夫は「気」の価値を証明しようとしたので

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    umeten
    umeten 2008/06/12
    >自己をオンリーワン化したいという「本音」を露呈させた「世界にひとつだけの花」症候群の自意識の逆噴射  「自己愛」で切り捨てる心理学者のような最悪な結論。あまりにカジュアルな単語に批評性は宿らない。