文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

「ボクサー」。2月19日、雪の残る金閣寺・後半。

2012年02月19日 23時07分03秒 | 日記
「ボクサー」。2月19日、雪の残る金閣寺・後半。を発行しました。

また、前半部分にも、大幅にして、とても有用な解説を加えました。

この、「ボクサー」、金閣寺編は、とても良いもので、大変なお買い得だと芥川は確信しています。

日本中の出来るだけ多くの方に御購読、御高覧して頂ければ…それだけで日本は良くなると芥川は思う。



66年に一度の好著である拙著を、いまだに購読されていない方は、今すぐ最寄りの書店か、サイドバーのネット書店か、電子書籍で購読した方が良い(笑)。何故なら…

日本が再生し(元に戻り)世界を救える国になる、米国と屹立して世界をリードして行く国に成る為には、拙著を日本中の方々が読まれて、

皆さま方が、芥川が書いた〈解答〉を、皆さま方が選んだ為政者に実行させるしかないのだ、と確信しているからです。

どのページを開いても、貴方は、芥川の独創…一人の紛れもないGiftedが、
神に与えられた使命を果たしている結果としての言葉…に出会う。


「文明のターンテーブル」芥川賢治 第一巻

「文明のターンテーブル」第一巻 近未来100万部突破。

銀河鉄道の夜.jp(「銀河鉄道の時刻表」)にてスタート。



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「文明のターンテーブル」
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「銀河鉄道の時刻表」2月19日。

2012年02月19日 21時32分44秒 | 日記

gooにおける昨日のアクセス数は、以下の数字でした。


 


218日のアクセス数 閲覧数:12,284PV    訪問者数:602IP


順位: 761 / 1,684,888ブログ中 (前日比 ↓ )


過去2週間の閲覧数の合計は153,816PV、訪問者数の合計は11,413IPです


 


一方昨日のアメーバは、閲覧数:724 訪問者数:539


 


gooの、ページごとの閲覧数ベスト20は以下の通りです。


 


1トップページ68 PV


2理研発VB米国で治験免疫抑制剤 服用短く...32 PV


3多分、NYのセントラルパークでの、近年の...32 PV


4住友化学や産総研など 大型有機EL省エネ...30 PV


5運命の時と題した、「ボクサー」本編の、或...30 PV


6石原知事「維新八策」を評価…日経新聞2月18...27 PV


7三菱商事北米最大ガス田開発…日経新聞2月...26 PV


8訪日外国人回復の兆し他…日経新聞2月18日5...25 PV


9「ボクサー」 北ヤード 梅田シティ 2月1...25 PV


10外資日本離れ加速 対日投資、11年流出超…...23 PV


11東京市場に好循環…日経新聞2月18日3面より22 PV


12音楽について。22 PV


13トヨタ、再利用の蓄電機 「プリウス」使用...21 PV


14「ボクサー」…芥川の大阪慕情&朝。20 PV


15全日空、迅速経営で攻勢 他…日経新聞2月1...18 PV


16「維新八策」原案…日経新聞2月14日3面より17 PV


17エディオン44%減益今期最終…日経新聞2月9...17 PV


18金正男氏が資金難?マカオのホテル追われる...16 PV


19米、財源なき減税延長 他…日経新聞2月18日...15 PV


20中国 新市場、9兆円の購買力…日経新聞2月1...14 PV


 


■「文明のターンテーブル」電子書籍出版のお知らせ


文芸社サイトBOON-GATEにおいて、「文明のターンテーブル」電子書籍が発売されました。


「ボクサー」2月19日、11時。雪の残る金閣寺。

2012年02月19日 20時34分06秒 | 日記
昨夜のニュースで、昨日、金閣寺が、今年初めての雪を擁いた事を知った。と題して、「ボクサー」2012年2月19日、午前11時、雪の残る金閣寺。を発行しました。

