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チェ・ヨンミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェ・ヨンミ
崔泳美
チェ・ヨンミ(2011年)
誕生 (1961-09-25) 1961年9月25日(63歳)
ソウル市
職業 詩人
言語 韓国語
最終学歴 弘益大学校大学院西洋美術史修士
活動期間 1992年 -
ジャンル 詩、随筆、小説
代表作 『三十、宴は終わった』
主な受賞歴 第13回イス文学賞
ソウル市 性平等賞大賞
デビュー作 「束草で」(속초에서)など8編の詩
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チェ・ヨンミ(崔泳美、ハングル表記:최영미, 1961年9月25日 - )は、韓国の詩人[1]

1961年にソウル市で生まれた[1]ソウル大学校の西洋史学科を卒業し、1995年に弘益大学校の大学院で西洋美術史の修士を取得した[2]

1992年に『創作と批評』誌に「속초에서」(束草で)など8編の詩を発表して詩人として活動を始めた[3]1994年に初の詩集『三十、宴は終わった』を出版し注目され[3]、50万部以上売れた[4]。1998年に2つ目の詩集『꿈의 페달을 밟고』(夢のペダルを踏んで)を出版した[3]。2006年に詩集『돼지들에게』(豚たちに)によって第13回イス文学賞を受賞した[1]。詩以外に随筆や小説を発表していて、1997年に出版したヨーロッパ美術紀行『시대의 우울』[5](時代の憂鬱)や、2005年の小説『흉터와 무늬』(傷跡と模様)などがある[6]。作品の日本語訳としては書肆青樹社刊行「21世紀海外詩人選書 3」として2005年に出版されたハン・ソンレ訳の『三十、宴は終わった : チェ・ヨンミ選詩集』がある[7]

2017年に発表した詩「怪物」をきっかけにして[8]韓国の著名な詩人である高銀セクシャルハラスメント疑惑を暴露した[9]。このことが#MeToo(ミートゥー)運動の拡大に寄与したと評価されて2018年7月にソウル市の性平等賞の大賞を受賞した[1][10]

脚注

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  1. ^ a b c d 최영미 (崔泳美)、2021年5月6日、朝鮮日報。2021年7月5日閲覧。
  2. ^ 최영미 시인 NAVER. 2021年7月5日閲覧。2022年12月16日閲覧。
  3. ^ a b c 권영민(クォン・ヨンミン)「최영미 [崔泳美]」『韓国現代文学大事典』ソウル大学校出版部、2004年。2021年7月5日閲覧。
  4. ^ インターネット教保文庫「책소개」(本紹介)、NAVER 책(本)(「서른, 잔치는 끝났다 개정3판」〈三十, 宴は終わった 改訂3版〉、2020年)。2021年7月5日閲覧。
  5. ^ インターネット教保文庫「책소개」(本紹介)、NAVER 책(本)(「시대의 우울」〈時代の憂鬱〉、1997年)。2021年7月5日閲覧。
  6. ^ 淑明女子大学校韓国語文化研究所「최영미 [崔泳美]」『韓国女性文人事典』태학사、2006年。2021年7月5日閲覧。
  7. ^ 三十、宴は終わった : チェ・ヨンミ選詩集国立国会図書館サーチ。2021年7月5日閲覧。
  8. ^ 권혁민(クォン・ヒョンミン)記者(2018年2月8日)「고은 시인 '상습 성추행?'..인문학 멘토로 섬겨온 수원시 당혹」 news1, Daum. 2021年7月5日閲覧。
  9. ^ ユン・ダビン記者(2018年11月3日)「高銀氏のセクハラを暴露した崔泳美詩人、「女性詩人を芸者扱い…文壇のMeTooは先行きが遠い」東亜日報。2021年7月5日閲覧。
  10. ^ 이지영(イ・ジヨン)記者(2018年7月3日)「최영미 시인 ‘성평등상 대상’ 두고 논란…“수상 취소돼야”」(チェ・ヨンミ詩人の「性平等賞大賞」について論難…「受賞取り消すべし」)中央日報。2021年7月5日閲覧。

外部リンク

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