安倍政権は国土強靭化を掲げ、公共事業の拡大に動きだした。だが、日本の“朽ちるインフラ”問題は、短期の景気対策では解決しない。問題解決の処方箋を提示する。 ねもと・ゆうじ 1954年鹿児島生。東京大学経済学部卒業後、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。2006年東洋大学に日本初の公民連携(PPP)専門の大学院開設を機に、同大経済学部教授に就任。現在同大学PPP研究センター長を兼務。専門は公民連携・地域再生。主要著書として『朽ちるインフラ』(日本経済新聞出版社)、『地域再生に金融を活かす』(学芸出版社)など。内閣府PFI推進委員会委員、国土審議会委員、自治体公共施設マネージメント委員会委員他兼職多数 笹子トンネル事故以来、社会資本、つまり公共施設やインフラの安全に対する注目が高まっている。 日本の社会資本は短期間に集中して整備された。国土交通省社会資本整備審議会の資料によると、道路が最も多
2012年はまれに見る政治の年だった。日米中露仏韓と世界の主要国で、政権が替わるか、新政権が発足した。それを投影して経済も不安定だった。さて、安倍新政権は、対外的には日中、日韓の関係改善という難題を抱える一方、大幅な金融緩和と財政出動を掲げてスタートを切る。政府部門はGDPの200%にも達する借金を抱え、再生は容易な道ではない。「巳年」の巳は草木の成長が極限に達して、次の生命が創られることを意味するという。果たして、日本は再生の糸口を見つけられるのか。そうした状況下、2013年を予想する上で、何がポイントになるのか。経営者、識者の方々にアンケートをお願いし、5つのポイントを挙げてもらった。最終回の今回は、労働市場に詳しく、民主党政権では内閣府参与も務めたリクルートワークス研究所の大久保幸夫所長に聞く。 おおくぼ・ゆきお 1961年生まれ。1983年一橋大学経済学部卒業。同年株式会社リクルー
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2013年02月15日 (金)自殺率 低い地域の特性探る研究 年間2万8000人近くにのぼる自殺を防いでいこうと、自殺率が低い地域の特徴を調べ、予防に役立てていこうという研究を大学の研究者たちが進めています。どんな研究が進められているのでしょうか? この研究は、和歌山県立医科大学の岡檀講師が中心となって行われています。先月25日徳島市で開かれたシンポジウムで、これまでの研究結果が紹介されました。 岡講師は、「平成の大合併」前の3318の市区町村の自殺率を調べ、全国でも特に低かった徳島県の旧海部町の特徴を住民からの聞き取りなどで調べました。 その結果、自殺率が高い地域に比べて、5つの特徴があったということです。①住民の排他的な意識が薄い、②人を人物本位で評価する人が多い、③自分は無力ではなく、世の中のさまざまな出来事に対処できると信じてい
●マンガ家の「脱雑誌」 編集者主導のデジタル雑誌モデルがなかなかブレイクしない中、マンガ家が編集者抜きで作品を配信していく直販サイトが注目されるようになりました。 代表的なものは、2009年に、『海猿』『ブラックジャックによろしく』で人気のマンガ家、佐藤秀峰さんが開始した、マンガ家によるマンガ直販サイト「漫画onWeb」です。 佐藤秀峰さんは、大手マンガ雑誌社との数々の権利交渉を単身でやりとげ、そのやりとりの一部をご自身のサイトでも公開していることから、ネットユーザーの中では、「マンガ界の革命家」あるいは「マンガ家の武闘派」的イメージを持たれているマンガ家さんではないでしょうか。 以前、佐藤さんに、作品の電子配信許諾説明のためにインタビュー取材を兼ねて、作品の直販に乗り出した理由を伺ったことがあります。 <佐藤秀峰さん> 一部には雑誌の売り上げで黒字の所もありますが、9割以上の雑誌が深刻な
ヘルスデーについて (314) 国内ニュース (1,273) 糖尿病短報(海外) (664) 糖尿病短報(国内) (352) プロ版 (603) 医療行政ニュース (13) 糖尿病・生活習慣病 (1,808) パッケージニュース (4,634) 一口メモ (1,270) ハイライト (2,348)
腫瘍内科医とは、がん患者のあらゆる問題に対応する「がん」の総合内科医です。抗がん剤や緩和療法、適切な治療のナビゲーターの役割もします。 「抗がん剤は効かない」などという本が、有名になりまして、抗がん剤に抵抗感を持つ人も少なからずいらっしゃると思います。逆に、抗がん剤をやらないというのは、とても不安でやりきれない、という人もいらっしゃると思います。大切なことは、抗がん剤は、効く、効かない、やる、やらない、のでありません。抗がん剤は万能ではありません。副作用が強いお薬ですし、効果も限られています。患者さんにとっては、メリットがありますが、デメリットも大きい治療です。ですので、抗がん剤をやるのかどうかに関しては、がんの種類によっても、がんのステージによっても、臓器機能や全身状態、患者さん個人の生活の状況によっても、メリットやデメリットは大きく異なってきますので、個別に考えていくのがよいと言えると
大きな怪我や病気を患って手術や入院を経験したことがある人もいることだろう。そんなときに実感するのが医者の凄さではないだろうか。患者にとって彼らは、人生における数少ない、文字通りの「命の恩人」である。だが医者にとっては、患者というのは大勢いるものだ。 そんななか、いま海外では、ある医師がすでに亡くなってしまった患者の遺族へ宛てて書いた手紙が大きな反響を呼んでいる。おそらく彼は、一日に何人もの患者の対応をし、これまでに何度も人間の死を目の当たりにしてきたであろう。それにもかかわらず、この医師がいまは亡きたった一人の患者とその遺族を想って書いた手紙に、多くの人が心打たれているのだ。 手紙は、乳がんで亡くなったある女性の夫宛てに書かれたもの。夫婦の息子が、この出来事をソーシャルニュースサイトRedditに投稿したことからネット上で広まった。女性は亡くなる直前に、呼吸困難のため緊急で病院へ運ばれたそ
デパート大好き人間を自称する新山薫さん(65)=仮名=は、「今年の冬のバーゲンは、つまらなかった」と残念そうにつぶやいた。 精密機器メーカーの営業マン時代から、休みの日には「情報収集」の名目で街歩きをしていた新山さんは、63歳でリタイアして以降、その趣味にデパート散策が加わった。デパートでは1年中なんらかの催事イベントが行われていて結構楽しめるからだ。ただ、今年はこの冬のバーゲンの開催日がまちまちだったことに対して「デパート業界の身勝手」と新山さんはおかんむり。 まず、例年デパートの初日は1月2日だったのが、そごう・西武が元旦からオープンした。大丸松坂屋、高島屋、松屋、東急、東武などは例年通り2日からバーゲンセールを開催したが、三越伊勢丹は2日からオープンしたもののバーゲンの開始を18日からとした。「銀座の三越や新宿伊勢丹が好き」と言っていた新山さんだが、1月末に訪れた三越と伊勢丹では買い
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く