「大阪の美しさ」
昨日は、外に出るまで全く分からなかったのだが、急に寒さがぶり返した日で、すこぶる風が冷たかった。
前章の写真を撮りに行こうと決めていたのだが、どうしようかと思ったほどだった。
そう言う思いを振り切って現地に向かったのである。
画家が、毎日毎日、絵を描いているからこそ、どんどん絵が良く成って行く様に、写真を撮るという作業も同じようなものなのであると、最近、芥川は、とみに思うのだ。寒い、風が強い=空気が澄んでいる。光は、etc.etc. 或る日、或る時の瞬間を、自分の命を割いて捕まえる。それが写真である、だから行かなければならない。…山登りが、そこに山が在るから登るのだ、という心境と全く同じもの。
2012/2/27、午後3時。淀川河畔から梅田を望む。
淀川の北岸から梅田を観た時の美しさに気が付いたのは、30年ほど前の事。
午前中から昼の美しさもさりながら、夕暮れ時に、淀川に掛る橋の街灯に日が灯り出し、梅田のビル群にも灯が灯り出す時の美しさも格別だった。
2012/2/27、午後3時。淀川河畔から梅田を望む。