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「ボートマッチ」の版間の差分

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'''ボートマッチ'''([[英語]]表記:VoteMatch)は、[[選挙]]にする[[インターネット]]サービス。有権者と立候補者、または有権者と[[政党]]の考え方の一致度を測定することができる
'''ボートマッチ'''({{Lang|en-NL|vote match}})は、[[有権者]]個々人の[[政治哲学|政治思想]]に最も近い[[政党]]や[[立候補|候補者]]を検査する[[インターネット]][[サービス]]。


==概要==
== 概要 ==
[[選挙]]に関する[[インターネット]]・サービス。立候補者や[[政党]]に対し、選挙で争点となりそうな政策や問題に関する[[アンケート]]を送付。提出された回答を基に[[データベース]]を作成し、有権者が同じアンケートに回答する事で、有権者と立候補者、または有権者と政党との考え方の一致度を測定することができる(政党に関しては、ボートマッチを主催している団体が各党の[[マニフェスト]]などを分析し、それをデータベース化している場合もある)。
[[選挙]]に関する[[インターネット]]・サービス。立候補者や[[政党]]に対し、選挙で争点となりそうな政策や問題に関する[[アンケート]]を送付。提出された回答を基に[[データベース]]を作成し、有権者が同じアンケートに回答する事で、有権者と立候補者、または有権者と政党との考え方の一致度を測定することができる(政党に関しては、ボートマッチを主催している団体が各党の[[マニフェスト]]などを分析し、それをデータベース化している場合もある)。


[[ヨーロッパ]]では広く普及しているサービスである。
[[ヨーロッパ]]では広く普及しているサービスである。
=== 名称の由来 ===
「ボートマッチ」は、[[英語]]による呼び方。ボート」({{Lang|en|vote}})英語で「投票」や「票」、「[[参政権]]」、「[[選挙権]]」などを表す語で、「マッチ」({{Lang|en|match}})は「適合する」または「一致する」などの意味を持つ語でる。


===名称由来===
=== 日本国内提供サービス ===
* JAPAN CHOICE
「ボートマッチ」は、[[英語]]による呼び方。"ボート"と「投票」や「票」、「[[参政権]]」、「[[選挙権]]」などを表す。つづりはVote」。"マッチ"と「適合する」または「一致する」などの意味を持つ。つづりは「Match」。その他に、[[ドイツ]]は「'''バール・オ・マート'''(Wahl-O-Mat)」、[[オランダ]]では「'''ステムバイザー'''(StemWijzer)」などと呼ばれており、[[国]]や[[言語]]によって呼び方は異なる。
* [[日本放送協会|NHK]]選挙WEB
* [[zero選挙]]
* [[朝日新聞]]
* えらぼーと([[毎日新聞]])
* 投票マッチング([[選挙ドットコム]])
* ポリスク
* [[読売新聞]]


==歴史==
== 歴史 ==
サービスの発祥は[[オランダ]]。[[心理テスト]]を元に[[1980年]]代後半に開発された。当時は[[紙]]によるテストで一致度も有権者自身が計算しなくてはならなかったが、[[デジタル]]化が進み[[コンピュータ]]で計算できるようになった。[[1998年]]から[[インターネット]]によるサービスが始められる。その後オランダ国内での普及が進み、更に[[ヨーロッパ]]の他の[[国]]へも広がった。現在では[[ドイツ]]や[[ブルガリア]]、[[フランス]]、[[スイス]]、[[ベルギー]]などでも行なわれている。
[[心理テスト]]を元に[[1980年]]代後半に[[オランダ]]で開発された。当時は[[紙]]によるテストで一致度も有権者自身が計算しなくてはならなかったが、[[デジタル]]化が進み[[コンピュータ]]で計算できるようになった。[[1998年]]から[[インターネット]]によるサービスが始められる。その後オランダ国内での普及が進み、更に[[ヨーロッパ]]の他の[[国]]へも広がった。現在では[[ドイツ]]や[[ブルガリア]]、[[フランス]]、[[スイス]]、[[ベルギー]]などでも行なわれている。


