コンテンツにスキップ

「第76回皐月賞」の版間の差分

リンクを追加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴の双方向閲覧
← 古い編集
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
Sadano tikuwa (会話 | 投稿記録)
2,304 回編集
 
(12人の利用者による、間の45版が非表示)
1行目: 1行目:
{{Pathnav|[[皐月賞]]|frame=1}}
[[第76回皐月賞]]は、[[2016年]][[4月17日]]に[[中山競馬場]]で施行された[[競馬]]の[[競走]]である。<ref>[http://db.netkeiba.com/race/20160603811/ 2016年の皐月賞の結果・払戻] netkeibaより11月20日閲覧</ref>
{{External media
|width=250px
|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=Ud6-GzxxHAY 2016 皐月賞<br />レース映像 jraofficial（JRA公式YouTubeチャンネル）による動画]
}}
'''第76回皐月賞'''は、[[2016年]][[4月17日]]に[[中山競馬場]]で施行された[[競馬]]の[[競走]]である<ref>[http://db.netkeiba.com/race/20160603811/ 2016年の皐月賞の結果・払戻] netkeibaより11月20日閲覧</ref>。


== 出走馬の状況 ==
== 出走馬の状況 ==
2016年の[[牡馬]][[クラシック (競馬)|クラシック]][[三冠]]の一冠目として注目が集まった。主な出走馬は、[[若駒ステークス]](OP)の勝ち馬で、[[皐月賞]]の[[トライアル競走]]である[[弥生賞]](GII)に勝利した[[マカヒキ]]、弥生賞2着で[[2015年]]の2歳王者決定戦[[朝日杯フューチュリティステークス]](GI)の勝ち馬であり[[JRA賞最優秀2歳牡馬]]に選ばれた[[リオンディーズ]]、弥生賞3着で朝日杯フューチュリティステークス2着の[[エアスピネル]]などが出走した。また、[[スプリングステークス]](GII)の勝ち馬[[マウントロブソン]]、[[若葉ステークス]](OP)勝ち馬[[アドマイヤダイオウ]]も出走した。また、トライアル競走ではないが、[[きさらぎ賞]](GIII)を快勝して皐月賞に直行してきた[[サトノダイヤモンド]]、[[共同通信杯]](GIII)の勝ち馬[[ディーマジェスティ]]も出走した。
2016年の[[牡馬]][[中央競馬クラシック三冠|クラシック三冠]]の一冠目として注目が集まった。主な出走馬は、[[若駒ステークス]](OP)の勝ち馬で、[[皐月賞]]の[[トライアル競走]]である[[弥生賞]](GII)に勝利した[[マカヒキ (競走馬)|マカヒキ]]、弥生賞2着で[[2015年]]の2歳王者決定戦[[朝日杯フューチュリティステークス]](GI)の勝ち馬であり[[JRA賞最優秀2歳牡馬]]に選ばれた[[リオンディーズ]]、弥生賞3着で朝日杯フューチュリティステークス2着の[[エアスピネル]]などが出走した。また、[[スプリングステークス]](GII)の勝ち馬[[マウントロブソン]]、[[若葉ステークス]](OP)勝ち馬[[アドマイヤダイオウ]]も出走した。また、トライアル競走ではないが、[[きさらぎ賞]](GIII)を快勝して皐月賞に直行してきた[[サトノダイヤモンド]]、[[共同通信杯]](GIII)の勝ち馬[[ディーマジェスティ]]も出走した。
=== トライアル競走の結果 ===
=== トライアル競走の結果 ===
==== [[第53回弥生賞]] GII ====
'''[[第53回弥生賞]] GII'''
*[[中山競馬場|中山]]・芝2000mで施行。
*[[中山競馬場|中山]]・芝2000ⅿで施行<ref>[http://keibado.net/compass/result.php?cd=201603060511 第53回弥生賞(GII)]競馬compass 11月25日閲覧</ref>。
*3着以内に優先出走権が与えられる。
*3着以内に優先出走権が与えられる。
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
!着順!![[競走馬#競走馬名|競走馬名]]!!性[[馬齢|齢]]!![[騎手]]!!タイム!![[着差 (競馬)|着差]]
!着順!![[競走馬#競走馬名|競走馬名]]!!性[[馬齢|齢]]!![[騎手]]!!タイム!![[着差 (競馬)|着差]]
|-
|-
|1着||[[マカヒキ]]||牡3||[[クリストフ・ルメール|C.ルメール]]||1:59.9||
|1着||[[マカヒキ (競走馬)|マカヒキ]]||牡3||[[クリストフ・ルメール|C.ルメール]]||1:59.9||
|-
|-
|2着||[[リオンディーズ]]||牡3||[[ミルコ・デムーロ|M.デムーロ]]||1:59.9||クビ
|2着||[[リオンディーズ]]||牡3||[[ミルコ・デムーロ|M.デムーロ]]||1:59.9||クビ
21行目: 26行目:
|-
|-
|}
|}

