カンパニー松尾
表示
この項目には性的な表現や記述が含まれます。 |
かんぱにー まつお カンパニー松尾 | |||||
---|---|---|---|---|---|
生年月日 | 1965年6月29日(59歳) | ||||
出身地 | 日本・愛知県春日井市 | ||||
身長 | 182 cm | ||||
職業 | AV監督・映画監督 | ||||
ジャンル | アダルトビデオ・映画・テレビドラマ・ドキュメンタリー | ||||
主な作品 | |||||
映画 『劇場版テレクラキャノンボール2013』 『劇場版BiSキャノンボール』 テレビドラマ 『~元気の出るごはん~タチ喰い!』 | |||||
|
カンパニー松尾(カンパニー まつお、1965年6月29日 - )は、日本のAV監督。愛知県春日井市出身[1]。
来歴
[編集]サラリーマン家庭の2人兄弟の長男として生まれる[2]。
愛知県立春日井西高等学校卒業後、東京の映像専門学校「東放学園専門学校」に入学。卒業後、テレビ番組の制作会社「テレキャスジャパン」に就職するが1年で倒産[1]。 その後、ラーメン屋でバイトを始める。そんな中、番組制作会社時代の知り合いがAV制作会社を立ち上げたので、そこで働くこととなった。ちなみに、神野正史とは小・中・高と同じ同窓生。
1988年3月、『あぶない放課後2』で監督デビュー。
1991年7月、『実録素人ドキュメント 私を女優にして下さい』を発表し、以降シリーズ化[1]。
1995年5月、V&Rプランニングを退社。フリーに。
2003年、AVメーカーHMJM(ハマジム)を立ち上げ[1]、社員監督として定期的にAVをリリース。
2014年2月、『劇場版テレクラキャノンボール2013』が上映された。
2019年3月、テレビ東京『~元気の出るごはん~タチ喰い!』でテレビドラマを初演出[3]。
人物
[編集]- 身長182cm・体重63kg[4]
- 監督名は、高校時代に、近所の店で「ほか弁」を仕入れて学校で売るなどしていた活動を「松尾カンパニー」と呼んでいたことから。硬式テニス部に所属し、当時弁当仕入と新聞配達を兼務していた多忙なキャプテン(アンパン)から弁当仕入業務を譲り受けた。
- AV界にハメ撮りというジャンルを定着させた第一人者[1]。葵刀樹、工藤澪と共に、「ハメ撮り御三家」と呼ばれることもある[5][6]。
- 全国のテレクラを巡り、素人を相手としたロードムービー的アダルトビデオ「私を女優にして下さい」シリーズを生み出す。
- AVにポップな映像処理や音楽を取り入れるなど、映像的な面からAV界に彼が与えた影響は大きい。
- ハマジムが運営するアダルトサイトPORNOGRAPH、や、光夜蝶、他のAVメーカーでも監督をしている。
- 「早熟のスケベーはダメ」「セックスを知るのが遅いと結局いろいろと妄想が働くでしょう。その溜めがAVへいきつくからいいんです」を持論とする[2]。
- 座右の銘は、「SEX, Curry and Rock&Roll」。
- AV以外のライフワークでは、ミュージシャン豊田道倫のライブを撮り続けており、2000年に『豊田道倫 映像集』、2005年に『豊田道倫 映像集Ⅱ』(HMJM RECORDS)をDVDで発表。さらに、2011年2月に『豊田道倫 映像集3』が上映された。
- マスターベーションを覚えたのが小学校5年生の時で、手でしごくのではなく、もっぱら布団にこすりつける方法を好んだという[2]。
- 童貞喪失は22歳の時で、相手はロケバスで知り合ったAV女優・亜里沙だった[2][7]。
- 24歳の時、仕事で知り合ったAV女優林由美香に失恋[2]、また、企画に応募してきた宮崎レイコに一目惚れ[8][9]。その後の1998年、1児を持つ女性と入籍[2]。
- 1999年のインタビューでは、年収1000万円を超えると語っている[2]。
- 趣味はオートバイ。
- 好きな食べ物はカレー[2]。
- 過去に「45歳までAVやって、そのあとは絶対カレーショップをやるつもりです」と発言[2]、2010年にとうとうその年を迎えたが、現在もAVに専念しており、カレーショップもまだ開業していない。
主な代表作
[編集]アダルトビデオ
[編集]シリーズもの
[編集]- 私を女優にして下さい[1]
- 仮想風俗体験 これがテレクラ
- 全国縦断素人ナマ撮りドキュメント 燃えよテレクラ
- 面接ドキュメント 裸の履歴書
- 素人参加募集ビデオ 〜としてみませんか?
