手作りとは、自分の手で作ること。また、その結果完成した物のことである。
概要
手作りとは、言葉通り店で販売している既製品などや、全自動の機械などを使用せず自分で一から作ることである。既製品を組み合わせて完成する家具や自作パソコンなどは手作りとは呼ばない。
「どの程度自分で作れば手作りに当たるのか?」については様々な意見が存在し、既製品や市販の布・素材・原材料・部品パーツを使ってはいけないといったルールはない。
ストイックにルールを作って従ってしまうと、自分で栽培したカカオからチョコレートを作ったり、蚕や綿花から糸を仕入れなくてはいけなくなる。またミシンや切断・溶接など機械に頼らなければ膨大な時間がかかる場合も多い。
- 自分で使うものから、プレゼントや販売によって他人の手に渡るものも手作りにあたる。
- 食品(料理・弁当・お菓子)、アクセサリー、手芸、家具、芸術品・生活必需品など様々。
- 「自作」と比較すると、作り手の情熱や心のこもったものも指しやすい。
- サバイバル・ブッシュクラフトなど周囲の草木や物品から作り出すものもある。
- 作り手の技能・センスによって完成度に差がある。
女の子に市販のクッキーを手渡されるより、手作りのクッキーを手渡されたほうが嬉しいし、亡き母親の形見がどこでも買える安物の市販品ではありがたみも薄れてしまう…といったものが良い例かもしれない。
機械との違い
全部またはほとんどの作業を機械に任せて作れば生産効率が良く、一日に大量の製品を作ることができる。また、人間のように同じ作業を続けても疲労や飽きによって効率が悪くならないという良い面がある。しかし機械に頼ると同じ物しかできないため、1つ1つに個性を求めることができないという面もある。
手作りの良さ
生産効率が悪くても手作りをする理由としては、愛情やオリジナリティ、満足感、人の温かみ等を期待していると思われる。また「手作り」という要素で販売時においては利点にもなることもある。(手作りのパンなど)
- 自炊など、外食と比較して安価で自分好みの量や味付け・盛り付けを調整しやすい。
- 自分自身で作ることで細部へのこだわり・イメージを反映しやすく、他者に任せるより確実な利点もある。
- 動画においては料理や装置などが手作りされ紹介されているものも多い。(→作ってみた)
- 日用品・家具などはDIYといった呼称になる場合もある。(→DIY)
欠点
- 出来栄えは個人の技能・センスに依存するため、慣れないと粗悪品レベルの物しかできないことも。
(→コレジャナイ)(→メシマズ/料理の天災) - 専用の工作機械など、初期投資として大型で安くない場合や慣れが必要な場合もある。
- 個人の副業商売として始めるには、作業効率の関係で手間のわりに生産性が低い。
- 元を取ろうと高額販売しても無名では売れづらく、相応の技量・完成度、販売手腕が必要になる。
- 原材料の価格しか見ない原価厨などに「もっと安くしろ」「ぼったくりじゃねーか」とゴネられる、値切られることもある。(→原価厨)
- 料理などは手作りの良さがある反面、手や空気に触れたり防腐剤などは入っていないことから冷蔵保存を除けば日持ちがしない場合がほとんどなので、早期喫食が望まれる。(冷蔵保存で味が落ちる場合もある)
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
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