==== 第65回[[スプリングステークス]] GII ====
''' 第65回[[スプリングステークス]] GII'''
*[[中山競馬場|中山]]・芝1800mで施行。
*中山・芝1800ⅿで施行<ref>[http://keibado.net/compass/result.php?cd=201603200511 第65回スプリングステークス(GII)]競馬compass 11月25日閲覧</ref>。
*3着以内に優先出走権が与えられる。
*3着以内に優先出走権が与えられる。
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
38行目: 44行目:
|-
|-
|}
|}

==== [[若葉ステークス]] OP ====
''' [[若葉ステークス]] OP'''
*[[阪神競馬場|阪神]]・芝2000mで施行。
*[[阪神競馬場|阪神]]・芝2000ⅿで施行<ref>[http://keibado.net/compass/result.php?cd=201603190111 若葉ステークス]競馬compass 11月25日閲覧</ref>。
*2着以内に優先出走権が与えられる。
*2着以内に優先出走権が与えられる。
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
51行目: 58行目:
|-
|-
|}
|}
==== 優先出走権を得た馬 ====
*マカヒキ
*リオンディーズ
*エアスピネル
*マウントロブソン
*マイネルハニー
*ロードクエスト
*アドマイヤダイオウ
*ナムラシングン


=== トライアル競走以外の主な前哨戦 ===
=== その他の主な前哨戦の結果 ===
==== 第56回[[きさらぎ賞]] GIII ====
'''第56回[[きさらぎ賞]] GIII '''
*[[京都競馬場|京都]]・芝1800ⅿで施行。
*[[京都競馬場|京都]]・芝1800ⅿで施行<ref>[http://keibado.net/compass/result.php?cd=201602070011 11R 第56回きさらぎ賞(GIII)]競馬compass 11月28日閲覧</ref>。
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
!着順!!競走馬名!!性齢!!騎手!!タイム!!着差
!着順!!競走馬名!!性齢!!騎手!!タイム!!着差
69行目: 67行目:
|1着||[[サトノダイヤモンド]]||牡3||C.ルメール||1:46.9||
|1着||[[サトノダイヤモンド]]||牡3||C.ルメール||1:46.9||
|-
|-
|2着||[[レプランシュ]]||牡3||内田博幸||1:47.5||３馬身1/2
|2着||[[レプランシュ]]||牡3||内田博幸||1:47.5||3馬身1/2
|-
|-
|3着||[[ロイカバード]]||牡3||武豊||1:47.5||アタマ
|3着||[[ロイカバード]]||牡3||武豊||1:47.5||アタマ
|-
|-
|}
|}
==== 第50回[[共同通信杯]] GIII ====
''' 第50回[[共同通信杯]] GIII'''
*[[東京競馬場|東京]]・芝1800mで施行。
*[[東京競馬場|東京]]・芝1800mで施行。
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
93行目: 91行目:
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
|-
|-
!枠番!!馬番!!競走馬名!!性齢!!騎手!![[オッズ]]!!人気!!馬体重
!枠番!!馬番!!競走馬名!!性齢!!騎手!![[オッズ]]（人気）!!馬体重
|-
|-
|rowspan="2" style="background-color: white; color: black;"|1||1||[[ドレッドノータス]]||牡3||[[藤岡佑介]]||149.1倍||13||470
|rowspan="2" style="background-color: white; color: black;"|1||1||[[ドレッドノータス (競走馬)|ドレッドノータス]]||牡3||[[藤岡佑介]]||149.1（13人）||470
|-
|-
|2||[[ジョルジュサンク]]||牡3||[[吉田隼人]]||129.0倍||12||508
|2||[[ジョルジュサンク]]||牡3||[[吉田隼人 (競馬)|吉田隼人]]||129.0（12人）||508
|-
|-
|rowspan="2" style="background-color: black; color: white;"|2||2||[[マカヒキ]]||牡3||[[川田将雅]]||3.7倍||3||498
|rowspan="2" style="background-color: black; color: white;"|2||3||[[マカヒキ (競走馬)|マカヒキ]]||牡3||[[川田将雅]]||3.7（3人）||498
|-
|-
|4||[[アドマイヤダイオウ]]||牡3||[[福永祐一]]||27.4倍||7||486
