葉赫那拉氏(エホナラし、イェヘ=ナラし)は、満州民族の氏族のひとつ。16世紀後半から17世紀前半の明末に女直(満州民族の前身)の強国であった部の首長を輩出した家系であり、また清末の19世紀に西太后を出したことで有名である。 葉赫那拉は満州語でᠶᡝᡥᡝᠨᠠᡵᠠ(ローマ字表記:yehe nara)であり、本来はイェヘ=ナラなどとカタカナに写される音であるが、日本では漢字表記の「葉赫那拉」(ピンイン表記: Yèhè Nàlā)を中国語風に読んで表記した「エホナラ」の読みがむしろ広く見られる。