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この作品の原作は、井上ひさしの仙台一高在学時代([[1950年]] - [[1953年]])の経験をもとにしている<ref>[http://www.smt.city.sendai.jp/ss/sakuhin.html スクリーンに描かれた街 仙台] - [[せんだいメディアテーク]]</ref>が、[[連合国軍占領下の日本|戦後占領期]]([[1945年]] - [[1952年]])に一部重なり、当時の仙台には[[進駐軍]]が多く駐屯していた([[仙台朝市#沿革]]参照)。
この作品の原作は、井上ひさしの仙台一高在学時代([[1950年]] - [[1953年]])の経験をもとにしている<ref>[http://www.smt.city.sendai.jp/ss/sakuhin.html スクリーンに描かれた街 仙台] - [[せんだいメディアテーク]]</ref>が、[[連合国軍占領下の日本|戦後占領期]]([[1945年]] - [[1952年]])に一部重なり、当時の仙台には[[進駐軍]]が多く駐屯していた([[仙台朝市#沿革]]参照)。


同校で同じ新聞部の一学年上の[[菅原文太]]らのエピソードが取り入れられており、同校に隣接する宮城県第二女子高校(現・[[宮城県仙台二華中学校・高等学校|宮城県仙台二華高校]])で井上と同学年だった[[若尾文子]]がヒロイン・若山ひろ子のモデルとされる<ref>{{Cite web|url= https://wedge.ismedia.jp/articles/-/1179 |title= スクリーンに風格を添える宮城出身の映画人たち 月形龍之介に始まり、菅原文太、鈴木京香、宮藤官九郎まで |author= [[佐藤忠男]] |website= [[Wedge|WEDGE]] Infinity |date= 2011-01-04 |accessdate= 2020-07-28 }}</ref><ref>{{Cite web|url= http://www.gruri.jp/article/2014/12120800/ |title= 元夫「井上ひさし」 名作の「ネタ元」だった菅原文太さん――盟友・戦友・旧友が語った素顔の「菅原文太」 『[[週刊新潮]]』2014年12月11日号 |author= [[西館好子]] |website= 矢来町ぐるり |publisher= [[新潮社]] |accessdate= 2020-07-28 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20141222005046/http://www.gruri.jp/article/2014/12120800/ |archivedate= 2014-12-22 }}</ref>。
同校で同じ新聞部の一学年上の[[菅原文太]]らのエピソードが取り入れられており、同校に隣接する宮城県第二女子高校(現・[[宮城県仙台二華中学校・高等学校|宮城県仙台二華高校]])で井上と同学年だった[[若尾文子]]がヒロイン・若山ひろ子のモデルとされる<ref>{{Cite web|和書|url= https://wedge.ismedia.jp/articles/-/1179 |title= スクリーンに風格を添える宮城出身の映画人たち 月形龍之介に始まり、菅原文太、鈴木京香、宮藤官九郎まで |author= [[佐藤忠男]] |website= [[Wedge|WEDGE]] Infinity |date= 2011-01-04 |accessdate= 2020-07-28 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= http://www.gruri.jp/article/2014/12120800/ |title= 元夫「井上ひさし」 名作の「ネタ元」だった菅原文太さん――盟友・戦友・旧友が語った素顔の「菅原文太」 『[[週刊新潮]]』2014年12月11日号 |author= [[西館好子]] |website= 矢来町ぐるり |publisher= [[新潮社]] |accessdate= 2020-07-28 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20141222005046/http://www.gruri.jp/article/2014/12120800/ |archivedate= 2014-12-22 }}</ref>。


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== テレビドラマ ==
== テレビドラマ ==
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* [[佐藤佑介 (1959年生)|佐藤佑介]]
* [[佐藤佑介 (1959年生)|佐藤佑介]]
* [[桑山正一]]
* [[桑山正一]]

=== 放送局 ===
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特筆の無い限り全て同時ネット。
*TBS(制作局)
*[[新潟放送]]<ref>『北國新聞』1974年4月5日付朝刊、テレビ欄。</ref>
*[[中部日本放送|CBCラジオ]]<ref>『北日本新聞』1974年4月5日付朝刊、テレビ欄。</ref>


== 映画 ==
== 映画 ==
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[[Category:井上ひさしの小説]]
[[Category:井上ひさしの小説]]
[[Category:仙台市を舞台とした小説]]
[[Category:仙台市を舞台とした小説]]
[[Category:終戦直後の日本を舞台とした小説]]
[[Category:仙台市を舞台としたテレビドラマ]]
[[Category:仙台市を舞台としたテレビドラマ]]
[[Category:終戦直後の日本を舞台としたテレビドラマ]]
[[Category:仙台市を舞台とした映画作品]]
[[Category:仙台市を舞台とした映画作品]]
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[[Category:1974年の映画]]
[[Category:日本の小説を原作とする映画]]
[[Category:日本の小説を原作とする映画]]
[[Category:終戦直後の日本を舞台とした映画作品]]
[[Category:日本の青春映画]]
[[Category:日本の青春映画]]
[[Category:岡本喜八の監督映画]]
[[Category:岡本喜八の監督映画]]

2024年8月14日 (水) 05:44時点における最新版

青葉繁れる』(あおばしげれる)は、井上ひさしの小説である。

概要

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江戸時代仙台藩一円知行かつ地方知行の本拠だった仙台城青葉城)の城下町を基礎に、明治以降は東北地方の拠点として発展した宮城県仙台市において、「日本一の名門校・日比谷高校」から「東北一の名門校・仙台一高[※ 1]」に転校してきた渡部俊介(わたべ しゅんすけ)が、仙台一高の落ちこぼれ4人組と巻き起こす明朗青春劇として描かれている。

この作品の原作は、井上ひさしの仙台一高在学時代(1950年 - 1953年)の経験をもとにしている[1]が、戦後占領期1945年 - 1952年)に一部重なり、当時の仙台には進駐軍が多く駐屯していた(仙台朝市#沿革参照)。

同校で同じ新聞部の一学年上の菅原文太らのエピソードが取り入れられており、同校に隣接する宮城県第二女子高校(現・宮城県仙台二華高校)で井上と同学年だった若尾文子がヒロイン・若山ひろ子のモデルとされる[2][3]

1973年(昭和48年)に文藝春秋にて単行本化[4]1974年(昭和49年)にて文庫本化[4]2008年(平成20年)にて文庫本の新装版[4]となった。

1974年(昭和49年)4月5日から5月31日までTBSにテレビドラマ化され、同年9月21日岡本喜八監督によって映画化された[5]。映画の製作は東宝映画、配給は東宝カラーで上映時間は87分[5]。映画は仙台一高でも一部が撮影された。撮影日は一高・二高野球定期戦であり、校内に生徒は殆どいなかったが、草刈正雄を目当ての女子高生が多数詰め掛けた。

テレビドラマ

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放送時間

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  • 金曜日 20:00~20:55 (全9話)

スタッフ

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キャスト

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映画

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スタッフ

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キャスト

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脚注

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注釈

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  1. ^ 原作や映画では"宮城一高"として描かれている。

出典

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参考文献

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関連項目

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