[[日本]]では、[[2007年]]7月に行なわれた[[第21回参議院議員通常選挙|参議院議員選挙]]で初めて、[[毎日新聞社]]と日本版ボートマッチ ワーキング・グループがそれぞれ独自に、インターネットを通じてボートマッチを実施した。
[[日本]]では、[[2001年]]に行なわれた[[第19回参議院議員通常選挙|参議院議員選挙]]で初めて[[佐藤哲也 (情報学者)|佐藤哲也]]がインターネットを利用した争点投票支援システムを実施した<ref>佐藤哲也 「争点投票システムの提案とその評価 -2001年参院選を対象として-」選挙研究、No.18、pp.148 - 163、2003</ref>。その後、[[2007年]]の[[第21回参議院議員通常選挙|参議院議員選挙]]で[[毎日新聞社]]と日本版ボートマッチ ワーキング・グループがそれぞれ独自に、インターネットを通じてボートマッチを実施した。
=== 年表 ===
* [[1980年]]代後半 - [[オランダ]]で[[心理テスト]]を元に開発される。
* [[1989年]] - オランダ実際の[[選挙]]で実施される。
* [[1994年]] - [[マスメディア|マスコミ]]で取り上げられ、オランダでの認知度が高まる。完全[[デジタル]]化。
* [[1998年]] - オランダの選挙で、初めて[[インターネット]]による試みが実施される。
* [[2001年]] - [[日本]]でも[[第19回参議院議員通常選挙|参議院議員選挙]]を対象にした「投票エージェント実験」が[[佐藤哲也 (情報学者)|佐藤哲也]]により実施された。
* [[2002年]] - オランダの総選挙で200万人以上の利用者を記録する。[[ドイツ]]でもサービスが開始される。
* [[2007年]] - 日本で大手新聞社によるサービスが開始される。


===年表===
== 参考文献 ==
{{Reflist}}
*[[1980年]]代後半 - [[オランダ]]で[[心理テスト]]を元に開発される。
*[[1989年]] - オランダ実際の[[選挙]]で実施される。
*[[1994年]] - [[マスコミ]]で取り上げられ、オランダでの認知度が高まる。完全[[デジタル]]化。
*[[1998年]] - オランダの選挙で、初めて[[インターネット]]による試みが実施される。
*[[2002年]] - オランダの総選挙で200万人以上の利用者を記録する。[[ドイツ]]でもサービスが開始される。
*[[2007年]] - [[日本]]サービスが開始される。


==関連項目==
== 関連項目 ==
*[[選挙]][[日本の選挙]]
* [[選挙]]
* [[日本の選挙]]
*[[第21回参議院議員通常選挙]]


{{Internet-stub}}
==外部リンク==
{{Normdaten}}
*[http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/ 毎日ボートマッチ えらぼーと]
{{DEFAULTSORT:ほとまつち}}
<!--毎日新聞はPC版が終了、携帯版のページはあるが動作しない。Sangi.inでのボートマッチの提供は終了。-->
*[http://vote.yomiuri.co.jp/ 読売新聞 日本版ボートマッチ]

{{DEFAULTSORT:ほとまつち}}
[[Category:インターネットサービス]]
[[Category:インターネットサービス]]
[[Category:選挙]]
[[Category:選挙]]
{{Internet-stub}}

[[de:Wahl-O-Mat]]
[[nl:Stemwijzer]]

2024年10月25日 (金) 12:38時点における最新版

ボートマッチvote match)は、有権者個々人の政治思想に最も近い政党候補者を検査するインターネットサービス

概要

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選挙に関するインターネット・サービス。立候補者や政党に対し、選挙で争点となりそうな政策や問題に関するアンケートを送付。提出された回答を基にデータベースを作成し、有権者が同じアンケートに回答する事で、有権者と立候補者、または有権者と政党との考え方の一致度を測定することができる(政党に関しては、ボートマッチを主催している団体が各党のマニフェストなどを分析し、それをデータベース化している場合もある)。

ヨーロッパでは広く普及しているサービスである。

名称の由来

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「ボートマッチ」は、英語による呼び方。「ボート」(vote)は英語で「投票」や「票」、「参政権」、「選挙権」などを表す語で、「マッチ」(match)は「適合する」または「一致する」などの意味を持つ語である。

日本国内の提供サービス

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歴史

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心理テストを元に1980年代後半にオランダで開発された。当時はによるテストで一致度も有権者自身が計算しなくてはならなかったが、デジタル化が進みコンピュータで計算できるようになった。1998年からインターネットによるサービスが始められる。その後、オランダ国内での普及が進み、更にヨーロッパの他のへも広がった。現在ではドイツブルガリアフランススイスベルギーなどでも行なわれている。

日本では、2001年に行なわれた参議院議員選挙で初めて佐藤哲也がインターネットを利用した争点投票支援システムを実施した[1]。その後、2007年参議院議員選挙毎日新聞社と日本版ボートマッチ ワーキング・グループがそれぞれ独自に、インターネットを通じてボートマッチを実施した。

年表

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参考文献

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  1. ^ 佐藤哲也 「争点投票システムの提案とその評価 -2001年参院選を対象として-」、選挙研究、No.18、pp.148 - 163、2003

関連項目

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