ディーノ・ブッツァーティ・トラヴェルソ(Dino Buzzati-Traverso、1906年10月16日 - 1972年1月28日)は、イタリア人の作家、短編小説家、画家、詩人。コリエーレ・デラ・セラの記者でもあった。ブッツァーティの世界的な名声は、主に彼の著作「タタール人の砂漠」に負うところが大きい。しかし同時に彼は、好評を博した短編集でも有名である。短編集 Sessanta racconti で1958年にストレーガ賞を受賞している。そのほか、舞台美術、評論、漫画も手がける。 彼は、イタロ・カルヴィーノと並んで20世紀イタリア文学を代表する作家である。幻想的、不条理な作風からイタリアのカフカと称されることがある。