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カンナ (植物)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カンナ属
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
階級なし : ツユクサ類 Commelinids
: ショウガ目 Zingiberales
: カンナ科 Cannaceae
: カンナ属 Canna
学名
Canna L.
下位分類群
  • Canna indica
  • Canna x generalis

カンナ(美人蕉[1][注 1]: Canna)は、カンナ科カンナ属(Canna)の植物の一群[3]。中南米産の原種がヨーロッパで改良され、多様な品種がある[4]。ハナカンダ、オランダダンドクとも呼ぶ[4]

春に球根を植えると、夏から秋にかけて長い花茎に花弁のような雄しべを持つ独特の形をした花を咲かせる[4]。葉は、大形の楕円形で先端が尖り、緑色のものと赤銅色のものがある[4]。球根で殖やすが、暖かい地方では掘りあげる必要が無く、宿根草として扱うことができる。

中南米、インドなどに分布し、アンデス地方では種によって根を食用にする[4]

ギャラリー

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脚注

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注釈

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  1. ^ 普通、美人蕉(ビジンショウ)はバショウ科多年草ヒメバショウ漢名に当てる[2]

出典

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  1. ^ 富益良一; 田中万逸「美人蕉」『実用園芸全書:蔬菜・果樹・花卉・盆栽』実業之日本社、1911年、508-509頁。 
  2. ^ 新村出 編「ひめばしょう」『広辞苑』(第6)岩波書店、2008年。 
  3. ^ カンナ”. みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2022年1月19日閲覧。
  4. ^ a b c d e 新村出 編『広辞苑』(第六版)岩波書店、東京都千代田区一ツ橋ニ-五-五、2008年1月11日、644頁。ISBN 978-4-00-080121-8