マリア族 (Maria family、Roma family、FIN506) は過去の衝突により形成している小惑星族で、木星との軌道共鳴がおおよそ1:3のカークウッドの空隙付近に存在する。マリア族には数千個の小惑星があり、石で構成されるS型小惑星に分類される。マリア族という名前はマリア族の小惑星の母天体と推測され、マリア族ではいちばん小惑星番号の若い(170) マリアにちなむ。また、マリア族は英語でRoma family(直訳するとローマ族)とも言われ、これはマリアと同じく母天体と推定される(472) ローマにちなむ。 この小惑星は1918年、日本の天文学者平山清次により分類された。マリア族に属する小惑星は一般的に軌道長半径が2.5AUから2.706AUの間にあり、軌道傾斜角は12°から17°である。