トピック一覧

働き方

あるべき姿、そして思想

脳内ダンプ 最近あるべき姿を考えていて思ったことを書く。 仕事をしていく中で我々はあるべき姿を考えている。あるべき姿を考えないと今起きている問題は発見できない。プロダクト開発でも組織でも技術でもそう。 10Xには、Think 10xというのがある。理想というあるべき姿を定義して探索的一歩を重ねようとあり自分はこれが大好き。あるべき姿とはなんなんだろうか。 色々考えて結局Think 10xなんですよねになる— ひさいち (@hisaichi5518) 2024年10月9日 なぜあるべき姿は必要なの…

GMOペパボを退職します

2024年10月30日をもって、約3年間勤めたGMOペパボを退職します。 入社したのは2021年7月なのでした。 ryuichi1208.hateblo.jp ペパボでは主にSREとして、サービスの信頼性に関する施策の考案と実践を担当してきました。入社時にはSREの概念は認知されていましたが、当時はまだ改善の余地が多く、日々多くの課題に取り組んでいました。 特にアラート対応は大変で、一晩に3〜4回もアラートが鳴ることがありました。携帯を投げ捨てたくなるほど頻繁に通知が鳴っていたのを今でも覚えてい…

一回で覚えられない元東大生だけど、「一回言ったよね」と言われるのが嫌いすぎてこういう対策を取っている

togetter.com 何でも一回で覚えて理解できるなら、みんな東大行ってるわな いや、東大生は何でも一回で覚えて理解とかできないから! とくに私はまじで理解力低いし物覚えも悪いから(´;ω;`) 就職してから無限に「一回言ったよね」と叱られまくってました LV1:「一次回答」や「応答」を丁寧にやるだけでこの嫌味を言われることは激減する(30点) LV2:とにかく確認する。自分で考えて行動しない。(30点) LV3. 他にも気を使うとさらに良くなったことが3点あります(各10点) 大事なことと…

社内資料「プロダクトマネージャーのための検索推薦システム入門」を公開します

こんにちは。LegalOn Technologies 検索・推薦チームの浅野(@takuya_b / @takuya_a)です。 先日、社内のプロダクトマネージャー(以下、PdM)を主な対象として、検索推薦技術の入門講座を開催しました。このたび、その資料を公開します。

スライドに適した「ニュートラルでデフォルト感のない」フォントを考える

先日,深夜に友人と話している際に「スライドのフォントに結局 Noto Sans(≒ 源ノ角ゴシック)を選んでしまう」という話題が出ました*1.Noto Sans がオープンソースであり,Google スライド等のアプリケーションで最初から使用できるという理由も勿論あるのですが,個人的にはそれだけが理由でないように感じます.ときに,プレゼンテーション用のスライドにはどのような書体が適しているのでしょうか? 遠くから見えるように,視認性が高いフォントを使いましょう! ――という教科書的な回答はさてお…

良い仕事は「良い頼みごと」から生まれる。誰かに何かを作ってもらう人が押さえておくべき“7箇条”

今週、皆さんはどんなふうに「お願いごと」をしましたか?システム開発や、新規事業創出にまつわるプロジェクトにおいては、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーが、開発部門に対して「〜を作ってほしい」とお願いする局面がしばしば訪れます。そういった場面において、コミュニケーションの齟齬などが引き金になり、結果として、誰しもが「こんなはずじゃなかった」と感じるものが出来上がってしまうことは珍しくありません。世のほとんどの仕事は一人で完結しない、誰かに何かを作ってもらわなければ成り立たないものです。…

大手企業の給食会社イジメがエグすぎる。

僕は、数年前まで給食会社に勤めていた。営業職だ。残念ながら、今も、給食とは完全に縁が切れていない。現在勤めている食品会社にも給食部門があるからだ。ただ、給食部門からヘルプがあるとき以外は関わらないので、給食の営業マンとしては半分引退状態になっている。転職した理由のひとつは給食に嫌気が差したからなのに、給食と離れられない。腐れ縁である。 先日、前職の同僚から連絡を受けた。「こういうときはどうしたらいいのですか」という相談である。話の内容はクソすぎた。僕が給食から離れたいと思った原因の原液のような内…

