フリック・オブ・ザ・リスト
「フリック・オブ・ザ・リスト」 | ||||||||||||||||
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クイーン の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『シアー・ハート・アタック』 | ||||||||||||||||
A面 | キラー・クイーン(両A面) | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||||||||||
録音 |
トライデント・スタジオ 1974年 | |||||||||||||||
ジャンル |
ハードロック[1] グラムロック[2] | |||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル |
EMI エレクトラ ワーナー・パイオニア/エレクトラ | |||||||||||||||
作詞・作曲 | フレディ・マーキュリー | |||||||||||||||
プロデュース |
ロイ・トーマス・ベイカー クイーン | |||||||||||||||
クイーン シングル 年表 | ||||||||||||||||
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「フリック・オブ・ザ・リスト」(Flick of the Wrist)は、イギリスのロックバンド、クイーンが1974年に発表した楽曲で、「キラー・クイーン」との両A面シングルとしてリリースされた。フレディ・マーキュリーが作詞・作曲を手掛けた。
概要
[編集]フレディは、この歌に登場する不快なキャラクターが特定の誰かを指しているかどうかを説明したことはないが、トライデント・スタジオのシェフィールド兄弟を指しているとされている[注釈 1]。コーラスにはバッキング・パートとリード・ボーカル・パートの間にコールアンドレスポンススタイルのセクションがある。また、ギターのブライアン・メイは肝炎から回復して復帰した際に、この歌を聞かずにギターとコーラスを録音した。
アルバムバージョンとシングルバージョン
[編集]この歌は、アルバム『シアー・ハート・アタック』において途切れなく続く「テニメント・ファンスター」、「フリック・オブ・ザ・リスト」、「谷間のゆり」の3曲の真ん中の歌で、それぞれの歌は別々に録音され、後に途切れなく続くようミックスをされた。このためアルバムをCDで再発する際にレコード会社はポイントを選択して各トラックを分離する必要があった。このため、この曲は「テニメント・ファンスター」から続くクレシェンドで始まり、曲の最後の歌詞「... baby, you've been had」は、次の「谷間のゆり」の冒頭で歌われている。
オリジナルのそれぞれ独立した3曲のマスター録音は、単一のリリースのために使用された、それらは日本でのCDシングル再発盤の「懐かしのラヴァー・ボーイ」(B面は「テニメント・ファンスター」)、オランダでリリースされた「フリック・オブ・ザ・リスト」のシングル、および1975年にアメリカのみでリリースされた「炎のロックンロール」(B面は「谷間のゆり」)に使用された。
2011年に発売された『シアー・ハート・アタック (リミテッド・エディション)』に、ボーナス・トラックとして、1974年10月にBBCセッションで録音された音源が追加収録されている[4]。
パーソネル
[編集]- フレディ・マーキュリー - リード・ボーカル、バッキング・ボーカル、ピアノ
- ブライアン・メイ - エレクトリック・ギター(リードギター・リズムギター)、バッキング・ボーカル
- ロジャー・テイラー - ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル
- ジョン・ディーコン - ベース
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 翌年にリリースされたアルバム『オペラ座の夜』に収録されている「デス・オン・トゥー・レッグス」の歌詞は、同スタジオのオーナーであったノーマン・シェフィールドに向けたものとされている[3]。
出典
[編集]- ^ Blake, Mark (2011). Is This the Real Life?: The Untold Story of Queen. Hachette Books. p. 155. ISBN 9780306819735
- ^ Everley, Dave (November 8, 2016). “Queen: The Making of Sheer Heart Attack”. Classic Rock Magazine. January 10, 2019閲覧。
- ^ “クイーン、デジタルリマスターにはボーナスディスクにレアトラック”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2011年1月28日) 2019年12月1日閲覧。