セブン―イレブン・ジャパンと京浜急行電鉄は30日、業務提携を結び、京急の駅構内の全売店(約80店舗)を2011年2月末までにセブン―イレブンに転換すると発表した。 すでにローソンとファミリーマートも私鉄と提携しており、最大手セブンの進出でコンビニエンスストアと私鉄の協業が加速しそうだ。 転換するのは京急グループが駅構内で運営している売店「京急ステーションストア」。11月13日の品川駅(東京)と横浜駅の2店舗を手始めに順次、衣替えする。従来は売り場面積10平方メートル未満の店舗が多かったが、転換後は平均約16・5平方メートル、最大約100平方メートルに大型化する。セブンがグループで運営する電子マネーnanaco(ナナコ)に加え、首都圏の鉄道・バスで利用できるPASMO(パスモ)も使えるようになる。 京急の駅売店の売上高は45億円(2008年度)。セブンへの転換で「最初の1年で7割増を目指す」