Findyのエンジニア爆速成長の事例 2024年夏

こんにちは。こんばんは。 開発生産性の可視化・分析をサポートする Findy Team+ 開発のフロントエンド リードをしている @shoota です。 先日、END が 【フルスタックエンジニアへの道!】React と TypeScript の修行をした話 というタイトルで、フルスタックエンジニアを目指すためのフロントエンドの修行の記事を投稿いたしました。 こちらの記事では React / TypeScript において個人学習程度のレベルにあった END が、機能開発を自走可能になるまでの内…

問題解決より深掘りを優先する人が困っていたこと

何らかの問題を解決しなくてはならなくなった時に、解決よりも深掘りを優先してしまう特性の人がいます。 たとえば問題に対する短期的な対策を考えることをおろそかにして、根本原因究明と根本対策方法をじっくり考え込んでしまうような人が該当します。他人事のように言ってますが、筆者もそうです。本記事は、そういう筆者が過去に仕事で困っていたこと、ある時から状況によって取り組み方を変えられるようになったという話をします。 上記のような特性の人は、調査のたびに深い知識が得られ、血肉となっていきます。それゆえ技術に明…

前提条件の思い込みを疑う

自分が動かせない前提条件と思い込んでいたことを、同僚氏の助言で実はコントロールできることに気づいて前に進められたということが何度もあった。 前提条件や制約だと決めつけてしまって問題を解決できないと思い込んでることあるよなという話を雑に書いておきたい。 特に陥りがちなのは、期限や人員、予算、規約、法律あたりだろうか。 たとえば「この日までにできないと失注と言われている」みたいな話も、先方と話すと代替案の提示で調整可能なこともある。 「今期の予算が取れない」といった話も、実は今後1年のROIを正しく…

転職活動をはじめるときは現職に向けた辞めます宣言が先という美学

先に書いておくと,職場の人にも辞めます宣言をして,オープンに転職活動を開始することにしました.という記事です.2025 年 2 月には現在の所属を去る予定で,諸々を進めて行こうとしています.何らかご縁ありましたらよろしくお願い申しあげます. さて,かつて 2014 年 1 月,自分が学部 4 年生で強いうつ状態かつ"無い内定"の憂目にあっているときに書いた記事を読み直しました.はじめての就職を前にして,就職というのは何なのかを偉そうに書いています. 昔とブログデザインを変えた関係でめちゃくちゃ読…

入社して感じたBASEのいいなと思うところ

はじめに BASEのProduct Dev / Feature Dev1 GroupでアプリケーションエンジニアをしているTorataです。 BASEに入社して早くも3ヶ月がたちました。 少しづつBASEの仕事や環境、文化にも慣れてきたので振り返りを兼ねて入社エントリーを書こうと思います。 BASEに興味を持っている方の参考になれば嬉しいです! 入社の経緯 前職では、新卒から約5年間、バックエンドエンジニアとして働いていました。 周りには信頼できる素晴らしい方々が多く、幅広い経験をすることができ…

ミーティングで意見を言えない時のTips

ミーティング中にうまく意見を言えないという相談を受けた。めちゃくちゃわかる。自分は開発関連のミーティングではそういう悩みは少なくなったけれど、経営関連のミーティングでは今でも歯がゆく悔しい思いをすることが多い。 相談された時にはうまく答えられなかったので、雑に自分がやっていることを書き出してみる。必要な役割としてミーティングに入っているというのを前提として、そもそものミーティングの必要性や参加者の要否についてはここでは対象外とする。 1. 事前に予習する 意見を言えないのは、その場で理解できなか…

人権侵害に声をあげたことを理由に、党を追放していいのか

日本共産党の福岡県議候補(2023年、博多区)で、選挙後もパレスチナ問題や社会保障充実などを街頭で訴えて党員としてがんばって活動していた砂川絢音(すなかわあやね)さんに、共産党幹部は除籍決定を通知しました。 日本共産党から除籍されます。(1)組織の破壊・乗っ取りは目的にしていません。県委員長の責任を問うています。(2)会議を中断させた事、混乱させた事、県委員長への個人攻撃的要素が強まった事の3点は反省しています。全く反省していないような印象操作です。除籍のための協議の日程は一方的です。 http…

