カルマト派 (カルマトは、アラビア語: قرامطة) は、9世紀末から11世紀にかけて活動した、イスラーム教シーア派イスマーイール派の一分派。アッバース朝に対する反乱を起こし、アハサーを中心として独立勢力を築いた。 930年には率いるカルマト派が聖地マッカを占拠し、黒石を持ち去りザムザムの泉を死体で汚すなどの事件を起こしてイスラーム世界を震撼させた。その後もアッバース朝やファーティマ朝を脅かしたが、11世紀半ばに滅亡した。