モノリス(英語: monolith)は、建築物や遺跡の内で配置された単一の大きな岩や、幾つかの山々のように1枚の塊状の岩や石から成る地質学的特徴を表すものである。一枚岩(いちまいいわ)ともいう。 語源は古典ギリシア語の単語μόνος (monos)「一つだけの」とλίθος (lithos)「石、岩」の複合語μονόλιθος (monolithos)の古典ラテン語形monolithusに由来する。 通常は、非常に硬い固形の変成岩または火成岩から成り立つ地質が侵食によって露出したものである。建築学においては、モノリスは先史時代の巨石建築物(megalith)と共通の部分がかなり見られるため、のようなの一部として使われたのではないかと考えられている。また、オベリスクや彫像、のように例外的に大きな石または巨大なアーキトレーブについては、採石した後にかなりの距離を移動したか、または、自然の力によって運ばれてきた巨大な迷子石を利用した可能性がある。