所要枚数65枚です。全ての写真は©芥川賢治ですから、これは本当の大バーゲン。

北は北海道から南は沖縄までの芥川の読者の方々が、これまで観た事も無い金閣寺、或いは、一度は観て見たいと思っていた金閣寺なのですから。

この価格では京都の隣、大阪に住んでいる芥川でも片道切符ににも成りません(笑)おまけに掲載するまでの作業を思えば、ただ同然なのです。

それはさておき、金閣寺が大スターである所以は、誰もが幸せな感覚に捉われると云う所にあります。

金閣寺は、足利義満の威光(意向)が、今に至るも生きていて、訪れるありとあらゆる国の人を幸せにする。

その幸せが、そのまま、貴方に伝わります。貴方は、金閣寺の駐車場から入って、金閣寺から出て来るまでを

これ以上ない満足感を持って味わい尽くせるはずです。…それが芥川の写真の威力(魅力)なのですから。




66年に一度の好著である拙著を、いまだに購読されていない方は、今すぐ最寄りの書店か、サイドバーのネット書店か、電子書籍で購読した方が良い(笑)。何故なら…

日本が再生し(元に戻り)世界を救える国になる、米国と屹立して世界をリードして行く国に成る為には、拙著を日本中の方々が読まれて、

皆さま方が、芥川が書いた〈解答〉を、皆さま方が選んだ為政者に実行させるしかないのだ、と確信しているからです。

どのページを開いても、貴方は、芥川の独創…一人の紛れもないGiftedが、
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「文明のターンテーブル」芥川賢治 第一巻

「文明のターンテーブル」第一巻 近未来100万部突破。

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習氏、ビジネス行脚 米映画規制を緩和…朝日新聞2月19日6面より

2012年02月19日 17時04分47秒 | 日記
…前略。

ワシントンから足を運び、ロサンゼルスで習氏をもてなしたバイデン副大統領は17日、中国が外国映画の輸入規制を緩和することで合意したと発表。「映画産業の数千人の雇用を支えるだろう」と強調した。

スピルバーグ監督らが創設した大手スタジオ「ドリームワークス・アニメーション」も同日、中国企業との合弁会社の設立を打ち出した。「中国オリジナルのアニメ・実写映画を世界に発信する」といい、米メディアによると、上海に拠点も構える予定だ。

…中略。

加州は財政赤字が重く公的支出の削減が続く。11・1%の失業率は全米で2番目に高い。知事は「貿易と投資促進のための事務所を中国に開く」と表明。中国の力を取り込む考えだ。

…中略。

習氏の今回の訪米には約300社500人が随行した。政治とビジネスは並行して動き、アイオワ州では16日、中国側が43億ドル(約3400億円)の大豆の買い付けを発表。ICチップなども含め、中国側の購入総額は271億ドル(約2兆1500億円)に上った。

…中略。

習氏はフォーラムで「中国は戦賂的な高みと長期的な視野に立ち、両国間の摩擦を解消していく」とし、米国との結びつきをさらに強める決意と自信を示した。(ロサンゼルス=林望、藤えりか)


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人・モノ越境  ロシア耕す中国・韓国…朝日新聞2月19日1面より

2012年02月19日 17時03分24秒 | 日記
成長アジア追い風

…前略。

「極東」は、欧州を中心に地球を東西に分けた古い世界観が影を落とす言葉だ。範囲の解釈はさまざま。最近は使われる機会も減った。

だが、ここでは北東アジアとロシア東部を含む広大な地域の変化を追うため、あえてこの地をもう一度極東と呼び、シリーズを始めたい。(喜田尚)


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私の履歴書 新婚旅行ワガママ同士 佐久間良子…日経新聞2月19日30面より

2012年02月19日 16時43分08秒 | 日記
行き違い、夫婦の会話も減る

1970年4月16日。私は平幹二朗さんと東京・赤坂の霊南坂教会で結婚式を挙げた。仲人は東映の大川博社長。東京・下馬に平さんが設計した白いスペイン風の新居を構えて、新婚生活を始めた。

ハネムーン先はフランス、イタリア、スペイン、ポルトガルなど欧州各国。ところが2人の雲行きが早速い怪しくなってくる。どうしてもケンカが絶えないのだ。パリではこんなことがあった。シャンゼリゼ通りに「フーケ」という老舗カフェがある。

そこで2人でお茶を飲んでいたときのことだ。平さんの後ろに、どこかで見たことがあるフランス人男性が座っていた。「あっ、アラン・ドロン!」。私は飛び上がった。「紙、紙。どこかに紙がないかしら」。サインをねだろうと思ってミーハー丸出しで声を上げると、「紙だって?便所じゃない!」と冷たく言われてしまったのだ。

普段なら何でもないやり取りだろうが、ケンカしている最中だったので、その言葉がグサリと私の胸に突き刺さった。事態はさらに悪化する。ローマでは目抜き通りなどを歩くと、私は地元の男性からしきりにピーピーと口笛を吹かれていた。だが平さんにはそれが面白くないらしい。

プイッと横を向いたまま話もしてくれない。「これでは、せっかく旅行に来ているのにもったいない」と思った。そこでポルトガルのナイトクラブで「さあ、機嫌を直して踊りましょう」と私から誘ってみた。すると「いや、いいよ。僕は踊れないから」と断られてしまったのだ。

