アリエノール・ダキテーヌ(Aliénor d'Aquitaine, オック語: Alienòr d'Aquitània, 1122年 - 1204年4月1日)は、中世フランス王国の女性貴族でアキテーヌ女公(在位:1137年 - 1204年)。フランス王妃、イングランド王妃でもあった。アキテーヌ公ギヨーム10世とアエノール・ド・シャテルローの娘でギヨーム9世の孫。はじめフランス王ルイ7世の王妃、後にイングランド王ヘンリー2世の王妃。 ベルナール・ド・ヴァンタドゥールら吟遊詩人を庇護して多くの文芸作品を誕生させ、洗練された宮廷文化をフランス、イングランドに広めた存在として知られる。子孫が各地の君主及び妃となったことから「ヨーロッパの祖母」と呼ばれる。中世盛期の西欧において、最も裕福で地位の高い女性の一人であった。