タミラ・パシェク
| ||||
---|---|---|---|---|
タミラ・パシェク | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Tamira Shelah Paszek | |||
国籍 | オーストリア | |||
出身地 | ドルンビルン | |||
生年月日 | 1990年12月6日(33歳) | |||
身長 | 165cm | |||
体重 | 60kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2005年 | |||
ツアー通算 | 3勝 | |||
シングルス | 3勝 | |||
ダブルス | 0勝 | |||
生涯獲得賞金 | 2,491,813 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦(2007・13) | |||
全仏 | 2回戦(2007・14) | |||
全英 | ベスト8(2011・12) | |||
全米 | 4回戦(2007) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 2回戦(2012) | |||
全仏 | 1回戦(2007-09・11-13) | |||
全英 | 2回戦(2012・13) | |||
全米 | 3回戦(2012) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 26位(2013年2月11日) | |||
ダブルス | 93位(2013年5月6日) | |||
2015年9月6日現在 |
タミラ・パシェク(Tamira Paszek, 1990年12月6日 - )は、オーストリア・ドルンビルン出身の女子プロテニス選手。2011年のウィンブルドン女子シングルスでベスト8に入った選手である。自己最高ランキングはシングルス26位、ダブルス93位。これまでにWTAツアーでシングルス3勝を挙げる(ダブルス優勝はない)。身長165cm、体重60kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。「パスゼック」の表記揺れも多い。
来歴
[編集]パシェクは5歳でテニスを始める。パシェクの父はタンザニア出身で母はチリ出身である。2005年ウィンブルドンジュニア女子シングルスで決勝に進出し、アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)に 3-6, 4-6 で敗れ準優勝している。10月26日に14歳でプロに転向。2006年全米オープンジュニア女子シングルスの決勝でアナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)に 6-3, 4-6, 5-7 で敗れている。
2006年9月のスロベニア・オープンでパシェクは予選から勝ち上がり決勝に進出。決勝ではマリア・エレナ・カメリン(イタリア)を 7-5, 6-1 で破り15歳でツアー初優勝を果たした。
2007年全豪オープンで予選を勝ち上がり4大大会に初出場。2回戦で第22シードのベラ・ズボナレワ(ロシア)に 1-6, 3-6 で敗れた。全仏オープンも2回戦で第1シードのジュスティーヌ・エナン(ベルギー)に敗れたが、ウィンブルドンでは3回戦で第12シードのエレーナ・デメンチェワ(ロシア)を 3-6, 6-2, 6-3 で破り4回戦まで進出した。全米オープンでも3回戦で第11シードのパティ・シュナイダー(スイス)を 4-6, 6-4, 7-6(1) で破り4回戦に進出している。
2008年は4大大会では好成績を残せなかったが、ロジャーズ・カップの3回戦で当時世界ランキング1位のアナ・イバノビッチ(セルビア)に 6-2, 1-6, 6-2 で勝利した。コモンウェルス・バンク・テニス・クラシックではツアー2度目の決勝に進出したが、パティ・シュナイダー(スイス)に 3-6, 0-6 で敗れている。
2010年9月のケベック・シティ大会でパシェクは予選から勝ち上がりツアー3度目の決勝に進出した。決勝ではベサニー・マテック=サンズ(アメリカ)を 7-6(6), 2-6, 7-5 で破りツアー2勝目を挙げた。
2011年ウィンブルドン選手権でパシェクは1回戦で森田あゆみ(日本)に 5-7, 6-3, 6-0 で逆転勝ちをして勢いに乗り、3回戦でフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)に 3-6, 6-4, 11-9 で競り勝った。4回戦ではクセーニャ・ペルバク(ロシア)を 6-2, 2-6, 6-4 で破り4大大会初のベスト8進出を果たした。準々決勝では第4シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に 3-6, 1-6 で完敗した。
2012年6月のエイゴン国際では決勝で アンゲリク・ケルバー(ドイツ)を 5–7, 6–3, 7–5 で破りツアー3勝目を挙げた。ウィンブルドンでは1回戦で第7シードのキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に 5–7, 7–6, 6–4 で勝利して勝ち上がり2年連続のベスト8に進出した。準々決勝ではビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に 3-6, 6-7 で敗れている。ロンドン五輪にも初出場し1回戦でアリーゼ・コルネ(フランス)に 6–7, 4–6 で敗れた。
WTAツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 4回 (3勝1敗)
[編集]大会グレード | |
---|---|
2008年以前 | 2009年以後 |
グランドスラム (0–0) | |
WTAファイナルズ (0–0) | |
ティア I (0–0) | プレミア・マンダトリー (0-0) |
プレミア5 (0-0) | |
ティア II (0–0) | プレミア (1–0) |
ティア III (0–1) | インターナショナル (1–0) |
ティア IV & V (1–0) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 1. | 2006年9月24日 | ポルトロス | ハード | マリア・エレナ・カメリン | 7–5, 6–1 |
準優勝 | 1. | 2008年9月14日 | バリ | ハード | パティ・シュナイダー | 6–3, 6–0 |
優勝 | 2. | 2010年9月19日 | ケベックシティ | ハード (室内) | ベサニー・マテック=サンズ | 7–6(6), 2–6, 7–5 |
優勝 | 3. | 2012年6月23日 | イーストボーン | 芝 | アンゲリク・ケルバー | 5–7, 6–3, 7–5 |
4大大会シングルス成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 通算成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全豪オープン | 2R | 1R | 1R | 1R | 1R | 1R | 2R | LQ | A | 1R | 2–8 |
全仏オープン | 2R | 1R | 1R | A | 1R | 1R | 1R | 2R | LQ | LQ | 2–7 |
ウィンブルドン | 4R | 1R | 1R | LQ | QF | QF | 1R | 1R | 1R | 1R | 11–9 |
全米オープン | 4R | 2R | A | 2R | 1R | 1R | LQ | LQ | LQ | LQ | 5–5 |
外部リンク
[編集]- タミラ・パシェク - WTAツアーのプロフィール
- タミラ・パシェク - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- タミラ・パシェク - 国際テニス連盟
- タミラ・パシェク (@tamira1990) - X(旧Twitter)
- ウィキメディア・コモンズには、タミラ・パシェクに関するカテゴリがあります。