引用元:cinematoday.jp 原題は「BLOW-UP」=(写真の)引き伸ばし ミケランジェロ・アントニオーニ監督初の英語による、そして「赤い砂漠」に続く二作目のカラー作品 舞台も60年代中頃のロンドンということで、いつものアントニオーニ作品で観られる虚しさは、若者たちの喧騒にやや隠れ気味 また音楽もハービー・ハンコックを起用、冒頭からファンキーなジャズが不穏な事件を想起させている 新鋭人気カメラマンのトーマス(デヴィッド・ヘミングス)は、オープンカーで街に繰り出し、常に新しい刺激を求めていた ある日、他に誰もいない公園で中年紳士と若い女性(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)がキスしているのを…