- 素人モデルズ
- ザ・プライバシー
- 素人大開脚
- SEX生中継
- テレクラ&ナンパキャノンボール
- 恥ずかしいカラダ
- 世界弾丸ハメドラー
- 麗しの〜シリーズ(麗しの家庭教師、麗しのキャンペーンガールなど)
- 巨乳三昧
- ハメ撮る!(光夜蝶)
- ○○×カンパニー松尾(アイデアポケット)
- コスプレキャノンボール(プレステージ)
他多数
単発もの
[編集]- 硬式ペナス(林由美香)
- ラスト尿(林由美香)
- 当然ワイセツ(沢口まりあ)
- 熟れたボイン三部作(宮崎レイコ)
- AVアイドル・ヒッチハイカー(若菜瀬奈)
- 人妻グッチョリーナ(友田真希)
- 生出し人妻不倫旅行2(日向ゆみ)
- くるみのブログ(森下くるみ)
- 恋するハニハメ(瀬戸由衣)
- パラダイス・オブ・トーキョー(夢咲こよい)
- 僕の彼女を紹介します(まり子)[1]
- 僕の愛人を紹介します(唯愛)
- 素人.com AV志願(素人)
- 芸能人 原紗央莉 brown eyes(原紗央莉)
- 淫乱Iカップの濃厚すぎた生姦 私、セックスしたい病なんです。(松すみれ)
他多数
総集編
[編集]- メーカー横断ベスト!!! カンパニー松尾8時間(AV30)
- カンパニー松尾VS働くスケベお姉さん 8時間(AV30)
- ハマジム10周年特別企画 オールタイムベスト10時間 part.2 カンパニー松尾編
- カンパニー松尾×PORNOGRAPH BEST 6時間
映画
[編集]- 劇場版テレクラキャノンボール2013(2014年2月15日)[10]
- TANGO 地球の裏側で愛を踊る(2014年7月25日)[11]
- 劇場版BiSキャノンボール2014(2015年2月7日、スペースシャワーネットワーク)[12]
- 劇場版 どついたるねんライブ(2015年8月29日、ハマジム)※プロデュース[13]
- 劇場版 BiS誕生の詩(2017年1月28日、SPACE SHOWER FILMS)
- 劇場版 其ノ灯、暮ラシ(2017年9月30日、ハマジム)※プロデュース[14]
- 劇場版 アイドルキャノンボール2017(2018年2月3日、日活)[15]
- Tribe Called Discord: Documentary of GEZAN(2019年6月21日、SPACE SHOWER FILMS)※プロデュース担当[16]
- A DAY IN THE AICHI 劇場版 さよならあいち(2020年2月15日、あいちトリエンナーレ上映作品の再編集版)[17]
- 劇場版 おうちでキャノンボール2020(2022年3月26日、ハマジム)[18]
DVD(アダルトもの以外)
[編集]その他映像作品
[編集]- ラブ&ポップ(特報、ドキュメント班カメラマン。「ラブ&ポップ第0部ラストシーン」としてDVDに収録)
- A DAY IN THE AICHI(あいちトリエンナーレ上映作品)[19]
- A DAY IN THE AICHI 完全版 ただいまあいち(トリエンナーレ版と劇場版を合わせ、未使用だった2人分のインタビューを加えたもので、新型コロナウイルスの影響で存続危機にある名古屋のミニシアターやライブハウスを支援するために有料配信された)[19]
著書
[編集]出演
[編集]テレビ
[編集]- オトナの!(TBSテレビ)
- アフロの変(フジテレビ)
- 家、ついて行ってイイですか?(テレビ東京)[20]
- スマートフォンデュ(テレビ朝日)[20]
- じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜(テレビ東京)[20]
- もう!バカリズムさんの超H!(フジテレビONE)
インターネット番組
[編集]雑誌
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 「カンパニー松尾が愛したオンナたち」『ザ・ベストマガジン スペシャル』第20巻第7号、KKベストセラーズ、2012年7月、68-73頁。
- ^ a b c d e f g h i いその・えいたろう『AV監督』所収「カンパニー松尾 子宮帝国の狙撃手」(幻冬舎アウトロー文庫、1999年)
- ^ ザテレビジョン. “AVじゃなかった!森咲智美×カンパニー松尾がSPドラマでタッグ 橋本梨菜、三上悠亜、桐谷まつりも競演 | テレビ・芸能ニュースならザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2019年3月14日閲覧。
- ^ 『週刊プレイボーイ』(集英社)2017年No.23「カンパニー松尾のすべて」p.70