TVerにバックエンドエンジニアとして中途入社した最初の3ヶ月

はじめまして。id:takanamitoです。 バックエンドエンジニアとしてTVerに入社して3ヶ月が経ちました。 TVerに入ってみて感じたこと、開発組織が何に取り組んでいるのか書いてみようと思います。 TVerのオンボーディング ドキュメントをたくさん書く文化を広める たくさん質問・相談する TVerが取り組んでいる開発とは この先やりたいこと

ドメイン知識を高速で身につけるための心得と組織の備え

忙しい人向けのまとめ ドメイン知識ってどうやったら早く身につくの? ドメイン知識習得までの実践例 インプットにおいて意識したこと 各知識のインプットの進め方:実践例 業界のエコシステム 業界のトレンド 担当プロダクトのミッション 3C分析・ユーザージャーニー・アウトカムが出るまでの変数 さいごに enechainでブローカー向けプロダクトとクリアリングプロダクトのPdMをしている加藤です。 さて、会社選びの観点で、ドメイン知識がない領域に飛び込むのが怖いと思っている方は多いのではないかと想像して…

技術的負債のマネジメントを考える

技術的負債をうまくマネジメントすることは重要です。なぜなら、持続可能な長期的な利益の確保こそが競争戦略における目標であり、技術的負債への対応力はその目標に近づくための重要な組織能力だからです。EMとして組織の成果の最大化を目指す上で避けては通れない課題です。また技術的負債への対応は、単に技術的な課題ではなくそれらを包含するプロダクトの課題です。どうやって解決するかだけでなく、なぜ、いつ、どのくらいやるべきかを、事業責任者などのステークホルダーと合意して初めて対応を進めることができます。こうした課…

Four Keysを活用してチームの開発生産性を改善した時のふりかえりの考え方と手法を紹介します

はじめに こんにちは、データシステム部MLOpsブロックの薄田(@udus122)です。 この記事ではFour Keysなどの指標を活用して、定量的な根拠に基づきチームの開発生産性を改善する考え方とふりかえり手法を紹介します。 Four Keysとはデプロイ頻度、変更のリードタイム、変更障害率、平均修復時間の4つの指標からなるソフトウェアデリバリーや開発生産性の指標です。 Four Keysなど開発生産性の指標を計測し、定期的にふりかえっているけれど、なかなか具体的な改善につながらない。 そんな…

マイクロマネジメントを超えて:部下の成長を促す効果的なリーダーシップの実践

「報告が遅い。リモートワークで部下がサボっていないか不安だ……」「細かくアドバイスをしても、部下のパフォーマンスがどんどん下がってしまう……」 2020年のコロナ禍以来、テレワークやリモートワークが普及し、働き方が変化した人は多いのではないでしょうか。同時に、上司の「マイクロマネジメント」の問題も表面化しました。意識の違うZ世代の育成ほか、働き方の変化でマネジメントに悩む人は少なくありません。 今回の記事では、アドバイスが響かない「マイクロマネジメント」を指摘し、適切なコミュニケーション方法を紹…

エンジニアが長く働ける会社とは

こんにちは、リーナーの id:yusuke-k です。 リーナーは4年前に一人目のエンジニアを採用してから、2024年10月時点で20名弱のメンバーがいます。 この4年間でのエンジニアの退職者はゼロです。 エンジニアに長く働いてもらうために意識してることを、ここで一度まとめてみました。 前提 個人としてもチームとしても、一定のネガティブケイパビリティが必要(たとえば、自分の内に秘めるモヤモヤに向き合えない人には合わない) リーナーではマネージャーと呼ばれる役割は存在しないが、キャプテンと呼ばれる…

中小企業が食い物にされるのって多分こんな感じだと思うよ。

僕は食品会社(中小)の営業部長。僕が勤めている会社は、メイン事業は業務用食材の製造販売で、他に給食事業や各代理店事業を行っている。現在、給食事業以外は堅調である。なぜ、給食事業が不振を極めているのか。「食材の高騰や労務費の上昇で収益が悪化しているからかしら?」と外野から眺めていたけれども、違った。事業計画を愚直に遂行していることが原因だった。で、誰がそんな計画を立てているのか、その背景を知って軽く絶望したというのが今回の話。 数年前まで給食事業は堅調だった。収益も、ここ数か月の急激な食材高騰がど…

