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オオルリアゲハ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オオルリアゲハ
オオルリアゲハ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目 Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
: アゲハチョウ科 Papilionidae
亜科 : アゲハチョウ亜科 Papilioninae
: アゲハチョウ族 Papilionini
: アゲハチョウ属 Papilio
: オオルリアゲハ P. ulysses
学名
Papilio ulysses
Linnaeus, 1758
和名
オオルリアゲハ
英名
Ulysses Butterfly
Blue Mountain Butterfly
Blue Mountain Swallowtail
オオルリアゲハ

オオルリアゲハ学名:Papilio ulysses LINNAEUS[1]:Blue Mountain Butterfly,Blue Mountain Swallowtail)は、チョウ目アゲハチョウ科チョウである。

生態

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オーストラリアの北東部(クイーンズランド州東部)、ニューギニアモルッカ諸島ビスマルク諸島ソロモン諸島の北西部に分布し[1]熱帯雨林や郊外の公園に生息する。生息域が広いため、色彩や大きさに差異がある亜種が多数存在する[1]。このチョウはクイーンズランドの象徴のようなチョウである。

幼虫はミカン科等を食草とする。

主に開張14センチメートルの大きなチョウだが、亜種により大きさの差がある。ピンクの小さいの房を枝にまっすぐつける木の蜜を好む。

翅の表は虹青色をしているが、裏は地味な黒と茶色の色合いをしている。これらの色は微視的な構造で構成されている[2]。翅の裏の色が地味なため、このチョウが止まった時は周囲の色に溶け込むことができ、飛ぶとき表の翅は光を反射し、その光は数百メートル先にも届く。

オスメスと間違え、青いものに惹かれることが多い[1]。雌は通常2メートル以下の低い木に産卵する。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c d 鳥居主計「オオルリアゲハ」『熱帯林業』第48号、国際緑化推進センター、1978年4月、49-50頁、doi:10.32205/ttf.0.48_49 
  2. ^ P.vukusic,J.R.Sambles,C.R.Lawrence,R.J.Wootton(2001)Sculpted-multilayer optical effects in two species of papilio butterfly.Applied Optics 40:1116-1125[1]閲覧。
翅の表は虹青色である。
翅の裏は地味な色である。