大渕 敏和(おおぶち としかず 1948年11月5日 - )は、日本の裁判官(25期)、公証人、弁護士。福岡県出身。福岡県立小倉高等学校を経て、一橋大学法学部卒業。 最高裁判所調査官、東京高等裁判所判事を経て、東京地方裁判所の裁判長(部総括判事)として、のちに冤罪と発覚した東電OL殺人事件で無罪判決を出した。その8か月後の異動で、東京地裁本庁から八王子支部に転出となり、その4年後、判事就任以来初めて首都圏以外の勤務地となる広島で高裁部総括判事に昇り、福井地裁所長、大阪高裁部総括判事と昇進したが、一度も東京に戻ることなく定年に2年余を残して依願退官・公証人となった。2012年に、東電OL事件被告が東京高裁再審で無罪となる。翌2013年から一般財団法人東京公証人協会評議員を務め、2017年には同議長に就任した。