入社初月からさくさくアウトプット!スムーズな立ち上がりを支えるオンボーディングの具体例

こんにちは。 2024/7/1 からファインディに入社した斎藤です。 ファインディでは、Findy Team+ という、エンジニア組織の開発生産性を可視化し、開発チームやエンジニアリングメンバーのパフォーマンスを最大化するためのサービスの開発に携わっています。 今回は、私が入社初月からさくさくアウトプットできた理由についてご紹介します! 入社初月からプルリク1日4件出せました ファインディでは1日あたり4件プルリクを作成するというのを1つの指標としています。 入社直後は慣れるまでは結構厳しい指標…

『言いたいけど言えない』はもう終わり。職場で即実践できる「アサーティブコミュニケーション」入門

「仕事で自分の意見を伝えるのは大切だとわかっていても、どうしても気を使って言いたいことが言えない……」 そんな経験はありませんか? 職場での円滑なコミュニケーションに悩む方は少なくありません。 そんなあなたに「アサーティブコミュニケーション」をお勧めします。これは自分も相手も大切にしながら、効果的に自己表現する方法です。 本記事では、職場でよくある具体例を交えて、アサーティブコミュニケーションの実践的な取り入れ方をご紹介します。これらのテクニックを身につければ、きっとあなたの職場生活がより充実し…

株式会社はてなに入社して6.5年以上経過した

いわゆる在籍エントリです。 現在、退職予定はありません。 2018年2月入社なので、2024/09現在で6.5年強在籍しています。 小学校よりも長く、同じ組織に所属していることになりました。 数字で見るはてなに入社1周年 - がんばってなんか書く 株式会社はてなに入ってからの半年を振り返る - がんばってなんか書く 空が青いので転職しました - がんばってなんか書く 4年経った時にもエントリを書いていたのですが、出すタイミングを逃していた。 前回のふり返りから、かなり時間が空いたので、改めてはて…

継続的に価値あるサービスを提供するために意思決定者が押さえておくべきコストの話

社内で書いた内容から、一般化できる話だけを抜き出して書いた記事です。 TL;DR 意思決定者は、 仕様が複雑になればなるだけ、指数関数的かつ継続的にコストがかかることを理解する必要がある。 ユーザーの要求や利便性について優先順位をつける必要がある。 それらを揃えた上で「いっちゃんいいバランスで顧客要望に応える」必要がある。 コストについて サービスあるいは機能の一生 サービスあるいは機能は以下のライフサイクルを辿る 初回リリース以前 初回リリース以後、クローズ以前 クローズ 実は一番コストがかか…

ビジネスに必要な全てを担い、自分の専門性を見つけ出すフルサイクル開発者のあり方【技育祭2024秋】

今回は2024/09/21,22に行われた技育祭2024 (秋)にて登壇した @pei0804のセッション文字起こしをお届けします!🍁 資料はこちらから: ビジネスに必要な全てを担い、 自分の専門性を見つけ出す フルサイクル開発者のあり方@技育祭 秋 / how-find-own-speciality-in-full-cycle - Speaker Deck ビジネスに必要な全てを担い、自分の専門性を見つけ出すフルサイクル開発者のあり方 今回は「ビジネスに必要な全てを担い、自分の専門性を見つけ出…

正しく評価される自己評価の書き方

はじめに 会社員として働く上で評価は最も大きな関心事の1つでしょう。評価によって自身の職位や給料が決まるのでそれも当然です。 しかしながら、「納得感のある評価を受けられていますか?」と問うと明確にYesと答えられる人は稀でしょう。「成果を出したのに正しく評価されていない」と不満を持っていたり「評価は偉い人が勝手に決めるものだから…」と諦めている人もいるのではないでしょうか。少なくとも過去の私はそうでした。 そもそも、評価をどのように受けるべきか指導や研修を受けたことはありますか?私にはその記憶は…

志位和夫『Q&A 共産主義と自由──『資本論』を導きに』(1/5)

日本共産党の志位和夫がローザ・ルクセンブルク財団本部で理論交流を行い、「共産主義と自由」について、自著(『Q&A 共産主義と自由――「資本論」を導きに』、『「自由な時間」と未来社会論――マルクスの探究の足跡をたどる』)を献本し「懇談の素材を提供」した上で、「ぜひ忌憚のないご意見をいただければと思います」と述べている。*1 Q&A 共産主義と自由──『資本論』を導きに 作者:志位和夫 新日本出版社 Amazon 「忌憚のない」とは「遠慮のない」という意味である。 そもそも日本共産党は本書を使って「…

