ディウウス・カエサル神殿
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ディウウス・カエサル Aedes Divi Iulii (Tempio del Divo Giulio) | |
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想像図 | |
所在地 | フォルム・ロマヌム |
建設時期 | 紀元前29年 |
建設者 | 初代皇帝アウグストゥス |
建築様式 | 神殿 |
関連項目 | ローマの古代遺跡一覧 |
ディウウス・カエサル神殿(ラテン語: Aedes Divi Iulii、イタリア語: Tempio del Divo Giulio)はローマのフォロ・ロマーノ(ラテン語: Forum Romanum)にある古代の建築物である。紀元前29年8月29日に、アクティウムの海戦に勝利したオクタウィアヌス(後の初代皇帝アウグストゥス)が神君カエサルを記念して建てたプロスタイル式(前柱廊下式)の神殿。日本語で神君カエサル神殿と表記されることもある。
フォルム(中央の広場)の東に面しており、レギア、カストルとポルックス神殿、バシリカ・アエミリアに囲まれた場所にあり、カエサルの遺体が火葬された場所に建てられている。神殿の一段上がったところはロストラ(演壇)が作られており、アクティウムの海戦で捕縛した船の船首で飾られていたという。この神殿はまた、カエサルの死後(の紀元前44年)に出現した彗星を祀るものでもあり、この彗星はカエサルの魂であるとも、初代ローマ皇帝アウグストゥスの出現を表すものとも言われていた。