|4||[[アドマイヤダイオウ]]||牡3||[[福永祐一]]||27.4（7人）||486
|-
|-
|rowspan="2" style="background-color: red; color:white;"|3||5||[[マウントロブソン]]||牡3||[[トミー・ベリー|T.ベリー]]||25.9倍||6||472
|rowspan="2" style="background-color: red; color:white;"|3||5||[[マウントロブソン]]||牡3||[[トミー・ベリー|T.ベリー]]||25.9（6人）||472
|-
|-
|6||[[ミライヘノツバサ]]||牡3||[[柴田大知]]||124.3倍||11||482
|6||[[ミライヘノツバサ]]||牡3||[[柴田大知]]||124.3（11人）||482
|-
|-
|rowspan="2" style="background-color: blue; color:white;"|4||7||[[ウムブルフ]]||牡3||[[柴山雄一]]||306.4倍||16||464
|rowspan="2" style="background-color: blue; color:white;"|4||7||[[ウムブルフ]]||牡3||[[柴山雄一]]||306.4（16人）||464
|-
|-
|8||[[ミッキーロケット]]||牡3||[[横山典弘]]||150.4倍||14||474
|8||[[ミッキーロケット]]||牡3||[[横山典弘]]||150.4（14人）||474
|-
|-
|rowspan="2" style="background-color: yellow; color:black;"|5||9||[[ナムラシングン]]||牡3||[[田辺裕信]]||85.9倍||9||504
|rowspan="2" style="background-color: yellow; color:black;"|5||9||[[ナムラシングン]]||牡3||[[田辺裕信]]||85.9（9人）||504
|-
|-
|10||[[トーアライジン]]||牡3||[[大野拓弥]]||481.4倍||18||492
|10||[[トーアライジン]]||牡3||[[大野拓弥]]||481.4（18人）||492
|-
|-
|rowspan="2" style="background-color: green; color: white;"|6||11||[[サトノダイヤモンド]]||牡3||[[クリストフ・ルメール|C.ルメール]]||2.7倍||1||504
|rowspan="2" style="background-color: green; color: white;"|6||11||[[サトノダイヤモンド]]||牡3||[[クリストフ・ルメール|C.ルメール]]||2.7（1人）||504
|-
|-
|12||[[リスペクトアース]]||牡3||[[石川裕紀人]]||267.0倍||15||534
|12||[[リスペクトアース]]||牡3||[[石川裕紀人]]||267.0（15人）||534
|-
|-
|rowspan="3" style="background-color: orange; color: #000;"|7||13||[[プロフェット (競走馬)|プロフェット]]||牡3||[[戸崎圭太]]||90.1倍||10||460
|rowspan="3" style="background-color: orange; color: #000;"|7||13||[[プロフェット (競走馬)|プロフェット]]||牡3||[[戸崎圭太]]||90.1（10人）||460
|-
|-
|14||[[ロードクエスト]]||牡3||[[池添謙一]]||21.8倍||5||452
|14||[[ロードクエスト]]||牡3||[[池添謙一]]||21.8（5人）||452
|-
|-
|15||[[エアスピネル]]||牡3||[[武豊]]||16.1倍||4||480
|15||[[エアスピネル]]||牡3||[[武豊]]||16.1（4人）||480
|-
|-
|rowspan="3" style="background-color: pink; color: #000;"|8||16||[[リオンディーズ]]||牡3||[[ミルコ・デムーロ|M.デムーロ]]||2.8倍||2||500
|rowspan="3" style="background-color: pink; color: #000;"|8||16||[[リオンディーズ]]||牡3||[[ミルコ・デムーロ|M.デムーロ]]||2.8（2人）||500
|-
|-
|17||[[アドマイヤモラール]]||牡3||[[内田博幸]]||414.6倍||17||500
|17||[[アドマイヤモラール]]||牡3||[[内田博幸]]||414.6（17人）||500
|-
|-
|18||[[ディーマジェスティ]]||牡3||[[蛯名正義]]||30.9倍||8||476
|18||[[ディーマジェスティ]]||牡3||[[蛯名正義]]||30.9（8人）||476
|}
|}