生き残れ! 東大大学院経済学研究科 地獄の修士1年前期

※この記事は、サークル「東大幻想郷(以下、GUT)」の、アドベントカレンダー2021内の記事の1つとして書かれたものです。 はじめに 第1章 春休みから始まる補習 第2章 あ、野生の75時間かかるコースワークが飛び出してきた! 第3章 追い打ちをかける就職前線 第4章 具体的な個々の授業とかの話 第1節 経済学のための数学 第2節 ミクロ経済学 第3節 マクロ経済学 第4節 計量経済学 終わりに 参考文献 昔日の先輩方のブログ 大学院という場所に関して 大学院受験・院試に関して 研究計画書の参考…

商業品質の日本語

編集者は「日本語を直す」機会が多い仕事である。 しかし文章というものは内容、つまり「何を言いたいか」だけで成立するものではないので、表現、つまり「どう言いたいか」も尊重する必要がある。 やみくもに内容が正しい別の表現で書き換えていいわけではない。 それでもわれわれは日本語を直す。 そして「直す」と言うからには、そこに何かしら解消が必要な課題を見ている。 編集者は、原稿のどのような状態を「課題」として認識するのだろうか。 人によって違いはあるだろうけど、ぼくの方針は「下記のような印象を想定読者にも…

draw.ioをつかったフレキシブルな設計図作成術

はじめに こんにちは!ソフトウェアエンジニアの種岡です。 皆さん、システム設計に取り組んでいますか? 設計は、プロジェクト成功への道筋を描く、航海の羅針盤です。 目的地を見据え、それに向かって進むための確かな指針となります。 設計の質がしっかりしていれば、開発という大海原でも迷わず進むことができます。 設計はプロジェクトの土台を築く、創造的かつ重要なプロセスです。 夢を描き、それを形にする試行錯誤の楽しさ、これこそが設計の魅力だと思います。 この記事は秋の技術特集 2024の11記事目です。 こ…

Starleyに転職しました

FastlyからStarleyに転職しました。Starleyは音声会話型おしゃべりAIアプリ「Cotomo」(コトモ)を開発している会社です。 cotomo.ai StarleyはFastlyとは打って変わってB2Cのスタートアップです。今回の転職ではせっかくなので生成AIに多少なりとも関わりたいと思っていて、Starleyはその点でがっつり生成AIを使ったサービスを開発していて、LLMの自前運用もしています。そして「生成AIで雑談」というのはおそらく技術的にはかなり難しい挑戦で、そこに「ときめ…

あなたの上司や部下が見ている世界

こんにちは、越川です。ネットコムに中途入社して約2年になりました。私は入社してから今に至るまで同じPJに携わっています。 PJ運営の中で最初はプロジェクトメンバーとしてアサインされたのですが、その後、プロジェクトリーダを経て、今はプロジェクトをマネジメントする立場にいます。 各ポジションをやってみて実際に見えた景色や意識しなければいけない点は結構、異なりました。立場が変わったからこそ感じたことや見えたものがあります。今回はそんな各ポジションを経験する中で気付いたことをまとめてみようと思います。 …

プロダクト開発のモニタリングにおいて大事な4つの段階とベストプラクティス

カケハシで Musubi Insight のバックエンドエンジニアをしている末松です。今回はプロダクトのモニタリングをどう進めていくべきかについて、4つの大事な段階とそのベストプラクティスを紹介したいと思います。 この記事は秋の技術特集 2024の 10 記事目です。 想定読者 モニタリングの悩みあるある モニタリングを始めるためには モニタリングにおいて大事な4つの段階 1. 【可視化】プロダクトの状況がさまざまな断面で可視化されている 【可視化】 のベストプラクティス 2. 【共有】プロダク…