- ^ 地域活動家の小松理虔が主宰するヘキレキ舎・公式お知らせアカウント(2010年4月30日) - 2024年9月28日閲覧。
- ^ AVメーカー「オーロラプロジェクト・アネックス」でお尻が多めの監督&制作の伊達一輝の投稿(2012年3月) - 2024年9月28日閲覧。
- ^ “AV誕生から35年──カンパニー松尾&バクシーシ山下、2人のレジェンド監督が語るAV業界の変遷とは”. リテラ. (2015年11月28日)
- ^ 宮崎レイコ、かわいもも、カンパニー松尾(監督)『実録素人ドキュメント 私を女優にして下さい 小倉・宮崎E-CUP悶絶編』(アダルトビデオ)V&Rプランニング、日本、1991年。
- ^ 尾谷幸憲(取材・文)「カンパニー松尾のすべて 1987-2017」『週刊プレイボーイ No.23(2017年6月5日号)』第52巻第20号、集英社、166頁。
- ^ “劇場版 テレクラキャノンボール2013 : 作品情報”. 映画.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “『テレクラキャノンボール』関西の劇場へ 過去作披露の「6D」も”. キネプレ. 2021年9月6日閲覧。
- ^ “劇場版 BiSキャノンボール2014 : 作品情報”. 映画.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “劇場版 どついたるねんライブ : 作品情報”. 映画.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “劇場版 其ノ灯、暮ラシ : 作品情報”. 映画.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “劇場版 アイドルキャノンボール2017 : 作品情報”. 映画.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Tribe Called Discord: Documentary of GEZAN : 作品情報”. 映画.com. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “A DAY IN THE AICHI 劇場版 さよならあいち”. Movie Walker. 2020年5月24日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “劇場版 おうちでキャノンボール2020 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報”. 映画ナタリー. 2022年4月10日閲覧。
- ^ a b “カンパニー松尾監督がトリエンナーレ作品を再編集、有料配信 ミニシアターなど支援へ”. 名駅経済新聞. 株式会社クーグート (2020年4月24日). 2020年5月24日閲覧。
- ^ a b c 【テレビ出演】カンパニー松尾
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- カンパニー松尾 (@company_matsuo) - X(旧Twitter)
- PORNOGRAPHホームページ
- HMJMホームページ
- カンパニー松尾監督作品リスト(HMJMサイト内)
- 劇場版 BiSキャノンボール2014公式サイト
- カンパニー松尾とAVの世界(前編)
- カンパニー松尾とAVの世界(後編)
インタビュー
[編集]- “カンパニー松尾インタビュー”. 2005年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月5日閲覧。
- カンパニー松尾本人による年表とインタビュー(AV30での「カンパニー松尾8時間」発売時) - DMM.R18
- 『メーカー横断ベスト!!! カンパニー松尾8時間』発売記念!〜カンパニー松尾×ゴールドマン特別対談【前編】 - WEB SNIPER
- 『メーカー横断ベスト!!! カンパニー松尾8時間』発売記念!〜カンパニー松尾×ゴールドマン特別対談【後編】 - WEB SNIPER
- 特集 ハマジムXカンパニー松尾 - SOKMIL.COM
- 天才鬼才インタビュー カントクたちがAVを撮る理由 第1回 カンパニー松尾(前編) - スカパー! アダルト
- 天才鬼才インタビュー カントクたちがAVを撮る理由 第2回 カンパニー松尾(後編) - スカパー! アダルト