== レース結果 ==
== レース結果 ==
=== レース内容 ===
=== レース内容 ===
スタートはミッキーロケットが少し出遅れた。先頭にはリスペクトアースが立ち、それにリオンディーズがかかり気味で追走して第1コーナーに入った。外側にアドマイヤモラール、内側にはジョルジュサンクやマウントロブソンなどがつけた。エアスピネルは外目につけた。サトノダイヤモンドは中団あたり、その後ろにディーマジェスティ、マカヒキなどが控えた。
スタートはミッキーロケットが少し出遅れて幕を開ける。先頭にはリスペクトアースが立ち、それにリオンディーズがかかり気味で追走して第1コーナーに入った。外側にアドマイヤモラール、内側にはジョルジュサンクやマウントロブソンなどがつけた。人気の一角エアスピネルは外目につけた。サトノダイヤモンドは中団あたり、その後ろにディーマジェスティ、マカヒキなどが控えた。


リオンディーズがかかってしまったこともあり、ペースは速くなった。前半1000mタイムは58.4秒とハイペースとなった。
リオンディーズがかかってしまったこともあり、ペースは速くなった。前半1000mタイムは58.4秒とハイペースとなった。
向こう正面では依然としてリオンディーズはかかり気味だった。後ろにつけていたディーマジェスティやマカヒキは反応よく動き出した。
向こう正面では依然としてリオンディーズはかかり気味のまま追走している。その後方につけていたディーマジェスティやマカヒキは反応よく動き出した。


残り800mの地点で向かい風の中、リオンディーズは抑えられず先頭に立つ。最終コーナーでは、２番手にマウントロブソン、3番手にエアスピネル、後ろのサトノダイヤモンドやマカヒキなどの後続馬が、だんだん差を詰めてきた。
残り800mの地点で向かい風の中、リオンディーズは抑えられず先頭に立つ。最終コーナーでは、2番手にマウントロブソン、3番手にエアスピネル、後ろのサトノダイヤモンドやマカヒキなどの後続馬が、だんだん差を詰めてきた。


最後の直線では、先頭に早めに立ったリオンディーズ、それを交わそうと追い込んできたエアスピネルとその外にサトノダイヤモンドが並んだ。その時、リオンディーズが[[斜行]]し横の2頭が失速。その頃外から8番人気のディーマジェスティが鋭い脚で追い込んできた。前の馬を一気に交わし、先頭に立った。それに負けじとマカヒキもよく追い込むも届かず。ディーマジェスティが1:57.9のレースレコードのタイムで優勝した。
最後の直線では、先頭に早めに立ったリオンディーズ、それを交わそうと追い込んできたエアスピネルとその外にサトノダイヤモンドが並んだ。その時、リオンディーズが[[斜行]]し2頭が失速。その頃外から8番人気のディーマジェスティが鋭い脚で追い込み、前の馬を一気に交わして先頭に立った。それに負けじとマカヒキもよく追い込むも届かず。ディーマジェスティが1:57.9のレースレコードのタイムで優勝した。

しかしゴール直後、[[審議 (競馬)|審議]]の青ランプが点灯した。審議内容は勝ち馬には関係ないものだが、リオンディーズの斜行についてだった。そして約15分後、リオンディーズは4位入線から5着へ[[降着制度|降着]]、エアスピネルは4着となった<ref>[http://keibado.net/compass/result.php?cd=201604170511&mode 第76回皐月賞(GI) 展開・制裁等]競馬compassより 11月25日閲覧</ref>。なお、もう一頭の被害馬サトノダイヤモンドはリオンディーズよりも先着した。