オーバーエンジニアリングしないために心がけていること

オーバーエンジニアリングしてしまうという悩みがあって困っている、そのうち必要になるのではないかという気持ちになって無駄に抽象化して頑健にしてしまう。じゃあ素朴にやればいいのかというと、例えばDBスキーマみたいな要素は素朴になってはならないという難しさもある— Windymelt💀(めるくん)🚀❤️‍🔥 (@windymelt) 2024年9月12日 上のツイートを見かけたので、自分は何を心がけているか書いてみる。 結論 プロダクト方針的に起こりそうな未来を想像する 想像した未来が起こったとして、…

SESから自社開発に転職して感じたこと

8月から2人目のSREとして入社した墨(YOUTRUST/X)です。 約1ヶ月が経ち、ようやく人や業務の進め方にも慣れてきました。 ちなみに福利厚生でPCモニターをウルトラワイドにアップグレードしてやる気もみなぎっています笑😤 1. 本記事の背景 エンジニア歴的には6年目ですが、前職はクラウドエンジニアとしてSESで客先常駐で勤めており、Web業界のスタートアップの自社開発企業で働くのは初めてでした。 仕事の進め方や考え方が違う点が多いと気づけたので共有できたらと思います! 弊社では週1回各チー…

モデリングとアーキテクチャの知見を積み上げて基幹システムに可変性を注入する

こんにちは。 この記事では、2024/5/22に開催された「アーキテクチャを突き詰める Online Conference」で弊社CTOの普川がお話しした内容(ビジネスの構造をアーキテクチャに落とし込みソフトウェアに可変性を注入する〜モノタロウ基幹システム刷新の実践例)を、現場目線から改めてご紹介します。 なお、本稿の執筆は頼と尾髙が分担しておりまして、途中で急に文体が変わったな?と違和感を持たれることもあろうかと思われますが、ご容赦いただけますと幸いです。 本稿をさらに深掘りするイベントを10…

ふりかえりの目的を見つめ直した話

いちど立ち止まって 背景 インフラチームの小川です。 自分たちのチームでは例に漏れずスプリントの終わりにふりかえりを行っていますが、ここ最近はゆるやかな形骸化を感じていました。具体的には、以下のようなことがたびたび起きていました。 アイデアや問題が出てこない ただアジェンダをこなすだけの雰囲気が漂っている ふりかえりの効果が感じられない 一定成熟したスクラムチームにおいては、いずれも身近なケースだったりしないでしょうか。 対策 「ふりかえりのふりかえり」を実施しました。文字通り、普段のふりかえり…

会議のファシリテーションをほめてもらった

うれしかった。ので、メモ。 僕のいるチームのプロジェクトで、複数のチームにサポートしてもらいながら進める必要がある、ちょっと大きなものが始まりそうだったから、キックオフ前のキックオフやっとこかーってなって司会をした。オンラインミーティングね。 最初にこの会の目的を説明 今日のアジェンダのページのリンクは事前に共有もしていましたけど、いまSlackにもポストしておきましたー。 まだプロジェクトは始まってないんだけど、事前に調査とかをしたいから質問や相談をさせてもらいたいなと思っていて、そのときに「…

人間をリソースと呼ぶことの何が問題なのか

かねてより人間、とりわけ労働者や従業員をリソースと呼ぶことについて批判的な意見を聞くことがあった。 2018 Don't call people resources - Ben Linders 2021 社員を「リソース」と呼んではいけない――。 | d's JOURNAL(dsj)- 理想の人事へ、ショートカット 2022 人間をリソースと呼ばない方がいいと思う - ジムには乗りたい 加えて、これらの主張に対するカウンターを見たこともある。「問題の所在が不明瞭」「情緒的な意見のみで代替が示され…

新卒採用について思うこと

こんにちは。前年以上に暑い日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? (私はプライベートで熱中症になってしまいました‥本当に危ないので是非皆様もお気をつけください‥) 本日は当社での採用活動の取り組みの紹介と、採用活動に従事する中で私が感じた面接に対する所感やTipsを記載できればと思います。 新卒採用の開始 当社では今年度より新卒採用を開始しております。 これまでについては、原則として中途採用を基本としており、若手を中心とした採用というよりも、ある程度の年次を重ねた経験者の採用を中…

