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クロスキハシコウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クロスキハシコウ
クロスキハシコウ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: コウノトリ目 Ciconiiformes
: コウノトリ科 Ciconiidae
: スキハシコウ属 Anastomus
: クロスキハシコウ A. lamelligerus
学名
Anastomus lamelligerus
和名
クロスキハシコウ
英名
AAfrican Openbill

クロスキハシコウ(黒隙嘴鸛、学名:Anastomus lamelligerus)は、コウノトリ目コウノトリ科に分類される鳥類の一種である。別名クロスキバシコウ

分布

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サハラ以南のアフリカ全域、マダガスカルに分布する。

形態

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全長約92cm。体全体が緑紫色の光沢のある黒色である。嘴は暗い灰褐色、脚は黒色である。

幼鳥は全身が褐色がかっていて、頭から頸にかけてが白い羽毛が混じる。

本種を含めたスキハシコウ属の種は嘴の上下に隙間があいており、和名の「スキハシコウ」の由来となっている。

生態

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河川、湖沼や、湿地などに生息する。

主に、タニシドブガイなどの貝類を食べる。蓋と貝殻や貝殻同士の隙間に下嘴を突っ込み、中身を取り出して食べる。カエルや昆虫類などの小動物型を食べることもある。

水辺の木の上やアシ原に、小規模のコロニーを形成して繁殖する。1腹2-5個の卵を産む。

亜種

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以下の2亜種に分類される。

  • Anastomus lamelligerus lamelligerus クロスキハシコウ
  • Anastomus lamelligerus madagascariensis マダガスカルスキハシコウ

参考文献

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  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、52頁