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摂津市の町丁としての[[千里丘 (摂津市)|千里丘]]は、当駅一帯およびそこから南西に広がる地域で、東海道本線以北の市域をおおよその範囲とする(ただし、旧[[吹田操車場]]跡地一帯は[[千里丘新町]]として分離している)。地域名としての[[千里丘]]は、町丁の千里丘と千里丘新町、およびそれらと東海道本線の南東側で隣接する地域、また町丁の千里丘の北に隣接する吹田市の地域などからなる一帯の呼称である。なお、「千里丘」の付く町丁は摂津市と吹田市の双方に存在するが、いずれも千里丘駅の開業後に設けられている。 |
摂津市の町丁としての[[千里丘 (摂津市)|千里丘]]は、当駅一帯およびそこから南西に広がる地域で、東海道本線以北の市域をおおよその範囲とする(ただし、旧[[吹田操車場]]跡地一帯は[[千里丘新町]]として分離している)。地域名としての[[千里丘]]は、町丁の千里丘と千里丘新町、およびそれらと東海道本線の南東側で隣接する地域、また町丁の千里丘の北に隣接する吹田市の地域などからなる一帯の呼称である。なお、「千里丘」の付く町丁は摂津市と吹田市の双方に存在するが、いずれも千里丘駅の開業後に設けられている。 |
2023年6月2日 (金) 18:50時点における版
千里丘駅 | |
---|---|
東口(2013年10月) | |
せんりおか Senrioka | |
◄JR-A41 茨木 (2.9 km) (1.7 km) 岸辺 JR-A43► | |
所在地 | 大阪府摂津市千里丘一丁目1-1 |
駅番号 | JR-A42 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 東海道本線(JR京都線) |
キロ程 |
544.7 km(東京起点) 京都から31.1 km |
電報略号 | セオ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面4線(乗降は2面2線のみ) |
乗車人員 -統計年度- |
16,498人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1938年(昭和13年)12月1日[1] |
備考 |
直営駅 みどりの券売機プラス設置駅 |
千里丘駅(せんりおかえき)は、大阪府摂津市千里丘一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。駅番号はJR-A42。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。
概要
摂津市内では唯一のJRの旅客駅である(貨物駅も含めると当駅の他に大阪貨物ターミナル駅がある)。
市内の駅の中では群を抜いて利用客数は多いが、駅自体は吹田市域や茨木市域と近接する位置にあり、両市からの利用も多い。また吹田市については、市外でありながらコミュニティバス(すいすいバス)を駅前に発着させている。
駅東側には阪急京都本線が走っており、当駅から近い位置に摂津市駅が2010年3月14日に開業した。それまでの70年余り、当駅周辺には他社局の鉄道駅が全くない独占状態であった[注釈 1]。
「千里丘」について
当駅名は千里丘陵に由来するが、当駅一帯は丘陵上ではなく、そこから南東に外れた麓に当たる。
摂津市の町丁としての千里丘は、当駅一帯およびそこから南西に広がる地域で、東海道本線以北の市域をおおよその範囲とする(ただし、旧吹田操車場跡地一帯は千里丘新町として分離している)。地域名としての千里丘は、町丁の千里丘と千里丘新町、およびそれらと東海道本線の南東側で隣接する地域、また町丁の千里丘の北に隣接する吹田市の地域などからなる一帯の呼称である。なお、「千里丘」の付く町丁は摂津市と吹田市の双方に存在するが、いずれも千里丘駅の開業後に設けられている。
歴史
元々は地上駅だったが、1970年に開催された大阪万博で最寄り駅に想定され、それに併せて橋上駅舎化などの再開発を行う予定だった。しかし、最寄り駅競争は京都方面の隣の茨木駅に敗れ、その後約13年間再開発されないままだった。
年表
- 1938年(昭和13年)12月1日:三島郡味舌村の北端部、鉄道省東海道本線の茨木駅 - 吹田操車場(現在の吹田信号場)間に新設開業(旅客のみ取扱)[1]。
- 1983年(昭和58年)3月18日:現在の橋上駅舎に改築(2代目)[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、「JR京都線」の愛称を使用開始。
- 1992年(平成4年)3月25日:フォルテ千里丘(現在のフォルテ摂津)が駅東側に開業。駅コンコースと新たに建設したペデストリアンデッキで直結。
- 2002年(平成14年)7月29日:JR京都・神戸線運行管理システム導入。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[3]。
- 2007年(平成19年)3月18日:駅自動放送を更新。
- 2008年(平成20年)11月22日:ホームの京都方に上り下りのエスカレーターとエレベーターを設置。
- 2014年(平成26年)12月27日:西口のエレベーターが使用を開始。
- 2015年(平成27年)
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入される。
- 2021年(令和3年)
- 3月4日:この日を以てみどりの窓口が営業終了。
- 3月5日:みどりの券売機プラスが稼働開始。
駅構造
旅客線のみに島式ホーム2面4線を持つ地上駅で橋上駅舎を有する。ただし、通過列車のみの1番のりばと4番のりばは柵が設置されており、利用できなくなっている。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
直営駅ではあるが駅長は配置されておらず、高槻駅(管理駅)と茨木駅(地区駅)が当駅を管理している。ICOCA利用可能駅であり、ICOCAの相互利用対象カードも利用可能。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 線路 | 行先 |
---|---|---|---|---|
1 | AJR京都線 | 上り | 外側線 | (通過列車のみのため閉鎖) |
2 | JR京都線 | 上り | 内側線 | 高槻・京都方面[5] |
3 | 下り | 大阪・三ノ宮方面[5] | ||
4 | AJR京都線 | 下り | 外側線 | (通過列車のみのため閉鎖) |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
-
改札口(2023年2月)
-
切符売り場(2023年2月)
-
1・2番のりばホーム(2023年2月)
-
3・4番のりばホーム(2023年2月)
ダイヤ
日中時間帯は1時間に8本が停車する。朝ラッシュ時は本数が多くなる。
利用状況
2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は16,498人で、JR西日本の駅の中ではJR難波駅に次いで第47位である[JR 1]。