「知人が見ているわけでもあるまいし、何にこだわっているのか」と思うのだが、一度ヘソを曲げたらテコでも動かないガンコなところがある。各都市を巡った旅行の疲れが出たせいもあるだろう。

気が付かないうちに、私か彼の繊細な部分に触れてしまったのかもしれない。互いに売れっ子同士。ワガママな性格なので、多少のケンカも仕方がないことだとは思うが……。

結婚後も仕事の忙しさは変わらなかった。私は映画「戦争と人間」やNHK大河ドラマ「新・平家物語」などに出演。平さんも相前後してNHK大河ドラマの「樅ノ木は残った」や「国盗り物語」などで活躍し、多忙を極めた。

それに伴い、すれ違いも増え、夫婦の会話が減ってくる。役者同士の結婚というのは難しいものだ。独身時代だったら、何かうまい逃げ場もあったのだろうが、夫婦となるとこちらが見たくないものまで見えてしまう。

相手を十分に見極める時間が少なかったせいもあるだろう。「結婚してから初めて分かった」ということも少なくはなかった。もちろん、同じ気持ちは彼の方にもあったと思う。

私は家庭的な雰囲気の家で生まれ育ったので料理がとても好きだった。平さんの仕事仲間が家に遊びに来ても、紅茶を入れたり、本格的なフランス料理を作ったりして、もてなすのが好きだった。だが、それが平さんをかえって息苦しくさせてしまったのかもしれない。

多かれ少なかれ、どんな夫婦にも行き違いは起きるものだ。時間の経過とともに、愛する相手が空気や水のような存在になってしまうという話もよく耳にする。だが、それが許容範囲に収まっているのならば問題はないだろう。少なくとも、子どもが生まれるまではそう信じていた。(女優)。


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セザンヌ展 過去最大級の古典 油彩・デッサンなど約90点…日経新聞2月19日28面より

2012年02月19日 16時37分57秒 | 日記
*は芥川。

「近代絵画の父」と称されるポール・セザンヌ(1839~1906年)の画業を、パリとプロヴァンスという2つの場所の対比で紹介する「セザンヌーパリとプロヴァンス」展が、3月28日より6月11日まで国立新美術館(東京・六本木)で開催される。

世界8力国、およそ40の所蔵館から約90点を集める本展は、セザンヌの個展としては国内最大級の規模となる。

…中略。



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「西洋音楽論」森本恭正氏…日経新聞2月19日23面より

2012年02月19日 16時35分57秒 | 日記
(もりもと・ゆきまさ)1953年東京生まれ。作曲家、指揮者。有明教育芸術短大教授。主にウィーンと日本で活動。ポーランドの作曲コンクールの審査委員も務めた。

日本人の「誤解」実証的に


子供の頃から抱いていた日本のクラシック音楽に対する違和感を、音楽家として国際的に活動しながら考え続けてきた。その正体を「ようやく体系化できた」と満を持してまとめた。

要点は「クラシックはアフタービートでスイングするものだ」ということだ。気づいたのは20年ほど前。ロックバンドのピンク・フロイドとの仕事に誘われ、彼らの音楽の強弱の波形をコンピューターで見た。

すると「ワン・ツー」の「ツー」にアクセントがくるアフタービートだった。実はクラシックも同じ。何人かのバイオリニストの波形を同じバッハの曲で比較すると、欧米の演奏家はアフタービートだが、日本人演奏家は一拍目を強調していた。

「日本人は、西洋音楽をずっと誤解しているのではないか」という。例えばベートーベンの交響曲第5番「運命」の冒頭。多くの日本人が「夕夕タターン」だと思っているだろうが、正しくは最初に休符がある「『ン』夕タタターン」だ。

こうしたアフタービートの方が音楽のフリ」は良くなる。「クラシックは、本来は極めてスタイリッシュな音楽です」しかし日本人にはそこが難しい。「そもそも日本語がアフタービートではない」。

日本では西洋音楽をあえて誤解して受容したからこそ「広まったのだとも思う」。そして今や誤解は欧米にもある。フランス革命以後、楽譜の読解法が必ずしも正しく伝承されていない。本書ではこうしたクラシックにまつわる思い違いを実証的につづった。では、日本人は西洋音楽をどう聴いたら良いのか。

「有名な人の音楽だから、ではなく、それぞれが好きな作品や演奏家を見つけてほしい」。次なる「誤解」をめぐる執筆テーマも見つけた。ドイツ歌曲の王とされるシューベルトは「実は1度もドイツに行っていない」ことだ。(光文社新書・740円)


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「紅茶スパイ」サラ・ローズ著…日経新聞2月19日23面より