=== レース着順 ===
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
!着順
!枠番
!馬番
![[競走馬#競走馬名|競走馬名]]
!タイム
!着差
|-
|1
| style="background-color: pink; color: #000;" |8
|18
|ディーマジェスティ
|1:57.9
|
|-
|2
| style="background-color: #000; color: #fff;" |2
|3
|マカヒキ
|1:58.1
|1.1/4
|-
|3
| style="background-color: green; color: #fff;" |6
|11
|サトノダイヤモンド
|1:58.3
|1.1/4
|-
|4
| style="background-color: orange; color: #000;" |7
|15
|エアスピネル
|1:58.4
|1/2+ハナ
|-
|5
| style="background-color: pink; color: #000;" |8
|16
|リオンディーズ
|1:58.4
|4位降着
|-
|6
| style="background-color: #f00; color: #fff;" |3
|5
|マウントロブソン
|1:58.6
|1.1/4
|-
|7
| style="background-color: yellow; color: #000;" |5
|9
|ナムラシングン
|1:58.7
|1/2
|-
|8
| style="background-color: orange; color: #000;" |7
|14
|ロードクエスト
|1:59.1
|2.1/2
|-
|9
| style="background-color: #000; color: #fff;" |2
|4
|アドマイヤダイオウ
|1:59.5
|2.1/2
|-
|10
| style="background-color: #00f; color: #fff;" |4
|7
|ウムブルフ
|1:59.6
|3/4
|-
|11
| style="background-color: orange; color: #000;" |7
|13
|プロフェット
|1:59.8
|1.1/4
|-
|12
| style="background-color: #f00; color: #fff;" |3
|6
|ミライヘノツバサ
|1:59.9
|1/2
|-
|13
| style="background-color: #00f; color: #fff;" |4
|8
|ミッキーロケット
|2:00.0
|1/2
|-
|14
| style="background-color: yellow; color: #000;" |5
|10
|トーアライジン
|2:00.3
|2
|-
|15
| style="background-color: #fff; color: #000;" |1
|1
|ドレッドノータス
|2:00.5
|1.1/4
|-
|16
| style="background-color: #fff; color: #000;" |1
|2
|ジョルジュサンク
|2:01.0
|3
|-
|17
| style="background-color: green; color: #fff;" |6
|12
|リスペクトアース
|2:02.6
|10
|-
|18
| style="background-color: pink; color: #000;" |8
|17
|アドマイヤモラール
|2:03.2
|4
|}

=== 制裁 ===

* 4位入線のリオンディーズ鞍上の[[ミルコ・デムーロ|M.デムーロ]]は最後の直線で外側に斜行し、3位入線サトノダイヤモンドと5位入線エアスピネルの走行を妨害したため2016年4月23日（土）から5月1日（日）まで9日間（開催4日間）の騎乗停止となり（被害馬：エアスピネル、サトノダイヤモンド）、また向正面で外側に斜行したことについて過怠金1万円が科せられた。（被害馬：マウントロブソン）

=== データ ===
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
|1000[[メートル|m]]通過タイム
|58.4秒（リオンディーズ）
|-
|[[上がり (競馬)|上がり]]4ハロン
|48.0秒
|-
|上がり3ハロン
|35.6秒
|-
|最速上がり3ハロン
|33.9秒（マカヒキ）
|}

=== 払戻金 ===
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
|単勝
|18
|3,090円
|-
| rowspan="3" |複勝
|18
|530円
|-
|3
|160円
|-
|11
|150円
|-
|枠連
|2-8
|450円
|-
|馬連
|3-18
|6,220円
|-
| rowspan="3" |ワイド
|3-18
|1,730円
|-
|3-11
|1,760円
|-
|11-18
|320円
|-
|馬連
|18→3
|17,680円
|-
|３連複
|3-11-18
|6,000円
|-
|３連単
|18→3→11
|70,390円
|}

== 達成された記録 ==
* この競走の勝ちタイム1:57.9は第73回優勝馬[[ロゴタイプ_(競走馬)|ロゴタイプ]]の1:58.0を3年ぶりに上回るレースレコードとなった。翌2017年に[[アルアイン]]が1:57.8でレコードタイムを更新したが、勝ちタイムとしては2024年現在も同レース史上3位<ref>第84回優勝馬[[ジャスティンミラノ]]が更にレコードを更新したため</ref>に残っている。
* 鞍上の[[蛯名正義]]は2014年の[[イスラボニータ|イスラポニータ]]に続き皐月賞2勝目。GI勝利は[[マリアライト (競走馬)|マリアライト]]で制した昨年のエリザベス女王杯以来となる通算25勝目。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*[[第83回東京優駿]]
*[[第83回東京優駿]]

