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チュルボメカ マルボレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マルボレ II

チュルボメカ マルボレTurbomeca Marboré )は、1950年代から70年代にかけてチュルボメカで生産された小型のターボジェットエンジンである。 このエンジンを最も使用したのはフーガ・マジステールモラン・ソルニエ MS760 "Paris"である。 アメリカのコンチネンタル・モータースでもJ69としてライセンス生産され、T-37およびテムコ TTに搭載された。

最初に量産されたバージョンはマルボレ IIMarboré II)で最大推力は回転数22,500 rpmにおいて880 lbf (3.9 kN)だった。形式はジェットエンジンとしては最も基本的な、1軸式の遠心式圧縮機ターボジェットである。燃料消費は109 gal/hであり、軍用と民間用のバリエーションがある。いくつかの派生型では1段式の軸流式圧縮機を備え、性能を向上している。搭載機や設置状態に応じて外形寸法が異なる。

本エンジンは、より強力な改良型のマルボレ VI (Marboré VI) シリーズに更新されつつある。推力は1080 lbf (4.8 kN)で燃料消費は119 gal/hであり、燃料消費は9%強とわずかに増えたが、推力は約23%増加している。結果的にVIシリーズはIIシリーズを搭載した航空機において換装されたが、旧式のマルボレ II エンジンはまだ入手可能で実験に使用される。

マルボレの原型にあたるMarboré I は、 のちのIII、IVならびにV同様、番号を割り振られただけで量産されなかった。

このシリーズの重量は140kg(310ポンド)である。

仕様 (Marboré IIC)

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出典:[1] 一般的特性

  • 形式: ターボジェット
  • 全長: 61.7 in
  • 直径: 24.9 in
  • 乾燥重量: 358 lb

構成要素

性能


脚注

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注記

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  1. ^ FAA Type Certificate Data Sheet Retrieved: 2 November 2008

履歴

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  • Gunston, Bill. World Encyclopedia of Aero Engines. Cambridge, England. Patrick Stephens Limited, 1989. ISBN 1-85260-163-9

外部リンク

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