人名
- 天野尚(たかし、1954年 - ) - 日本の写真家
- 黒丸尚(ひさし、1951年 - 1993年) - 日本の翻訳家
- 坂口尚(ひさし、1946年 - 1995年) - 日本の漫画家
- 杉田尚(なおや) - 日本の漫画家
- 鈴木尚(ひさし、1912年 - 2004年) - 日本の人類学者
- 沼澤尚(たかし、1960年 - ) - 日本のドラマー
- 野沢尚(ひさし、1960年 - 2004年) - 日本の脚本家
- 夏侯尚(? - 225年) - 後漢末から三国時代にかけての武将
- 諸葛尚(245年 - 263年) - 三国時代末の軍人
琉球国王尚氏
尚(しょう)は琉球王国の国王の姓である。第一尚氏と第二尚氏に分かれる。
第一尚氏は1429年に琉球を統一。以後琉球で権勢を誇った。しかし1469年、第一尚氏第7代尚徳の死後、重臣の金丸が実権を握り尚圓として即位。第二尚氏王統を立てた。1609年には薩摩藩島津氏に降り、大陸と日本との両属関係になった。
明治維新後は琉球処分により琉球王国は滅亡するものの、尚氏は侯爵に取り立てられる。
尚は唐名、つまり漢姓の一種であるが、尚氏は明治維新の際、家名(苗字)に当たるものがなかったために尚を苗字とした。
- 尚思紹(1354年 - 1421年) - 第一尚氏王統の初代国王
- 尚圓(1415年 - 1476年) - 第二尚氏王統の初代国王
- 尚泰(1843年 - 1901年) - 第二尚氏王統の最後の国王
- 尚明(1915年 - 1991年) - 元日本住宅公団副総裁。尚泰の孫
- 尚道子(1920年 - 2002年) - 日本の料理研究家。尚明の妻
漢字として
- 意味
- 旧字体は尙。
- 貴ぶ、重要視する、格が高い、尊い、上、請い願う、願う、加える、なおかつ、その上、依然として、好み、飾る、天子の娘をめとる、という意味がある。
- また掌と通じて、つかさどる、常と通じて、つねに、上・嘗と通じて、久しい、古い、という意味がある。
- 〔説文解字・巻二〕には「曾なり。庶幾するなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。向声の形声、八+向で、向は窓を、八は神気を表し、光の入るところに神を祈るとする説(白川静)、賞の初文で物を分ける字とする説(〔文源〕)、常の初文とする説、などがある。
- 音訓
- 音読みはショウ(漢音、呉音)、訓読みは、なお、たっとぶ、こいねがう。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1951年に人名用漢字に採用され、1981年に常用漢字表に追加された(人名用漢字別表からは削除)。
- 声符
- 尚を声符とする漢字には、堂、常、掌、𣥺、棠、敞、當(当)、嘗、瓽、賞、𨜂、黨(党)などがある。
- 語彙
- 尚衣・尚奇・尚義・尚饗・尚賢・尚古・尚志・尚歯・尚侍・尚主・尚且・尚書・尚早・尚武・尚猶・尚論
異体字
- 尙は、旧字体。
関連項目
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