吉田書簡(よしだしょかん)とは、内閣総理大臣兼外務大臣吉田茂の名義で出された書簡のことである。 主なものとしては、1951年にアメリカ合衆国特使のJ.ダレスに宛てた第一次吉田書簡と、1964年に中華民国総統府秘書長の張群に送った第二次吉田書簡とがあり、特に台湾問題をめぐる日本国の外交に影響を与えた。この他に国連軍の裁判権について駐日アメリカ大使のロバート・ダニエル・マーフィーに送った国連軍の裁判権をめぐる吉田書簡がある。