== テレビ・ラジオ中継 ==
*ラジオNIKKEI
**実況：[[中野雷太]]
*[[フジテレビジョン|フジテレビ]]
** 実況：[[福永一茂]]
** 解説：[[岡部幸雄]]
** 勝利ジョッキーインタビュー：[[倉田大誠]]
== 出典 ==
== 出典 ==
{{Reflist}}
<references />
{{皐月賞勝ち馬}}
{{keiba-stub}}


{{デフォルトソート:さつきしよう76}}
{{デフォルトソート:さつきしよう76}}
152行目: 369行目:
[[Category:2016年の競馬]]
[[Category:2016年の競馬]]
[[Category:2016年の日本のスポーツ]]
[[Category:2016年の日本のスポーツ]]
[[Category:船橋市のスポーツ史]]
[[Category:2016年4月]]
[[Category:2016年4月]]
{{substub}}
{{keiba-stub}}

2024年11月13日 (水) 03:00時点における最新版

皐月賞 > 第76回皐月賞
映像外部リンク
2016 皐月賞
レース映像 jraofficial（JRA公式YouTubeチャンネル）による動画

第76回皐月賞は、2016年4月17日に中山競馬場で施行された競馬の競走である[1]。

出走馬の状況

[編集]

2016年の牡馬クラシック三冠の一冠目として注目が集まった。主な出走馬は、若駒ステークス(OP)の勝ち馬で、皐月賞のトライアル競走である弥生賞(GII)に勝利したマカヒキ、弥生賞2着で2015年の2歳王者決定戦朝日杯フューチュリティステークス(GI)の勝ち馬でありJRA賞最優秀2歳牡馬に選ばれたリオンディーズ、弥生賞3着で朝日杯フューチュリティステークス2着のエアスピネルなどが出走した。また、スプリングステークス(GII)の勝ち馬マウントロブソン、若葉ステークス(OP)勝ち馬アドマイヤダイオウも出走した。また、トライアル競走ではないが、きさらぎ賞(GIII)を快勝して皐月賞に直行してきたサトノダイヤモンド、共同通信杯(GIII)の勝ち馬ディーマジェスティも出走した。

トライアル競走の結果

[編集]

第53回弥生賞 GII

  • 中山・芝2000ⅿで施行[2]。
  • 3着以内に優先出走権が与えられる。
着順 競走馬名 性齢 騎手 タイム 着差
1着 マカヒキ 牡3 C.ルメール 1:59.9
2着 リオンディーズ 牡3 M.デムーロ 1:59.9 クビ
3着 エアスピネル 牡3 武豊 2:00.2 2馬身
4着 タイセイサミット 牡3 内田博幸 2:01.1 5馬身
5着 アドマイヤエイカン 牡3 岩田康誠 2:01.2 3/4馬身

第65回スプリングステークス GII

  • 中山・芝1800ⅿで施行[3]。
  • 3着以内に優先出走権が与えられる。
着順 競走馬名 性齢 騎手 タイム 着差
1着 マウントロブソン 牡3 A.シュタルケ 1:48.1
2着 マイネルハニー 牡3 柴田大知 1:48.1 クビ
3着 ロードクエスト 牡3 池添謙一 1:48.2 クビ
4着 プランスシャルマン 牡3 内田博幸 1:48.4 1馬身1/4
5着 ミッキーロケット 牡3 C.ルメール 1:48.4 クビ

若葉ステークス OP

  • 阪神・芝2000ⅿで施行[4]。
  • 2着以内に優先出走権が与えられる。
着順 競走馬名 性齢 騎手 タイム 着差
1着 アドマイヤダイオウ 牡3 M.デムーロ 2:02.2
2着 ナムラシングン 牡3 池添謙一 2:02.2 ハナ
3着 ゼンノタヂカラオ 牡3 川田将雅 2:03.5 8馬身

その他の主な前哨戦の結果

[編集]

第56回きさらぎ賞 GIII

着順 競走馬名 性齢 騎手 タイム 着差
1着 サトノダイヤモンド 牡3 C.ルメール 1:46.9
2着 レプランシュ 牡3 内田博幸 1:47.5 3馬身1/2
3着 ロイカバード 牡3 武豊 1:47.5 アタマ

