セカンド・チャンス (1983年の映画)
セカンド・チャンス | |
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Two of a Kind | |
監督 | ジョン・ハーツフェルド |
脚本 | ジョン・ハーツフェルド |
製作 |
ロジャー・M・ロススタイン ジョー・ワイザン |
出演者 |
ジョン・トラボルタ オリビア・ニュートン=ジョン |
音楽 | パトリック・ウィリアムズ |
撮影 | フレッド・コーネカンプ |
編集 | ジャック・ホフストラ |
製作会社 |
20世紀フォックス ジョー・ワイザン=ロジャー・M・ロススタイン・プロダクション |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1983年12月16日 1984年6月9日 |
上映時間 | 88分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $14,000,000[1] |
興行収入 | $23,646,952[2] |
『セカンド・チャンス』(Two of a Kind)は1983年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。 監督・脚本はジョン・ハーツフェルド、出演はジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョンなど、音楽はパトリック・ウィリアムズ。
ポップ歌手、ニュートン=ジョン出演映画の3作目にあたり、トラボルタとは大ヒット作『グリース』(1978年)と同じ顔合わせだったことから対比に挙げられることも多い[要出典]。
製作費には莫大な額が投じられ、結果としてニュートン=ジョンが前回に出演した『ザナドゥ』よりさらに大きな穴を空けるに至った。この失敗はトラボルタのキャリアにも影を落とし、のちの『パルプ・フィクション』(1994年)で再浮上を果たすまで約10年の歳月を要している[要出典]。
しかしながらその一方で、サウンドトラックは上々の成果を残しており、100万枚を超える売り上げを記録した。さらに、サウンドトラック収録曲の中でもニュートン=ジョンのシングル「運命のいたずら」 はアメリカのビルボードチャート第5位、オーストラリアのARIAシングルチャート第4位、日本のオリコンシングルチャート第73位を記録した。他にも、トラボルタとのデュエット曲「テイク・ア・チャンス」が収録されており、ビルボードのアダルト・コンテンポラリー・チャートでは3位を記録した[要出典]。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
天国でゴルフをする4人の天使、チャーリー、アール、ゴンザレス、ラス。彼らはここ25年の間、天国の管理を預かっていた。そこへ地球に義憤を覚えた様子の神が戻ってきて、ゴルフは中断させられる。そして神は、地球の歴史をノアの大洪水から全てをやり直すと言い出した。それを聞いた天使たちは再考するよう求め、もし典型的な地球人の男が改心するようなら、人類にも可能性があると証明されるだろうと説得する。ひとまず神はその考えを応諾し、天使たちは典型的な地球人の男にザック・メロンを選んだ。
当のザックは売れない発明家。ヤミ金に追われており、銀行強盗に入ることを決断する。いざ強盗に入ったザックは出納係のデビー・ワイルダーに銃を突きつけるが、彼女は表向きだけ金を渡していた。そのときザックはそれに気付かず、あとになってデビーがくすねていたことを知る。ザックは「盗まれた」金を取り戻すべくデビーの身元を突き止めるのだが、2人は自然と恋に落ちる。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- ザック・メロン: ジョン・トラボルタ(大塚芳忠)
- デビー・ワイルダー: オリビア・ニュートン=ジョン(佐々木優子)
- チャーリー: チャールズ・ダーニング(吉水慶)
- ビアズリー: オリヴァー・リード(秋元羊介)
- ラス: ベアトリス・ストレイト
- アール: スキャットマン・クローザース(江原正士)
- スチュワート: リチャード・ブライト(千田光男)
- テリー: トニー・カレム
- スカッグス: アーニー・ハドソン
- 神: ジーン・ハックマン[注 1](滝口順平)
- その他:藤夏子、田原アルノ、伊藤和晃、神代知衣、成田剣、伊井篤史、小島敏彦、幹本雄之、小室正幸、叶木翔子、村田美代子
作品の評価
[編集]映画批評家によるレビュー
[編集]Rotten Tomatoesによれば、11件の評論のうち高評価は18%にあたる2件で、平均点は10点満点中4点となっている[3]。 Metacriticによれば、5件の評論の全てが低評価で、平均点は100点満点中5点となっている[4]。
受賞歴
[編集]いずれもノミネートのみ
- 第4回ゴールデンラズベリー賞[5][6][7]
- 第10回ゴールデンラズベリー賞[8]
- この10年の最低主演男優賞:ジョン・トラボルタ(他の出演作品と合わせて)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ クレジットなし。
出典
[編集]- ^ Archerd, Army (25 July 1983). "Just For Variety". Daily Variety (英語). p. 3.
- ^ “Two of a Kind” (英語). Box Office Mojo. 2012年11月19日閲覧。
- ^ "Two of a Kind". Rotten Tomatoes (英語). 2022年10月16日閲覧。
- ^ "Two of a Kind" (英語). Metacritic. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “1983年 第4回 ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)”. allcinema. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “1983 Archive” (英語). RAZZIE Awards. 2016年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月16日閲覧。
- ^ “Razzie Awards (1984)” (英語). IMDb. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “1989年 第10回 ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)”. allcinema. 2022年10月16日閲覧。