サム・ジョーンズ (バスケットボール)
現役時代のジョーンズ (1969年) | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1933年6月24日 |
没年月日 | 2021年12月30日(88歳没) |
出身地 | ノースカロライナ州ウィルミントン |
死没地 | フロリダ州ボカラトン |
身長 | 193cm (6 ft 4 in) |
体重 | 90kg (198 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | ローリンバーグ・インスティテュート |
大学 | ノースカロライナ中央大学 |
NBAドラフト | 1957年 / 1巡目 / 全体8位[1] |
ボストン・セルティックスから指名 | |
プロ選手期間 | 1957年–1969年 |
ポジション | SG |
背番号歴 | 24 |
永久欠番 | セルティックス 24 |
指導者期間 | 1974年–1975年 |
経歴 | |
選手時代: | |
1957–1969 | ボストン・セルティックス |
コーチ時代: | |
1974–1975 | ニューオーリンズ・ジャズ (AC) |
受賞歴 | |
| |
通算成績 | |
得点数 | 15,411 (17.7 ppg) |
リバウンド数 | 4,305 (4.9 rpg) |
アシスト数 | 2,209 (2.5 apg) |
Stats Basketball-Reference.com | |
バスケットボール殿堂入り選手 (詳細) | |
カレッジバスケットボール殿堂入り (2006年) |
サミュエル・ジョーンズ (Samuel Jones, 1933年6月24日 - 2021年12月30日) は、アメリカ合衆国・ノースカロライナ州ウィルミントン出身の元プロバスケットボール選手であり元指導者。ポジションはシューティングガード。NBAのボストン・セルティックスで8連覇を含む10度のリーグ制覇に貢献し、1984年にバスケットボール殿堂入りを果たした。
経歴
[編集]カレッジ時代
[編集]ノースカロライナで生まれたジョーンズは、大学も地元のノースカロライナセントラル大学に入学した。殿堂入りしたコーチジョン・マクレンドンの下、得点力でチームを牽引し、在学中の4年間の成績はトータル得点1,770ポイント(ゲーム平均17.7ポイント)、トータルリバウンド909(ゲーム平均9.1リバウンド)という好成績を記録している[1]。
NBA時代
[編集]ジョーンズは大学卒業後の1957年のNBAドラフトでボストン・セルティックスにピックアップされ入団する。ルーキーイヤーから数シーズンは、ボブ・クージー、ビル・シャーマンの控え選手としてプレイ、ビル・ラッセルを擁し黄金期を迎えたチームを影から支えた。シャーマンが引退する頃には中心選手として活躍し、そしてクージーがチームを離れて以降はK・C・ジョーンズと「ジョーンズ・ボーイズ」を結成、サムは得点でチームを牽引し、勝負所でのシュートを次々と沈めていった。1969年のNBAファイナル第4戦では貴重な逆転シュートをブザービーターで決めて2勝2敗の五分にシリーズを戻しチームは7戦でファイナルを制した[2]。
ジョーンズは8連覇を経験した数少ない選手の一人となり、優勝回数10回は、ラッセルの11回に次ぐ記録となった。
1969年に引退した後、1984年に殿堂入りを果たした。また1970年にNBA25周年を記念したオールタイムチームに選出され、1996年にはNBAの50周年を記念して選ばれた「NBA偉大な50選手」の1人にも選出された。
2021年、老衰のため88歳で死去[3]。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
優勝シーズン |
レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | MPG | FG% | FT% | RPG | APG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1957-58 | BOS | 56 | 10.6 | .429 | .714 | 2.9 | 0.7 | 4.6 |
1958-59 | 71 | 20.6 | .434 | .770 | 6.0 | 1.4 | 10.7 | |
1959-60 | 74 | 20.4 | .454 | .764 | 5.1 | 1.7 | 11.9 | |
1960-61 | 78 | 26.0 | .449 | .787 | 5.4 | 2.8 | 15.0 | |
1961-62 | 78 | 30.6 | .464 | .818 | 5.9 | 3.0 | 18.4 | |
1962-63 | 76 | 30.6 | .476 | .793 | 5.2 | 3.2 | 19.7 | |