第50回共同通信杯 GIII

着順 競走馬名 性齢 騎手 タイム 着差
1着 ディーマジェスティ 牡3 蛯名正義 1:47.4
2着 イモータル 牡3 戸崎圭太 1:47.6 1馬身1/4
3着 メートルダール 牡3 C.ルメール 1:47.7 1/2馬身

出走馬と枠順

[編集]
2016年4月17日 第3回中山競馬第8日目 第11競走
天気：晴れ、馬場状態：良、発走時刻：15時40分
枠番 馬番 競走馬名 性齢 騎手 オッズ（人気） 馬体重
1 1 ドレッドノータス 牡3 藤岡佑介 149.1（13人） 470
2 ジョルジュサンク 牡3 吉田隼人 129.0（12人） 508
2 3 マカヒキ 牡3 川田将雅 3.7（3人） 498
4 アドマイヤダイオウ 牡3 福永祐一 27.4（7人） 486
3 5 マウントロブソン 牡3 T.ベリー 25.9（6人） 472
6 ミライヘノツバサ 牡3 柴田大知 124.3（11人） 482
4 7 ウムブルフ 牡3 柴山雄一 306.4（16人） 464
8 ミッキーロケット 牡3 横山典弘 150.4（14人） 474
5 9 ナムラシングン 牡3 田辺裕信 85.9（9人） 504
10 トーアライジン 牡3 大野拓弥 481.4（18人） 492
6 11 サトノダイヤモンド 牡3 C.ルメール 2.7（1人） 504
12 リスペクトアース 牡3 石川裕紀人 267.0（15人） 534
7 13 プロフェット 牡3 戸崎圭太 90.1（10人） 460
14 ロードクエスト 牡3 池添謙一 21.8（5人） 452
15 エアスピネル 牡3 武豊 16.1（4人） 480
8 16 リオンディーズ 牡3 M.デムーロ 2.8（2人） 500
17 アドマイヤモラール 牡3 内田博幸 414.6（17人） 500
18 ディーマジェスティ 牡3 蛯名正義 30.9（8人） 476

レース結果

[編集]

レース内容

[編集]

スタートはミッキーロケットが少し出遅れて幕を開ける。先頭にはリスペクトアースが立ち、それにリオンディーズがかかり気味で追走して第1コーナーに入った。外側にアドマイヤモラール、内側にはジョルジュサンクやマウントロブソンなどがつけた。人気の一角エアスピネルは外目につけた。サトノダイヤモンドは中団あたり、その後ろにディーマジェスティ、マカヒキなどが控えた。

リオンディーズがかかってしまったこともあり、ペースは速くなった。前半1000mタイムは58.4秒とハイペースとなった。 向こう正面では依然としてリオンディーズはかかり気味のまま追走している。その後方につけていたディーマジェスティやマカヒキは反応よく動き出した。

残り800mの地点で向かい風の中、リオンディーズは抑えられず先頭に立つ。最終コーナーでは、2番手にマウントロブソン、3番手にエアスピネル、後ろのサトノダイヤモンドやマカヒキなどの後続馬が、だんだん差を詰めてきた。

最後の直線では、先頭に早めに立ったリオンディーズ、それを交わそうと追い込んできたエアスピネルとその外にサトノダイヤモンドが並んだ。その時、リオンディーズが斜行し2頭が失速。その頃外から8番人気のディーマジェスティが鋭い脚で追い込み、前の馬を一気に交わして先頭に立った。それに負けじとマカヒキもよく追い込むも届かず。ディーマジェスティが1:57.9のレースレコードのタイムで優勝した。

しかしゴール直後、審議の青ランプが点灯した。審議内容は勝ち馬には関係ないものだが、リオンディーズの斜行についてだった。そして約15分後、リオンディーズは4位入線から5着へ降着、エアスピネルは4着となった[6]。なお、もう一頭の被害馬サトノダイヤモンドはリオンディーズよりも先着した。

