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「国道134号」の版間の差分

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2019年9月4日 (水) 23:44時点における版

一般国道
国道134号標識
国道134号
地図
地図
総延長 60.6 km
実延長 60.6 km
現道 60.4 km
制定年 1953年指定
起点 神奈川県横須賀市
三春町二丁目交差点(北緯35度16分0.03秒 東経139度41分12.71秒
主な
経由都市
神奈川県三浦市藤沢市平塚市
終点 神奈川県中郡大磯町
大磯駅入口交差点(北緯35度18分39.91秒 東経139度18分59.37秒
接続する
主な道路
記法
国道16号標識 国道16号
国道467号標識 国道467号
国道129号標識 国道129号
国道1号標識 国道1号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
国道134号 起点付近
神奈川県横須賀市三春町二丁目
国道134号 終点
神奈川県中郡大磯町
大磯駅入口交差点

国道134号(こくどう134ごう)は、神奈川県横須賀市から同県中郡大磯町に至る一般国道である。

概要

  • 茅ヶ崎市浜須賀交差点(神奈川県道30号戸塚茅ヶ崎線交点) - 中郡大磯町長者町交差点間は箱根駅伝のコースとして有名。
  • 湘南の海岸線に沿って走るという道路の特性ゆえ、また鎌倉市などでは内陸部の道路整備が不十分なこともあって、夏の休日には激しい渋滞が発生することがある。
  • かつては、有料区間(日本道路公団管理の湘南道路)があり、七里ガ浜海岸駐車場は、湘南道路(鎌倉区間)の料金所を駐車場に転用したもの。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史

  • 1920年大正9年)4月1日 - 鎌倉三崎線鎌倉郡鎌倉町-三浦郡三崎町三崎港)および片瀬鎌倉線(鎌倉郡川口村-鎌倉郡鎌倉町)を県道認定する[4]
  • 1930年昭和5年)3月 - 失業救済対策の一部として、神奈川県土木部が「湘南海岸道路(鎌倉郡川口村片瀬龍口寺-中郡大磯町)」の敷設計画に着手する。
  • 1931年(昭和6年)4月7日 - 片瀬大磯線(鎌倉郡川口村片瀬-中郡大磯町)を県道認定する。
  • 1931年(昭和6年)6月 - 「湘南海岸道路(県道片瀬大磯線)」工事起工式を開く。5か年計画として、神奈川県が施工。
  • 1935年(昭和10年)7月27日 - 「湘南海岸道路」(相模川の湘南大橋を除く区間)が開通。
  • 1936年(昭和11年)9月25日 - 神奈川県道26号(鎌倉郡鎌倉町ヨリ中郡大磯町ニ達スル道路)に指定する[5]
  • 1936年(昭和11年)10月23日 - 湘南大橋が落成。
  • 1938年(昭和13年)1月 - 「湘南海岸道路」に水銀灯を設置する。
  • 1953年(昭和28年)2月10日 - 旧道路法に基づき認定していた県道鎌倉三崎線、県道片瀬鎌倉線および県道片瀬大磯線を引継ぎ、それぞれ第31号、第41号および第128号として道路法に基づき県道認定する[6]
  • 1953年(昭和28年)5月18日 - 県道鎌倉三崎線、県道片瀬鎌倉線および県道片瀬大磯線を、二級国道134号横須賀大磯線(横須賀市-中郡大磯町)として指定施行[7]
  • 1956年(昭和31年)7月1日 - 湘南道路(有料区間)の料金徴収を開始。
  • 1960年(昭和35年)11月22日 - 在日米海軍辻堂演習場跡地の海岸沿い部分(浜見山交番前-浜須賀)が完成。
  • 1965年(昭和40年)4月1日 - 一般国道134号として指定施行[1]
  • 1975年(昭和50年)3月1日 - 湘南道路鎌倉区間を無料開放。
  • 1986年(昭和61年)7月1日 - 湘南道路逗子区間を無料開放。
  • 2010年平成22年)3月28日 - 慢性的な渋滞の解消を図るため、湘南大橋の4車線化が完了、供用開始。湘南大橋には同年4月より5年間、神奈川県による命名権売却に応じた工具卸売業トラスコ中山により、「トラスコ湘南大橋」との愛称が付けられる。
  • 2011年(平成23年) ‐ 慢性的に渋滞している「トラスコ湘南大橋」から花水川橋までの区間を4車線化する事業が着手。2014年度に完成の見通し。これにより「江の島入口」から西湘バイパスの早川口までが4車線化され、渋滞が大幅に緩和されるものとみられる。
  • 2012年(平成24年)10月17日 ‐ 前述の拡幅区間のうち、高浜台交差点付近(平塚市高浜台)から平塚駅南口入口交差点付近(平塚市袖ケ浜)までの0.9 kmが4車線化供用開始。
  • 2013年(平成25年)6月25日 ‐ 前述の拡幅区間のうち、平塚駅南口入口交差点付近(平塚市袖ケ浜)から袖ケ浜交差点付近(平塚市袖ケ浜)までの0.5 kmが4車線化供用開始。
  • 2015年(平成27年)3月1日 ‐ 前述の拡幅区間のうち、高浜台交差点(平塚市高浜台)から西湘バイパス(大磯町東町二丁目)までの1.1 kmが4車線化供用開始。藤沢市の江の島入口から大磯町の西湘バイパスまでの約15 kmが4車線でつながる。

