エケクルス (小惑星)
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エケクルス 60558 Echeclus 174P/Echeclus | |
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仮符号・別名 | 2000 EC98 |
分類 | 彗星・小惑星遷移天体 |
軌道の種類 | ケンタウルス族 |
発見 | |
発見日 | 2000年3月3日 |
発見者 | スペースウォッチ |
軌道要素と性質 元期:2012年9月30日 (JD 2,456,200.5) | |
軌道長半径 (a) | 10.704 AU |
近日点距離 (q) | 5.815 AU |
遠日点距離 (Q) | 15.593 AU |
離心率 (e) | 0.457 |
公転周期 (P) | 35.02 年 |
軌道傾斜角 (i) | 4.34 度 |
近日点引数 (ω) | 162.94 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 173.38 度 |
平均近点角 (M) | 333.69 度 |
前回近日点通過 | 1980年頃 |
次回近日点通過 | 2015年4月 |
物理的性質 | |
直径 | 84 km |
質量 | 3.6 ×1017? kg |
平均密度 | 2.0? g/cm3 |
表面重力 | 0.0196? m/s2 |
脱出速度 | 0.0370? km/s |
自転周期 | 26.802 時間 |
絶対等級 (H) | 9.3707 |
アルベド(反射能) | 0.04? |
表面温度 | ~85 K |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
エケクルスまたはエチェクラス (60558 Echeclus, 174P/Echeclus) は、周期彗星と小惑星の両方に登録された彗星・小惑星遷移天体。木星と天王星の間の軌道を周っている。
2000年3月3日にスペースウォッチプログラムで撮影された写真によって発見され、その後1979年と1985年にも観測されていたことが判明した。2004年までに軌道が確定して小惑星番号を付与され、ギリシア神話におけるケンタウロス族とラピテース族の戦いで、ラピテースのアムピュクスに殺されたケンタウロスのエケクルスから名付けられた。
2005年の12月末から2006年初頭にかけて、太陽から13.1天文単位ほどの位置にいたエケクルスは急激に明るくなり、彗星特有のコマも観測された。これは一時的なアウトバーストによるものと考えられ、小惑星とされていたエケクルスがまだ彗星として活動できる状態にあることが判明した[1]。このアウトバーストの原因を、未発見の衛星によるものとする意見がある[2]。
ケンタウルス族の小天体がその軌道にある期間は、巨大惑星の重力の影響で非常に短く、エケクルスの場合で約61万年と考えられている[3]。
脚注
[編集]- ^ 2007年版天文年鑑(誠文堂新光社)
- ^ 174P/Echeclus: a strange case of outburst arXiv
- ^ Horner, J.; Evans, N.W.; Bailey, M. E. (2004). Simulations of the Population of Centaurs I: The Bulk Statistics 2008年9月9日閲覧。.
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- エケクルスの軌道要素(JPL、英語)
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