2012年02月19日 16時35分12秒 | 日記
19世紀の技術移転プロジェクト  評・作家佐藤亜紀

所詮は紅茶、他愛ない嗜好品だが、植民地主義の時代である19世紀中葉、中国産の茶は、イギリスの綿布をインドに輸出し、その売上でインドの阿片を買って中国に売り、そのまた売上で中国の茶をイギリスに輸入する、所謂「三角貿易」の一辺を占める堂々の一大貿易品目であり、その輸入税と販売税は英国政府の財源の実に1割を占めていた。

そこで誰しも考えるのは、中国が独自に阿片の生産を始めたらこの貿易システムはどうなるのか、だ。悪名高き英国東インド会社は危機感を覚え、インドでの茶の生産を始めようとするが、産地として適切と目されるヒマラヤ山麓に自生する茶の木は、必ずしもイギリス本国のニーズに合致する品質を持ってはいなかった。

そこで、既に中国探検から様々な植物を持ち帰り、探検記によって名を上げていたプラントハンター、ロバー
ト・フォーチュンに、中国の茶の産地から苗を持ち帰り、製茶職人をヘッドハントするよう依頼する。言わば、インドへの紅茶の技術移転プロジェクトの一端を担う探検行だ。

フォーチュンの、中国人のガイドを伴い、中国人に変装しての道瑕は、今日なお名高い中国茶、武夷岩茶の産地である福建省に至る。時は1848年から49年に掛けて、太平天国の乱の前夜の不穏な状況の中でのことだ。

1980年代、中国進出に先鞭を付けた日本のビジネスマンや企業が直面したのとほぼ同じような、現地の習慣や文化が、この旅を更に不穏なものにする。しかもこれは、完全に非合法な、言わば産業スパイ行為である。ダージリン地方の初摘み紅茶は、日本の小売価格で、100グラム7000円以上するものもある。

その茶の木の起源がインドではなく中国であり、帝国主義はなやかなりし時代の野心溢れるイギリス人たちによるイノベーションの産物であることは、本書で初めて知った。

価格相応の美質を引き出すよういれるのがなかなか困難なお茶ではあるが、この本を読んだ後では、背後にある植民地主義の無理無体も含め、一際複雑な味わいに感じられるのではなかろうか。


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「ニンテンドー・イン・アメリカ」 ジェフ・ライアン著…日経新聞2月19日22面より

2012年02月19日 16時34分17秒 | 日記
任天堂の成功を米国から探る

ディズニーの「ミッキーマウス」、サンリオの「ハローキティ」など、エンターテインメント分野で成功した企業には「顔」となるキャラクターが必ずある。世界のゲーム市場で成功を収めた任天堂でいえば、恐らく「マリオ」がそれにあたるに違いない。

本書はマリオが誕生した背景から任天堂がゲーム市場でなぜ成功したかについて、米国のゲームジャーナリストがタイトルの通り、米国市場を舞台に観察した物語である。

任天堂は京都で花札などを売る老舗で、それがビデオゲーム機で変身したことはよく知られた話だ。しかし日本で一躍有名になったのは1983年発売の「ファミリーコンピュータ」以降である。

マリオの誕生は実はその2年前のことで、米国で販売するアーケードゲーム機の不良在庫をさばくために急きよ作られたキャラクターだった。イタリア男の名前で小太りの配管工は結局、国境を越えて世界中のゲームファンを魅了し、後に続く任天堂のゲーム機に多額の富をもたらす主人公となっていく。

そのキャラクターを世に出したのが任天堂の米国法人で、同社の成功を太平洋の反対側から眺めてみると、また違ったストーリーが見えてくる。

ソーシャルゲームの登場で任天堂も曲がり角を迎えているが、本書には日本人が気付かなかった任天堂の遊びの原点が描かれている。林田陽子訳。(早川書房・1600円)


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「東京 天空樹」佐藤信太郎著…日経新聞2月19日22面より

2012年02月19日 16時33分32秒 | 日記
東京スカイツリーが完成間近だ。よくも悪くも下町の風景を根本から変える、存在感と違和感。それを写真家は、複数の部分撮りをつないで一枚画面にするという、デジカメならではの手法で表現しようと企てた。

部分と全体、近景と遠景が均一の強度を保った作品には、現実と非現実のあわいを見る不思議な感触がある。富士の代わりにツリーを置いた、現代版「富嶽三十六景」の趣もある風景写真集だ。(青幻舎・3800円)


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「経済大国インドネシア」佐藤 百合著…日経新聞2月19日21面より