路線状況

神奈川県逗子市新宿
(2013年4月)

通称

道路施設

交通量

2010年度(平成22年)道路交通センサスより[8] 24時間交通量

  • 横須賀市大津町 34,262
  • 横須賀市野比 12,641
  • 横須賀市津久井 21,319
  • 三浦市初声町下宮田 16,975
  • 三浦市南下町菊名 17,872
  • 横須賀市長井 16,656
  • 横須賀市芦名 22,242
  • 横須賀市秋谷 12,444
  • 三浦郡葉山町堀内 22,771
  • 鎌倉市材木座 20,320
  • 鎌倉市七里ヶ浜東 24,044
  • 藤沢市片瀬 23,904
  • 藤沢市鵠沼海岸 32,613
  • 茅ヶ崎市汐見台 23,827
  • 茅ヶ崎市中海岸4丁目 29,163
  • 茅ヶ崎市柳島 34,872
  • 平塚市龍城ヶ丘 24,814
  • 平塚市唐ヶ原 32,515
  • 中郡大磯町高麗 3,602

横須賀市の中心部と江の島〜唐ヶ原までの区間は4車線化(片側2車線)により渋滞が改善されつつあるが、そのほかの区間は2車線(片側1車線)のため、交通容量不足による慢性的な渋滞が起きている。

地理

国道129号との分岐
神奈川県平塚市千石河岸

通過する自治体

交差する道路

ギャラリー

描かれた134号

楽曲のタイトル

歌詞中

  • 「es.car」(YUI) - 2010年に発売されたアルバム『HOLIDAYS IN THE SUN』に収録されている。
  • 希望の轍」(稲村オーケストラ) - サザンオールスターズの代表曲であり、歌詞にある「エボシライン」というフレーズは、国道134号を指しているというのがファンの間では定説とされている[9]
  • 「サヨナラセツナ」(THE KIDDIE) - 歌詞に“134号線は今夜も闇を切り裂いてはエンジンが唸る”というフレーズがある。
  • 「オ・ネ・ガ・イ RADIO」(TUBE) - 1985年発表のアルバム『OFF SHORE DREAMIN'』に収録。歌詞に“Route 134”が2回出てくる。
  • 「BEAUTIFUL DAY」(福山雅治) - 2006年に発売されたアルバム『5年モノ』に収録されている。
  • 「イメージカラー」(鈴木愛理矢島舞美℃-ute)) - 2008年に発売されたアルバム『3rd〜LOVE エスカレーション!〜』に収録されている。歌詞に“高速を降りて134号”というフレーズがある。

脚注

注釈

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b c d e f g 2015年4月1日現在

出典

  1. ^ a b 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (PDF). 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 7. 2017年5月7日閲覧。
  3. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月23日閲覧。
  4. ^ 同日、神奈川県告示第122号
  5. ^ 同日、内務省告示第516号
  6. ^ 同日、神奈川県告示第54号
  7. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
  8. ^ 平成22年度道路交通センサス
  9. ^ a b c 佐藤健太郎 2014, p. 239-240、「都会の道」より。

参考文献

  • 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年。ISBN 978-4-06-288282-8 

関連項目

外部リンク