SAR協定 (SARきょうてい、Agreement on Search and Rescue Regions) とは、1979年(昭和54年)に発効になった「1979年の海上における捜索及び救助に関する国際条約(SAR条約)」の勧告に基づき、関係締結国や隣接国と結ぶ捜索救助に関する協定のことである。 この条約は、海上の遭難者を迅速に救助するため、自国の周辺海域で適切に海難救助が出来るような制度を確立するとともに、関係国間で協力を行うことにより、最終的に、世界中の海で空白域のない捜索救助体制を作り上げることを目的とするものである。