かつてはJR京都線の普通しか停車しない駅の中で最も利用客数が多かったが、前述の摂津市駅開業もあり減少傾向が続いた。現在は吹田駅に次いで2番目の数字となっている。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)24,401 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)24,360 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)24,969 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)24,885 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)24,808 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)25,665 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)25,831 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)24,611 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 23,131 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 22,172 | [* 10] |
2000年(平成12年) | 21,566 | [* 11] |
2001年(平成13年) | 20,689 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 20,483 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 20,971 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 20,768 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 20,517 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 20,566 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 20,145 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 19,652 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 19,296 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 18,258 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 18,095 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 18,410 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 19,071 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 19,214 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 19,760 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 20,064 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 20,179 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 20,230 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 20,297 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 1]16,498 |
駅周辺
周囲は摂津市西部の北端に当たり、東海道本線の北側を並行する府道14号大阪高槻京都線(産業道路)を越えた辺り(約200m先)から吹田市域に入る。また、当駅から茨木駅方面に向かって約400m先からは茨木市域に入る。駅東口には駅前再開発によりフォルテ摂津が建設され、バスターミナルも整備された。引き続き、西口も再開発中である。
以前は駅から南へ歩くと摂津市立総合福祉会館があり、プラネタリウムを楽しむことができたが、建物の老朽化により閉鎖された。
当駅の東と西を結ぶ大阪府道142号正雀停車場線(旧・大阪府道2号大阪中央環状線)は、かつては片道1車線の狭路で、交互信号が設置されていた。再開発とともに、この道路トンネルの拡幅工事も進められ、2009年10月、2車線通行が可能になった。また、かつては時間帯右折禁止だった、産業道路吹田市街方面からの右折(千里丘駅・門真市方面)が、これに併せて終日可能となった。
駅ビル
西口方面
- 大阪府道1号茨木摂津線
- 大阪府道14号大阪高槻京都線(産業道路)
- 千里丘中央病院
- 日本郵便 摂津千里丘郵便局
- 吹田市立千里丘児童会館
- 関西みらい銀行千里丘駅前支店
- 吹田市立山田第二小学校
- 摂津市立千里丘小学校
- 吹田徳洲会病院
- 吹田スタジアム
東口方面
- フォルテ摂津
- Foods Market SATAKE千里丘店
- 阪急電鉄摂津市駅
- りそな銀行千里丘支店
- 三菱UFJ茨木支店千里丘出張所
- 摂津郵便局
- 摂津市立摂津小学校
- 摂津市立三宅柳田小学校
- 摂津市立第一中学校
- 摂津市立第三中学校
- 大阪府立摂津高等学校
- 摂津市消防本部
- 摂津市役所
- 塩野義製薬
- 摂津医誠会病院
バス路線
のりば | 運行事業者 | 路線 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 近鉄バス | 千里丘系統 | 53・54番:鳥飼車庫 55番:摂津市内循環 |
全て平日のみの運行 |
2 | 阪急バス | 吹田摂津線 | 33・34・35・36系統:柱本団地 33系統:上鳥飼 36系統:摂津ふれあいの里 |
西口からは吹田市コミュニティバスが発着する。
- ひまわりルート
- あおばルート
備考
かつては京阪バスの京阪守口市駅や京阪門真市駅、近鉄バスのJR八尾駅に向かう路線もあったが、1997年の大阪モノレール線南茨木 - 門真市間開通を前後に運行が中止された。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- JR京都線(東海道本線)
- 営業キロ上、かつての吹田信号場は当駅 - 岸辺駅間に位置していたが、現在の吹田貨物ターミナル駅は岸辺駅 - 吹田駅間に位置する。
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、36頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “きょうから使用開始 千里丘駅橋上化”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1983年3月18日)
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
- ^ a b “千里丘駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月11日閲覧。
利用状況
- データで見るJR西日本
- ^ a b “データで見るJR西日本2021” (PDF). 2021年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月20日閲覧。
- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
関連項目
外部リンク
- 千里丘駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道