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ネフェルウ2世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネフェルウ2世
王の妻、王の娘
TT319から出土した、ワックスで作られたネフェルウの葬送立像。ニューヨーク、メトロポリタン美術館

埋葬 TT319英語版
父親 アンテフ3世
母親 イアフ
配偶者 メンチュヘテプ2世
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ネフェルウ2世(Neferu II)は、紀元前2000年頃に、エジプト第11王朝を統治した、古代エジプトの王メンチュヘテプ2世の妻であり姉妹。

彼女の主な称号は「王の妻」と「王の娘」だった[1]。墓碑には、ネフェルウ2世がイアフと呼ばれる人物[2]、おそらくメンチュヘテプ2世の母親であるイアフの娘であったと記述されている。故に、ネフェルウ2世はメンチュヘテプ2世の姉妹だった。メンチュヘテプ2世は、ネフェルウ2世の父親である可能性が最も高い、アンテフ3世の息子であったことが知られている。

出典

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  1. ^ Wolfram Grajetzki: Ancient Egyptian Queens, a hieroglyphic dictionary, Golden House P. London, 2005, p. 28
  2. ^ William C. Hayes: The Scepter of Egypt I, New York 1953, ISBN 0870991906, p. 160; 327

参考文献

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  • Joyce Tyldesley: Chronicle of the Queens of Egypt. Thames & Hudson. 2006, ISBN 0-500-05145-3, p. 67.