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ジェオックス・TMC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェオックス・TMC
Geox-TMC
チーム情報
本拠地 スペインの旗 スペイン
創設年 2004年
解散年 2011年
種目 ロードレース
格付け プロフェッショナルコンチネンタルチーム
自転車 フジ
首脳陣
GM マウロ・ジャネッティ
過去のチーム名
2004–2007
2008
2008
2009
2010
2011
サウニエル・ドゥバル=プロディール
サウニエル・ドゥバル=スコット
スコット=アメリカン・ビーフ
フジ・セルベット
フットオン・セルベット・フジ
ジェオックス・TMC

ジェオックス・TMC(Geox-TMC)は、スペインを本拠とする自転車競技ロードレースのチーム名である。

沿革

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2004年

2005年

  • UCIプロチームとして承認される。

2006年

2007年

2008年

  • リカルド・リッコがジロ・デ・イタリアで2度区間優勝。
  • ツール・ド・フランスを目前にして、サウニエル・ドゥバル=スコット(Saunier Duval-Scott)[2]に名称変更。ところが、そのツール・ド・フランスにおいて、チームの存在そのものを揺るがす激震が走る。
  • 第12ステージスタート直前となる7月17日、リカルド・リッコに、第4ステージ終了後に尿検査で採取されたサンプルからCERA陽性反応が出たという、フランス・アンチドーピング機関の話を受け、リッコはフランス警察当局に勾留され今大会から除外。この事にかんがみ、チームを大会そのものから撤退するを決意したため、参加選手全員がリタイアすることになった。さらに、リッコのドーピング問題が解決に至るまで、レース活動そのものを一時休止することを決めたが、チーム結成時よりメインスポンサーとなっていたサウニエル・ドゥバルがこれを契機に撤退。さらに、リッコと当初はドーピング違反容疑に止まっていたレオナルド・ピエポリの2人を解雇した上で同年8月、スコット=アメリカン・ビーフとして再出発することになった。
  • しかし同年10月、レオナルド・ピエポリにもCERA陽性が発覚したことを受け、スコット=アメリカン・ビーフ(Scott-American Beef)も撤退を決めた。

2009年

  • フジ・セルベット(Fuji-Servetto)[3]として再始動。
前年までクイックステップに在籍し、同チームがステファン・シューマッハーと契約した (同年のツール・ド・フランスでのドーピングが発覚した為に白紙撤回) ために再契約されなかった名選手であるパオロ・ベッティーニとの契約を画策した。しかし、ベッティーニが2008年の世界選手権の期間中に引退を発表したために頓挫した。
また、引退したベッティーニをフロント入りさせる計画もあったがこれも頓挫した[4]

2010年

  • フットオン・セルベット・フジ(Footon-Servetto-Fuji)[5][6]に改称。また、2009年までコンテントポリス・アンポという自転車チームのサブスポンサーとなっていたスペインの鋳造メーカー、アンポ(Ampo)が資金を援助することになった[7]
しかし、若手主体のチーム構成へと陣容が変化した (前年から引き続いて契約した選手は24名中4名のみで新人を多く雇った結果、チーム平均年齢は24.4歳となった) ため、UCIプロチームライセンスは維持できたものの、チーム力がプロフェッショナルコンチネンタルチームとあまり変わらなくなったことが原因で成績が振るわず、アンポは同年限りで資金援助を打ち切ることを決めた。

2011年

  • イタリアの靴メーカーであるジェオックスと、スペインのカンタブリア州に所在する変圧器メーカーであるTMCがスポンサーとなり、当名称に改変。同年シーズンにあたり、カルロス・サストレデニス・メンショフという、グランツール総合優勝経験者の獲得に成功した。
  • しかし、UCIプロチームのライセンスを土壇場になってUCIから却下[8]され、プロフェッショナルコンチネンタルチームに甘んじることになった。加えて、同年のツール・ド・フランスのワイルドカード枠からも外れた[9]
  • ブエルタ・ア・エスパーニャでコーボが総合優勝した。
  • 10月20日チームの解散を表明。

2011年陣容

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2011年2月15日更新[10]
選手名 国籍 生年月日 前年所属チーム
トマス・アルベリオ イタリアの旗 イタリア 1989年3月31日 新人
マウリシオ・アルディラ  コロンビア 1979年5月21日 ラボバンク
ダビ・ブランコ スペインの旗 スペイン 1975年3月3日 パルメイラス・リゾート=タヴィラ
マティアス・ブレンドレ  オーストリア 1989年12月7日  
ジャンパオロ・ケウーラ イタリアの旗 イタリア 1979年5月23日
フアン・ホセ・コーボ スペインの旗 スペイン 1981年2月11日 ケス・デパーニュ
ダニエーレ・コッリ イタリアの旗 イタリア 1982年4月19日 チェラミカ・フラミニア
マルコ・コルティ イタリアの旗 イタリア 1986年4月2日
ダビ・デ・ラ・フエンテ スペインの旗 スペイン 1981年5月4日 アスタナ
アルカイツ・ドゥラン スペインの旗 スペイン 1986年5月18日
ファビオ・フェッリーネ イタリアの旗 イタリア 1990年3月29日
シャビエル・フロレンシオ スペインの旗 スペイン  1979年12月26日 サーヴェロ・テストチーム
ノエ・ジャネッティ スイスの旗 スイス 1989年10月6日
ダビ・グティエレス・グティエレス スペインの旗 スペイン 1982年4月2日
ディミトリ・コゾンチュク ロシアの旗 ロシア 1984年4月5日 ラボバンク
マルコ・クンプ スロベニアの旗 スロベニア 1988年9月9日 アドリア・モービル
デニス・メンショフ ロシアの旗 ロシア 1978年1月25日 ラボバンク
マッテオ・ペルッキ イタリアの旗 イタリア 1989年1月21日 新人
ダニエーレ・ラット イタリアの旗 イタリア 1989年10月5日 カルミオーロ - NGC
カルロス・サストレ  スペインの旗 スペイン 1975年4月22日 サーヴェロ・テストチーム
ラファエル・バリュス スペインの旗 スペイン 1987年6月25日
マルセル・ヴァイス スイスの旗 スイス 1986年6月25日 サーヴェロ・テストチーム

脚注

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  1. ^ サウニエル・ドゥバルは、フランスの給湯機器メーカー。プロディールはスイスの文房具メーカー
  2. ^ スコットはスイスの自転車メーカー
  3. ^ フジは旧日米富士自転車で、アメリカの自転車メーカー。セルベットはスペインのハンガー及びハンガー掛け等のメーカー。
  4. ^ 『Chiclissimo No.12 別冊付録』、20頁。 
  5. ^ フートン・セルベット・フジともいう。
  6. ^ フットオンは、スイスのヘルスケア関連企業
  7. ^ AMPO signs on as sponsor with Footon-Servetto - cyclingnews.com 2009年12月13日付記事(英語)
  8. ^ UCI announce 18 ProTeams for 2011 - cyclingnews.com 2010年11月22日付記事(英語)
  9. ^ Tour de France selects 22 teams - cyclingnews.com 2010年11月22日付記事(英語)
  10. ^ Cycling Archives Geox - TMC(英語)

外部リンク

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