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あざれあ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あざれあ
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 新日本海フェリー
運用者 新日本海フェリー
建造所 三菱重工業下関造船所
母港 小樽
姉妹船 らべんだあ
建造費 約90億円[1]
航行区域 限定近海(非国際)
船級 JG(第二種船)
信号符字 7JZF
IMO番号 9816115
MMSI番号 431009637
経歴
起工 2016年9月6日
進水 2017年1月12日[2]
竣工 2017年6月26日[3]
就航 2017年6月28日
現況 就航中
要目
総トン数 14,125トン[3]
載貨重量 6,205トン
全長 197.5 m[3]
垂線間長 188.0 m
26.6 m[3]
高さ 20.3m[3]
満載喫水 7.20 m
デッキ数 8層
機関方式 ディーゼル
主機関 Wartsila 16V38C×2[3]
推進器 2軸
出力 22,000 kW[3]
速力 25.0ノット[3]
旅客定員 600名[3]
車両搭載数 12mトラック150台 乗用車22台[3]
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あざれあは、新日本海フェリーが運航するフェリーである。

概要

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三菱重工業下関造船所にて建造され、2017年6月28日に小樽 - 新潟航路に就航[4]

船名はツツジ科ツツジ属に分類される西洋ツツジの和名アザレアに由来する。

1番船のらべんだあと本船の就航により、それまで小樽 - 新潟航路に就航していたらいらっくゆうかりを敦賀 - 新潟 - 秋田 - 苫小牧東航路の寄港便へ転配し、最古参のフェリーあざれあフェリーしらかばを置換えた。

進水式では、ヴァイオリニスト千住真理子が支綱切断を行った[2]

2018年5月には、省エネ船型や高効率推進システム等による船体抵抗の低減と推進効率向上を評価されシップ・オブ・ザ・イヤー2017大型客船部門を受賞[3]

2020年には、姉妹船らべんだあと共にSOxスクラバーを搭載し、ファンネルが大型のものに変更された。

設計

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らべんだあの同型船である。らべんだあ船内と異なる設備の愛称は以下の通り。

  • レストラン「白樺」
  • グリル「大樹」
  • カフェ「RABBIT」
  • フォワードサロン「帆風」

船内

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船室

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専用テラス付デラックスルームAが12室増の32室となるなど個室を増やし、新設のペット同伴室(2室)を含む全116室を設置。先に建造されたすいせんすずらんと同様に大部屋寝台化でプライベートベッドとなり、従来の2等和室はない[5]

小樽港に停泊するあざれあ

設置僚船のらべんだあと同様に最上層6階の展望浴室には露天風呂を設置するほか、プロムナード・シアタールーム廃止ならびにゲームコーナーの大幅縮小により、従来のフェリーよりも客室スペースを広く取る。

脚注

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  1. ^ 新日本海フェリー株式会社 (29 June 2016). 有価証券報告書 第49期(平成27年4月1日 - 平成28年3月31日) (Report). 金融庁. 2016年7月4日閲覧
  2. ^ a b “三菱重工下関で大型フェリー進水 6月下旬に新潟-小樽航路に”. 産経新聞 (産経新聞社). (2017年1月13日). オリジナルの2017年1月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170114170640/http://www.sankei.com/region/news/170113/rgn1701130021-n1.html 2017年1月15日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g h i j k soy2017 - 日本船舶海洋工学会
  4. ^ 新日本海フェリーに新造船「あざれあ」が就航しました - 新潟県
  5. ^ 新日本海フェリー、新潟-小樽航路などに新造船を来春就航 - 新潟日報

外部リンク

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