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カフジテイク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カフジテイク
欧字表記 Kafuji Take[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2012年5月13日(12歳)[1]
抹消日 2020年7月22日(JRA)[2]
2021年12月10日(NAR)[3]
プリサイスエンド[1]
テイクザケイク[1]
母の父 スキャン[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[2]
生産者 ヒダカファーム[1]
馬主 加藤守[1]
調教師 湯窪幸雄栗東
松浦裕之大井[1]
競走成績
生涯成績 37戦7勝[1]
中央:33戦7勝
地方:3戦0勝
UAE:1戦0勝
獲得賞金 2億4131万9000円
中央:2億3392万9000円[1]
地方:405万円[1]
UAE:3万米ドル[4][注 1]
勝ち鞍
GIII 根岸ステークス 2017年
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カフジテイク(欧字名:Kafuji Take2012年5月13日 - )は日本競走馬種牡馬。主な勝ち鞍は2017年の根岸ステークス

馬名の由来は、冠名+母名の一部[2]

経歴

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3歳(2015年)

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2015年1月17日、京都競馬場4レースの3歳新馬戦(ダート1400m)でデビューし、10着大敗。2戦目も再び京都に遠征し、3歳未勝利戦(ダート1200m)に出走。単勝130.9倍の11番人気ながら、番手から抜け出し初勝利を収めた。その後は条件クラスで出走を重ねた。

4歳(2016年)

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4歳6月、1600万下条件の夏至ステークス(ダート1400m)を勝利し、晴れてオープン入り。初の重賞挑戦で出走した7月10日のプロキオンステークスノボバカラの7着。続く10月10日のグリーンチャンネルカップでオープン昇格後初勝利を挙げた。11月12日の武蔵野ステークスは最後方から上り最速の末脚で前方集団に迫り、タガノトネールから0.4秒差の3着に好走した。GI初出走となった年末のチャンピオンズカップは単勝54.8倍の11番人気と伏兵扱いだったが、最後方から鋭く脚を伸ばしサウンドトゥルーの4着に健闘した。

5歳(2017年)

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1月29日の根岸ステークスより始動。重賞では初めて1番人気に支持された。道中は後方で脚をため、最後の直線で馬場の外めを一気に伸びて先行各馬を差し切り、1番人気に応え念願の重賞初優勝を果たした[5]。2月19日のフェブラリーステークスも1番人気に支持され、いつものように最後方から末脚勝負に賭けたが、優勝したゴールドドリームにわずかに及ばず3着に惜敗した[6]。初の海外遠征で出走した3月25日のゴドルフィンマイルは5着。その後も重賞2勝目を挙げることこそできなかったものの、シーズン最終戦のチャンピオンズカップを除く全レースで掲示板に入った。

6歳 - 9歳(2018年 - 2021年)

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前年と同様、根岸ステークより始動し、ノンコノユメの3着。その後は3月10日のポラリスステークスを目標に調整が行われたが、左前繋靱帯炎を発症し放牧に出された[7]

