パタラ(Patara, リュキア語: Pttara)は、小アジアのリュキア地方南西部の地中海沿いにあった古代の港湾・商業都市。アルシノエ(Arsinoe, Ἀρσινόη)と改名した時期もある。その遺跡は現在、トルコのアンタルヤ県のゲレミシュ(Gelemiş)という小さな町の近くにある。リュキア連邦の首都であった。キリスト教の聖人で、パタラの近くのミュラの主教を長年務めたミラのニコラオス(聖ニコラオス)の生まれた町でもある。