オーストラリア国王
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オーストラリア 国王/女王 | |
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King / Queen of Australia | |
連邦 | |
在位中の国王/女王 | |
第7代君主 チャールズ3世 2022年9月8日より | |
詳細 | |
敬称 | 陛下(His Majesty) |
初代 | ヴィクトリア |
成立 | 1901年1月1日 |
オーストラリア国王(オーストラリアこくおう、英語: King of Australia)またはオーストラリア女王(オーストラリアじょおう、英語: Queen of Australia)は、オーストラリアの国家元首たる君主である。イギリス国王が兼位する。
現在の君主は、チャールズ3世。
概要
[編集]象徴的な存在であり、実権はほとんど持たないが、総督の任免権(オーストラリア憲法第2条[1])、総督が君主の代理として裁可した法案についての否認権(同第59条[1])を有している。通常はオーストラリア総督がその職務を代行する。 チャールズ3世のオーストラリア国王としての正式な称号は、
Charles the Third, by the Grace of God King of Australia and His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、オーストラリアならびにその他の諸王国および諸領土の王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
である。
共和制議論
[編集]→詳細は「オーストラリアの国家元首問題」を参照
オーストラリアでは共和制への移行を求める勢力が存在しており、政治問題となることもある。1999年に国民投票が実施されたが、この時には君主制存続という結果になった。
国王の一覧
[編集]代 | 国王(女王) | 出身家 | 在任期間 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ヴィクトリア女王 Victoria |
ハノーヴァー家 | 1901年1月1日 - 1901年1月22日 |
21日 | ||
2 | エドワード7世 Edward VII |
ザクセン=コーブルク=ゴータ家 | 1901年1月22日 - 1910年5月6日 |
9年 + 104日 | ||
3 | ジョージ5世 George V |
ザクセン=コーブルク=ゴータ家 | 1910年5月6日 - 1917年7月17日 |
25年 + 259日 | ||
ウィンザー家 | 1917年7月17日 - 1936年1月20日 |
家名改称 | ||||
4 | エドワード8世 Edward VIII |
ウィンザー家 | 1936年1月20日 - 1936年12月11日 |
326日 | 退位 | |
5 | ジョージ6世 George VI |
ウィンザー家 | 1936年12月11日 - 1952年2月6日 |
15年 + 57日 | ||
6 | エリザベス2世 Elizabeth II |
ウィンザー家 | 1952年2月6日 - 2022年9月8日 |
70年 + 214日 | ||
7 | チャールズ3世 Charles III |
ウィンザー家 | 2022年9月8日 - (在位) |
2年 + 84日 |
国王の年表
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:Commonwealth of Australia Constitution Act(オーストラリア連邦憲法)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 齋藤憲司 (2009年3月). “共和制移行論議 ―オーストラリアのモデル―” (PDF). オーストラリア・ラッド政権の1年 : 総合調査報告書. 国立国会図書館調査及び立法考査局. 2013年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月4日閲覧。