繋靭帯炎による離脱から約1年8か月後、2019年9月21日のながつきステークスでレースに復帰。その後も出走を重ねるが着外が続き、8歳となった2020年7月22日付でJRAの競走馬登録を抹消、南関東大井松浦裕之厩舎に転厩した。大井では2戦して10着・9着という成績に終わり、2021年12月10日付で地方競馬の登録を抹消された[3]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]、netkeiba.com[8]、地方競馬全国協会[3]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2015.01.17 京都 3歳新馬 ダ1400m(重) 15 6 11 027.10(6人) 10着 R1:28.2(37.5) -3.2 0幸英明 56 ノーザンバローズ 480
0000.02.07 京都 3歳未勝利 ダ1200m(稍) 16 6 12 130.9(11人) 01着 R1:12.8(36.8) -0.3 0幸英明 56 (コロマンデル) 472
0000.02.21 京都 3歳500万下 ダ1400m(良) 15 3 4 062.7(13人) 01着 R1:24.8(36.7) -0.1 0幸英明 56 (ショコラブラン) 470
0000.03.15 中京 昇竜S OP ダ1400m(良) 12 7 10 008.70(3人) 03着 R1:24.6(37.3) -0.4 0秋山真一郎 56 アキトクレッセント 470
0000.04.05 中山 伏竜S OP ダ1800m(稍) 14 6 10 035.5(10人) 12着 R1:54.7(38.1) -1.7 0三浦皇成 56 クロスクリーガー 470
0000.05.03 京都 端午S OP ダ1400m(良) 16 2 3 014.90(7人) 02着 01:23.7(36.9) -0.4 0国分優作 56 ホワイトフーガ 472
0000.06.28 阪神 花のみちS 1600万下 ダ1200m(稍) 14 4 5 009.00(4人) 04着 01:10.3(34.6) -0.8 0秋山真一郎 54 カジキ 474
0000.09.21 阪神 新涼特別 1000万下 ダ1400m(良) 16 2 4 006.60(2人) 11着 01:25.2(37.3) -1.5 0幸英明 55 モーニン 480
0000.10.24 新潟 妙高特別 1000万下 ダ1200m(良) 15 8 14 006.40(2人) 04着 01:11.6(36.3) -0.6 0高倉稜 55 アスターストーム 482
0000.11.14 京都 枚方特別 1000万下 ダ1400m(稍) 16 7 14 006.50(3人) 03着 R1:23.6(36.3) -0.6 0国分優作 56 ポメグラネイト 482
0000.12.06 中京 鳴海特別 1000万下 ダ1400m(良) 16 5 10 003.80(1人) 02着 01:25.1(36.4) -0.2 0秋山真一郎 56 ラテンロック 482
0000.12.26 阪神 3歳上1000万下 ダ1400m(稍) 16 3 6 004.30(2人) 01着 01:23.5(35.5) -0.4 0秋山真一郎 56 (ロードヴォルケーノ) 482
2016.01.10 京都 羅生門S 1600万下 ダ1400m(良) 13 6 9 004.10(2人) 04着 R1:25.5(35.4) -0.4 0秋山真一郎 56 ヒルノデイバロー 484
0000.02.07 京都 河原町S 1600万下 ダ1400m(良) 12 8 12 008.50(3人) 01着 R1:24.0(36.6) -0.4 0幸英明 57 (ブルミラコロ) 484
0000.05.15 京都 栗東S OP ダ1400m(良) 16 2 3 007.10(3人) 08着 R1:24.2(35.6) -0.8 0幸英明 55 キングズガード 484
0000.06.11 阪神 安芸S 1600万下 ダ1400m(良) 16 8 15 003.80(2人) 04着 R1:22.9(36.0) -0.0 0幸英明 57 ダノングッド 486
0000.06.25 東京 夏至S 1600万下 ダ1400m(稍) 16 7 13 006.00(3人) 01着 R1:23.1(34.6) -0.2 0T.ベリー 57 (ビッグリバティ) 484
0000.07.10 中京 プロキオンS GIII ダ1400m(稍) 15 2 2 023.00(9人) 07着 R1:22.6(35.8) -0.5 0幸英明 56 ノボバカラ 482
0000.10.10 東京 グリーンチャンネルC OP ダ1400m(稍) 16 2 3 014.50(6人) 01着 R1:22.0(34.4) -0.2 0津村明秀 56 (キングズガード) 484
0000.11.12 東京 武蔵野S GIII ダ1600m(重) 16 2 3 013.70(6人) 03着 R1:34.2(34.2) -0.4 0津村明秀 56 タガノトネール 484
0000.12.04 中京 チャンピオンズC GI ダ1800m(良) 15 1 1 054.8(11人) 04着 R1:50.3(36.0) -0.2 0津村明秀 57 サウンドトゥルー 482
2017.01.29 東京 根岸S GIII ダ1400m(良) 16 2 3 003.00(1人) 01着 01:23.0(34.5) -0.2 0福永祐一 56 ベストウォーリア 484
0000.02.19 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(良) 16 5 10 004.50(1人) 03着 01:35.2(34.9) -0.1 0津村明秀 57 ゴールドドリーム 486
0000.03.25 メイダン ゴドルフィンM G2 ダ1600m(重) 13 13 05着 0福永祐一 57 Second Summer 計不
0000.07.09 中京 プロキオンS GIII ダ1400m(良) 15 5 8 002.80(1人) 02着 01:23.2(36.0) -0.3 0福永祐一 57 キングズガード 486
0000.10.09 盛岡 マイルCS南部杯 JpnI ダ1600m(稍) 16 7 14 003.50(3人) 04着 R1:35.7(35.1) -0.8 0福永祐一 57 コパノリッキー 489
0000.11.11 東京 武蔵野S GIII ダ1600m(良) 16 8 16 003.70(2人) 05着 01:36.1(35.1) -0.6 0福永祐一 57 インカンテーション 488
0000.12.03 中京 チャンピオンズC GI ダ1800m(良) 15 6 12 009.60(5人) 07着 01:50.6(35.9) -0.5 0C.ルメール 57 ゴールドドリーム 488
2018.01.28 東京 根岸S GIII ダ1400m(重) 13 4 6 003.90(2人) 03着 R1:21.9(34.4) -0.4 0福永祐一 57 ノンコノユメ 498
2019.09.21 中山 ながつきS OP ダ1200m(良) 15 4 7 022.10(7人) 05着 R1:10.2(35.9) -1.2 0大野拓弥 59 ゴールドクイーン 502
0000.10.19 京都 室町S OP ダ1200m(不) 16 4 8 010.50(5人) 04着 R1:09.8(34.1) -0.8 0藤岡佑介 57.5 モンペルデュ 502
0000.11.09 東京 武蔵野S GIII ダ1600m(良) 16 8 16 012.50(4人) 08着 R1:35.7(35.7) -1.1 0福永祐一 56 ワンダーリーデル 498
0000.12.22 阪神 ギャラクシーS OP ダ1400m(稍) 16 7 14 010.80(6人) 07着 R1:24.9(36.1) -0.7 0古川吉洋 59 スマートダンディー 506
2020.02.02 東京 根岸S GIII ダ1400m(良) 16 5 9 060.9(11人) 10着 R1:23.6(34.6) -0.9 0津村明秀 56 モズアスコット 500
0000.07.12 阪神 プロキオンS GIII ダ1400m(稍) 16 1 1 113.7(15人) 15着 R1:23.9(36.7) -2.1 0荻野極 56 サンライズノヴァ 504
2021.03.10 大井 フジノウェーブ記念 SIII ダ1400m(稍) 16 6 12 019.60(7人) 10着 R1:27.5(38.9) -1.5 0笹川翼 57 キャプテンキング 505
0000.11.16 大井 ノベンバー賞 OP ダ1200m(良) 10 4 4 010.50(4人) 09着 R1:14.9(39.8) -2.4 0笹川翼 57 ライクアロケット 523

