『甲陽軍鑑』(こうようぐんかん)は、甲斐国の戦国大名である武田氏の戦略・戦術を記した軍学書である。起巻、目録、本書20巻23冊全60品、末書2巻。武田信玄・勝頼期の合戦記事を中心に、軍法、刑法などを記している。古刊本の写本の巻10末に寛永9年(1632年)の尾畑勘兵衛の識語があり、寛永12・13年頃から閲読の記録が残っている。