2012年02月19日 16時32分46秒 | 日記
広範で説得力ある新しい地域研究 (評)慶応大学教授 木村 福成

インドネシア通の方も、これまでインドネシアとは縁のなかった人も、現在のインドネシアを知るために、是非とも手にとっていただきたい本である。
著者の言によれば、日本にはまだ、「混乱と停滞」のインドネシアという暗いイメージを持つたままの人が多い。インドネシアの今を知ってもらいたい。この本では、その思いが、図表や資料・情報のていねいな作り込みに支えられ、説得力をもって展開されている。

まず、超長期の経済成長論の中での大国インドネシアの位置付けから始まり、巨大な人口ボーナスを享受できるこの国に何か必要なのかが論じられる。続いて、アジア通貨危機以降の民主主義体制の確立過程における複雑な政治状況が明解に解説され、その中でユドヨノ大統領の果たしてきた役割も跡づけられる。

2011年に打ち出された経済開発マスタープランの骨子をフルセット主義Ver.2・Oと名付け、大国は狭い産業に特化するのではなく、あれもこれもやったらいいという論理を、わかりやすく解説する。バークレー・マフィアとその末裔の話もおもしろい。経済学者が重用されたスハルト時代、アジア通貨危機以降のテクノクラート冬の時代の後で、燃料補助金カットを促進したハティブ・バスリ、官僚制改革と汚職撲滅に文字通り命をかけたスリ・ムルヤニの活躍が活写される。

インドネシアの産業人の進化も、華人と政治の関わりを含め、大河ドラマのように語られる。これを知らずして、インドネシアで商売はできないだろう。日本との関係についても考えさせてくれる。

インドネシア人の日常にある日本の存在。東日本大震災後の混乱を鎮静した在日インドネシア留学生協会の活躍。日本こそが変わらねばならないと教えられる。

著者は日本貿易振興機構アジア経済研究所の研究者。アジ研は徹底した現場主義と独自の視点の提供という伝統を継承してきたが、加えて著者は、広範で確固たる学術的背景をもって、一つの新しい地域研究の形を提示したと言えよう。

(中公新書・840円)
▼さとう・ゆり58年生まれ。上智大卒。インドネシア大大学院博士課程修了。81年アジア経済研究所入所。在ジャカルタ研究員などを経て、10年から同研究所地域研究センター次長。


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習近平氏訪米 新たな米中関係へ注文…日経新聞2月19日13面より

2012年02月19日 16時31分36秒 | 日記
中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席が米国を訪問、14日にオバマ米大統領、ハイテン副大統領らと会談した。米紙ワシントン・ポスト社説(16日付)は、オバマ大統領らが会談で中国の人権問題を十分に取り上げなかったと批判した。

中国で獄中にあるノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏や、最近、長期の懲役刑に処せられた4人の活動家などに言及しなかった点を問題にした。「米国の対中政策は政治改革の必要に焦点をあてるべきだ」と強調、そうしなければ、中国は近隣諸国に対して安定的あるいは平和的な国になりにくいと指摘した。

「米中関係にとって信教の自由などの問題が、為替相場や世界貿易機関(WTO)に関する問題と同様に重要であると北京と次の指導者に対してはっきりさせる」ことも求めた。

国家主席に就任し、オバマ大統領が再選された場合、今回の会談の雰囲気が両国関係の基調となるだろうと会談の意義を指摘した。両氏は今後の米中関係の基盤を固めることを目指したが、「それを実現するには双方がお互いに自制し、しかも米国は警戒を怠らないという難しい努力が必要だ。またその基盤は容易に崩れてしまうかもしれない」と分析した。

中国の政府系英字紙チャイナ・ディリー社説(13日付)は、米首脳との会談の前に習副主席の訪米を論評した。「よりよき中国・米国関係のために」との見出しを掲げたこの社説は、「中米関係の深化を阻んでいる2つの問題」として米国の台湾への武器輸出とアジア太平洋地域での米国による「中国封じ込め」を挙げた。

両国間にはこのほか米国によるハイテク製品の対中輸出規制などの問題があると指摘したが、人権問題をめぐる認識の違いには言及しなかった。(電子版などを参考にしました)



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なぜ異業種のドコモ傘下に?らでぃっしゅぼーや社長…日経新聞2月19日7面より

2012年02月19日 15時20分42秒 | 日記
顧客5000万人相乗効果探る  緒方大助氏

…前略。文中黒字化は芥川。

「当社に46%出資する筆頭株主の投資ファンドが株式を手放す期限まで2年余りとなり、安定株主が必要だったという事情もある。

流通大手が候補になったこともあるが、傘下に入ればその企業の『宅配部門』になる。それでは面白くない。昨年10月にドコモから話があり最良の選択肢だと思った。異業種だからこそ大きな相乗効果が見込める」

…後略。


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