論(ろん)は、仏教の教説を解説した書物の総称。論書とも。本来はアビダルマの漢訳語であり、三蔵を構成する、律(ヴィヤナ)、経(スートラ)、論(アビダルマ)の一つをなす。 漢訳圏の大乗仏教ではアビダルマだけでなく、教学の綱要書や、スートラあるいはアビダルマへの注釈の形を取った思想書などをまとめて論書として扱う。