世紀の遺書(せいきのいしょ)は、第二次世界大戦敗戦後に戦犯として刑死および獄死した人々の遺書を編纂した遺稿集。『世紀の遺書』という書名は、「二十世紀が後世にのこす遺書」の意図がこめられている。 巣鴨プリズン内に置かれた「巣鴨遺書編纂会」の呼びかけで遺族その他から遺書や遺稿が寄せられ、多くの人の協力と援助によって1953年(昭和28年)12月に初版4000部が出版された。その後、第2版(1954.3)、第3版、第4版(1954.12)まで版を重ね、4版で延べ13,000部を数えた。復刻版が1984年(昭和59年)8月、講談社で出版された。