個人開発でもADR (アーキテクチャデシジョンレコード)を書くことの利点

起業なのか請負開発か趣味のプロジェクト(ペットプロジェクト)かによって状況は異なりますが「私のチームの開発者は私1人だけです」という個人開発においても、ADRは有効なツールとなりえます。 ADRとは何か? ADR(アーキテクチャデシジョンレコード)は、ソフトウェアアーキテクチャにおける重要な設計判断とその根拠、影響、関係する検討事項などを記録した文書です。 一見、現代的な響きですが、その実態はシステム設計ドキュメントの一部です。 "ADR"で検索すると真っ先にヒットするアーキテクチャの入門書『D…

40代子持ち女性がスタートアップ企業で3年がんばってみた話

2021年9月にSmartHRへ入社して、丸3年が経ちました。 hase0831.hatenablog.jp 入社したときはマネージャー直下の1人目ディレクターだったのが、あれよあれよという間に組織は拡大。所属していたコミュニケーションデザイングループも組織改編により、「ブランディング統括本部」として生まれ変わりました。 note.com ちなみにわたしの社員番号は500番。今となっては1,000人を超える大所帯になったSmartHRですが、まだまだカオスで、やることは山積みです。これは言い換え…

「最低限しか話したくなかった」 人付き合いが苦手だったエンジニアがEMになり、人間中心の組織づくりに取り組むようになるまで

人が働くうえで、誰もが一度は直面するであろうキャリアの分岐点。そのとき経験したこと、選択したことは、現在の立ち位置を決定づける重要な要素となっているはずです。 株式会社ビットキーで技術広報やスクラムマスター、エンジニアリングマネージャー(EM)を務めるパウリ(@pauli_agile)さん。彼は数多くの技術コミュニティの運営にも携わりながら、エンジニアや開発組織のマネジメントに全力で向き合っています。 キャリア初期の人間関係のつまずき、アジャイル手法との出会い、そして人とのコミュニケーションの重…

成功を呼ぶ『騒ぐ』力!新米PMが挑んだインボイス制度対応プロジェクト

いきなりですが、皆さんは「どうしたらプロジェクトマネージャになれるの?」と思ったことは無いでしょうか。 こんにちは。モノタロウの川北です。 今回はプロジェクトマネジメントの技術や方法論ではなく、プロジェクトマネージャを担える人材になる為に私が重要だと考える「心構え」と「ふるまい」についてお話したいと思います。 1.はじめに 1.1.プロジェクトマネージャへの第一歩 1.2.担当プロジェクトの概要 2.プロジェクト推進の中で直面した壁 2.1.その役割、担ったことないんですけど...の壁 2.2.…

新人エンジニアのキャリアと3つの輪

江戸時代エンジニアとして、エンジニアしながら江戸時代の研究に勤しんでいる伊尾木です*1。 スタディプラスでは、WebApp グループのテックリードもやっています*2。 この記事では、新人エンジニアに向けてキャリアの考え方として 3 つの輪というものを紹介します。 新人エンジニアの皆さんは、まだ自分は何ができるのか、自分がどうなりたいのか、色々迷うことも多いでしょう*3。 そんな方々に向けて、「へーこういう考え方があるんやな」と参考にしてもらえたらと思っています。 3 つの輪というのは、「やりたい…

「技術力あげたい」という話をした

speakerdeck.com 「技術力がある」とか「技術力あげたい」とかそういう話をしているが、技術力とはなにかが曖昧だと最近思っていたので自分の中の定義をプロダクト本部のLT大会で話した。 自分は10xを創る組織とはなにかに興味がありこの会社にいるのだけど、それは個人/組織が成長し続ける組織であるという仮説を自分は持っていて、プロダクト開発・運用という視点で個人の成長に必要なものとはなにかを考えたという話でもある。 もらった質問や感想など 訂正しやすくつくる力、外から中々見えにくい 見るとい…

もうすぐ 40 歳になるが労働を 3 年以上続けられたことがない IT エンジニアの話

「30歳からのプログラミング」と題したこのブログを書き始めたのが 2016 年 3 月。 そこから月日が立ち、立派なアラフォーとなったわけだが、私はこれまで 3 年以上継続して働いたことがない。プログラマに転身する前も含めて、である。一度もない。 3 年経つ前に、必ず無職になってしまう。労働して貯めた貯金を食い潰しながら無職生活を送り、カネが無くなりそうになってまた働く、ということを繰り返している。 だが、今の勤務先(株式会社HERP)に入社したのは 2021 年 10 月 1 日であり、入社し…