1963-64 | 76 | 31.3 | .450 | .783 | 4.6 | 2.7 | 19.4 | |
1964-65 | 80 | 36.1 | .452 | .820 | 5.1 | 2.8 | 25.9 | |
1965-66 | 67 | 32.2 | .469 | .799 | 5.2 | 3.2 | 23.5 | |
1966-67 | 72 | 32.3 | .454 | .857 | 4.7 | 3.0 | 22.1 | |
1967-68 | 73 | 33.0 | .461 | .827 | 4.9 | 3.0 | 21.3 | |
1968-69 | 70 | 26.0 | .450 | .783 | 3.8 | 2.6 | 16.3 | |
通算 | 871 | 27.9 | .456 | .803 | 4.9 | 2.5 | 17.7 | |
オールスター | 5 | 20.4 | .321 | .833 | 2.8 | 3.0 | 18.2 |
プレーオフ
[編集]Year | Team | GP | MPG | FG% | FT% | RPG | APG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1958 | BOS | 8 | 9.4 | .455 | .688 | 3.0 | 0.5 | 3.9 |
1959† | 11 | 17.5 | .370 | .846 | 5.7 | 1.5 | 10.3 | |
1960† | 13 | 15.2 | .385 | .810 | 3.2 | 1.4 | 8.2 | |
1961† | 10 | 25.8 | .446 | .886 | 5.4 | 2.2 | 13.1 | |
1962† | 14 | 36.0 | .444 | .700 | 7.1 | 3.1 | 20.6 | |
1963† | 13 | 34.6 | .484 | .831 | 6.2 | 2.5 | 23.8 | |
1964† | 10 | 35.6 | .506 | .735 | 4.7 | 2.3 | 23.2 | |
1965† | 12 | 41.3 | .459 | .869 | 4.6 | 2.5 | 28.6 | |
1966† | 17 | 35.4 | .449 | .838 | 5.1 | 3.1 | 24.8 | |
1967 | 9 | 36.2 | .459 | .862 | 5.1 | 3.1 | 26.7 | |
1968† | 19 | 36.1 | .441 | .786 | 3.4 | 2.6 | 20.5 | |
1969† | 18 | 28.6 | .419 | .797 | 3.2 | 2.1 | 16.8 | |
通算 | 154 | 30.2 | .447 | .811 | 4.7 | 2.3 | 18.9 |
NBAファイナルにおける記録
[編集]- 優勝:10回(2位)
- 出場試合:64(2位)
- 出場分数:1,871(7位)
- 得点:1,143(7位)
- FG成功数:458(4位)
- FT成功数:227(10位)
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ Basketball-reference.com Sam Jones Statistics Collegeより引用。April 28, 2008。
- ^ “Sam Jones' 18-Foot Jumper Over the Lakers”. bleacherreport.com (2010年11月8日). 2010年12月4日閲覧。
- ^ Sam Jones, Hall of Famer who won 10 NBA titles with Boston Celtics, dies at 88 ESPNより引用。2022年1月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- 20世紀のアフリカ系アメリカ人のスポーツ選手
- 21世紀のアフリカ系アメリカ人
- アフリカ系アメリカ人のバスケットボール選手
- アメリカ合衆国の男子バスケットボール選手
- アメリカ合衆国のバスケットボール指導者
- シューティングガード
- 全米カレッジバスケットボール殿堂入り
- ネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂入り
- ノースカロライナ州ウィルミントン出身の人物
- ノースカロライナ州出身のバスケットボール選手
- ノースカロライナ中央大学出身のバスケットボール選手
- ボストン・セルティックスの選手
- ボストン・セルティックスのドラフト指名選手
- ミネアポリス・レイカーズのドラフト指名選手
- NBA永久欠番保持者
- NBAオールスターゲーム選出選手
- 1933年生
- 2021年没