オッズ(英: odds)は、確率論で確率を示す数値。ギャンブルなどで見込みを示す方法として古くから使われてきた。 元々、失敗b回に対して成功a回の割合のときに比 a/bとして定義された。ある事象の起こる確率 pと起こらない確率 1-pとの比 p/(1-p)のこと。ある事象の起こる確率 pが1/2を超えることはオッズが1を超えることに等価であり、0≤p<1の範囲で確率とオッズは1対1に対応し、確率とオッズは同じものの別表現になっている。確率が十分に小さいとき(例えばp<0.1)、オッズは確率とおおよそ等しい。 オッズ Oddsと確率 には以下の関係式が成り立つ。 またオッズは上の定義から以下が成り立つ。 2つのオッズの比をオッズ比という。またオッズの対数は、その確率のロジットと呼ばれる。これらは臨床試験の結果の表現や、種々の統計学的解析に用いられる。