種牡馬時代

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引退の2022年から生まれ故郷のヒダカファームでプライベート種牡馬として繋養されている[1]

血統表

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カフジテイク血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 フォーティナイナー系

*プリサイスエンド
黒鹿毛 1997
父の父
*エンドスウィープ
鹿毛 1991
*フォーティナイナー Mr. Prospector
File
Broom Dance Dance Spell
Witching Hour
父の母
Precisely
栗毛 1987
Summing Verbatim
Sumatra
Crisp 'n Clear Cold Reception
Ring O'Bells

テイクザケイク
黒鹿毛 1999
*スキャン
鹿毛 1988
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Video Nijinsky
Foreseer
母の母
エビスマイ
鹿毛 1990
*ラシアンルーブル Nijinsky
Squander
ローレルハツピー トウショウボーイ
リユウローレル
母系(F-No.) カナデアンガール(GB)系(FN:2-r) [§ 2]
5代内の近親交配 Mr. Prospector 4×3Northern Dancer 5×5・5、Nijinsky 4×4(母内) [§ 3]
出典
  1. ^ [9], [10]
  2. ^ [9], [10]
  3. ^ [9], [10]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 日本円で、334万円。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p カフジテイク”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年12月18日閲覧。
  2. ^ a b c 競走馬情報カフジテイク Kafuji Take(JPN)”. 日本中央競馬会. 2022年12月18日閲覧。
  3. ^ a b c カフジテイク”. 地方競馬情報サイト. 2022年12月18日閲覧。
  4. ^ 2017 ドバイ・ワールドカップ・デイ施行競走 登録要綱(簡易版)”. 2022年12月22日閲覧。
  5. ^ “カフジテイクが重賞初V 競馬の根岸ステークス”. 日本経済新聞. (2017年1月29日). https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK00173_Z20C17A1000000/ 2022年12月19日閲覧。 
  6. ^ “【フェブラリーS】4歳馬ゴールドドリームが完勝!デムーロ騎手は連覇!”. 競馬ラボ. (2017年2月19日). https://www.keibalab.jp/topics/32570/ 2022年12月19日閲覧。 
  7. ^ “左前繋靱帯炎のカフジテイクが放牧”. サンケイスポーツ. (2018年2月24日). https://race.sanspo.com/keiba/news/20180224/ope18022405010002-n1.html 2022年12月19日閲覧。 
  8. ^ "カフジテイクの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年12月18日閲覧
  9. ^ a b c 血統情報:5代血統表|カフジテイク”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年12月18日閲覧。
  10. ^ a b c カフジテイクの血統表”. netkeiba.com. 2022年12月18日閲覧。

外部リンク

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