レース着順

[編集]
着順 枠番 馬番 競走馬名 タイム 着差
1 8 18 ディーマジェスティ 1:57.9
2 2 3 マカヒキ 1:58.1 1.1/4
3 6 11 サトノダイヤモンド 1:58.3 1.1/4
4 7 15 エアスピネル 1:58.4 1/2+ハナ
5 8 16 リオンディーズ 1:58.4 4位降着
6 3 5 マウントロブソン 1:58.6 1.1/4
7 5 9 ナムラシングン 1:58.7 1/2
8 7 14 ロードクエスト 1:59.1 2.1/2
9 2 4 アドマイヤダイオウ 1:59.5 2.1/2
10 4 7 ウムブルフ 1:59.6 3/4
11 7 13 プロフェット 1:59.8 1.1/4
12 3 6 ミライヘノツバサ 1:59.9 1/2
13 4 8 ミッキーロケット 2:00.0 1/2
14 5 10 トーアライジン 2:00.3 2
15 1 1 ドレッドノータス 2:00.5 1.1/4
16 1 2 ジョルジュサンク 2:01.0 3
17 6 12 リスペクトアース 2:02.6 10
18 8 17 アドマイヤモラール 2:03.2 4

制裁

[編集]
  • 4位入線のリオンディーズ鞍上のM.デムーロは最後の直線で外側に斜行し、3位入線サトノダイヤモンドと5位入線エアスピネルの走行を妨害したため2016年4月23日（土）から5月1日（日）まで9日間（開催4日間）の騎乗停止となり（被害馬：エアスピネル、サトノダイヤモンド）、また向正面で外側に斜行したことについて過怠金1万円が科せられた。（被害馬：マウントロブソン）

データ

[編集]
1000m通過タイム 58.4秒（リオンディーズ）
上がり4ハロン 48.0秒
上がり3ハロン 35.6秒
最速上がり3ハロン 33.9秒（マカヒキ）

払戻金

[編集]
単勝 18 3,090円
複勝 18 530円
3 160円
11 150円
枠連 2-8 450円
馬連 3-18 6,220円
ワイド 3-18 1,730円
3-11 1,760円
11-18 320円
馬連 18→3 17,680円
３連複 3-11-18 6,000円
３連単 18→3→11 70,390円

達成された記録

[編集]
  • この競走の勝ちタイム1:57.9は第73回優勝馬ロゴタイプの1:58.0を3年ぶりに上回るレースレコードとなった。翌2017年にアルアインが1:57.8でレコードタイムを更新したが、勝ちタイムとしては2024年現在も同レース史上3位[7]に残っている。
  • 鞍上の蛯名正義は2014年のイスラポニータに続き皐月賞2勝目。GI勝利はマリアライトで制した昨年のエリザベス女王杯以来となる通算25勝目。

関連項目

[編集]

テレビ・ラジオ中継

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 2016年の皐月賞の結果・払戻 netkeibaより11月20日閲覧
  2. ^ 第53回弥生賞(GII)競馬compass 11月25日閲覧
  3. ^ 第65回スプリングステークス(GII)競馬compass 11月25日閲覧
  4. ^ 若葉ステークス競馬compass 11月25日閲覧
  5. ^ 11R 第56回きさらぎ賞(GIII)競馬compass 11月28日閲覧
  6. ^ 第76回皐月賞(GI) 展開・制裁等競馬compassより 11月25日閲覧
  7. ^ 第84回優勝馬ジャスティンミラノが更にレコードを更新したため
皐月賞勝ち馬
1930年代
1940年代

第2回 ウアルドマイン / 第3回 セントライト / 第4回 アルバイト / 第5回 ダイヱレク / 第6回 クリヤマト / 第7回 トキツカゼ / 第8回 ヒデヒカリ / 第9回 トサミドリ

1950年代

第10回 クモノハナ / 第11回 トキノミノル / 第12回 クリノハナ / 第13回 ボストニアン / 第14回 ダイナナホウシユウ / 第15回 ケゴン / 第16回 ヘキラク / 第17回 カズヨシ / 第18回 タイセイホープ / 第19回 ウイルデイール

1960年代

第20回 コダマ / 第21回 シンツバメ / 第22回 ヤマノオー / 第23回 メイズイ / 第24回 シンザン / 第25回 チトセオー / 第26回 ニホンピローエース / 第27回 リュウズキ / 第28回 マーチス / 第29回 ワイルドモア

1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
スタブアイコン

この項目は、競馬に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（ポータル 競馬 / ウィキプロジェクト 競馬）。

「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=第76回皐月賞&oldid=102549328」から取得