東日本大震災の発生から1週間後までのデータを使って、今後起こりうる災害に備えて何ができるかを議論する「東日本大震災ビッグデータワークショップ - Project 311 -」の公式サイトが9月12日(水)にオープンしました。朝日新聞の記事、Googleの検索データ、Twitterのツイートデータ、道路の通行実績や混雑統計データなどをワークショップ参加者に提供します。
▽ 東日本大震災ビッグデータワークショップ - Project 311 -
▽ Google Developers Japan: “東日本大震災ビッグデータワークショップ - Project 311 -” 開催のお知らせ
同ワークショップは、グーグルとTwitter Japanが幹事を務める「東日本大震災ビッグデータワークショップ 運営委員会」が主催しています。参加者は提供される以下のデータをもとに、災害時における適切な情報流通の施策やサービス提言、プロトタイプ作成を行います。
- 3月11日から1週間の朝日新聞記事(提供:株式会社朝日新聞社)
- Google Insights for Search(提供:グーグル株式会社)
- 東日本大震災直後のテレビ放送テキスト要約データ(提供:JCC株式会社)
- 3月11日から1週間のツイート(提供:Twitter Japan 株式会社)
- NHK総合テレビ大震災発災直後から24時間の放送音声書き起こし及び頻出ワードランキング(提供:日本放送協会)
- Honda インターナビ通行実績マップデータ(提供:本田技研工業株式会社)
- レスキューナウの鉄道運行情報/緊急情報/被害状況のまとめ情報(提供:株式会社レスキューナウ)
- 混雑統計データ(提供:株式会社ゼンリンデータコム)
開催期間は9月12日(水)~10月28日(日)です。参加にあたっては、参加者間で積極的な情報交換や議論を行うことが強く推奨されています。9月19日(水)にはオフィスアワーとしてワークショップの説明やデータに関する質疑応答が、10月13日(土)には参加者同士で情報交換する参加者ミーティングが、いずれもグーグル東京オフィスで開催されます。そのほか、ディスカッション用のメーリングリストも用意されています。
10月28日(日)には、分析の結果や開発したサービスを発表する報告会を予定しています。公式サイトでは「報告会で成果を共有して下さい。未完成のものや思ったようにいかなかったことこそ将来にとって重要な知見を含んでいる可能性があります」としています。
ワークショップへの申し込み方法や提供データの詳細などは、公式サイトからどうぞ。