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フリック・オブ・ザ・リスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「フリック・オブ・ザ・リスト」
クイーンシングル
初出アルバム『シアー・ハート・アタック
A面 キラー・クイーン(両A面)
リリース
規格 7インチシングル
録音 トライデント・スタジオ
1974年
ジャンル ハードロック[1]
グラムロック[2]
時間
レーベル イギリスの旗 EMI
アメリカ合衆国の旗 エレクトラ
日本の旗 ワーナー・パイオニアエレクトラ
作詞・作曲 フレディ・マーキュリー
プロデュース ロイ・トーマス・ベイカー
クイーン
クイーン シングル 年表
輝ける7つの海
(1974年)
キラー・クイーン/フリック・オブ・ザ・リスト
(1974年)
ナウ・アイム・ヒア
1975年
シアー・ハート・アタック 収録曲
テニメント・ファンスター
(3)
フリック・オブ・ザ・リスト
(4)
谷間のゆり
(5)
ミュージックビデオ
「Flick of the Wrist」 - YouTube
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フリック・オブ・ザ・リスト」(Flick of the Wrist)は、イギリスロックバンドクイーン1974年に発表した楽曲で、「キラー・クイーン」との両A面シングルとしてリリースされた。フレディ・マーキュリーが作詞・作曲を手掛けた。

概要

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フレディは、この歌に登場する不快なキャラクターが特定の誰かを指しているかどうかを説明したことはないが、トライデント・スタジオ英語版のシェフィールド兄弟を指しているとされている[注釈 1]コーラスにはバッキング・パートとリード・ボーカル・パートの間にコールアンドレスポンススタイルのセクションがある。また、ギターブライアン・メイ肝炎から回復して復帰した際に、この歌を聞かずにギターとコーラスを録音した。

アルバムバージョンとシングルバージョン

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この歌は、アルバム『シアー・ハート・アタック』において途切れなく続く「テニメント・ファンスター」、「フリック・オブ・ザ・リスト」、「谷間のゆり」の3曲の真ん中の歌で、それぞれの歌は別々に録音され、後に途切れなく続くようミックスをされた。このためアルバムをCDで再発する際にレコード会社はポイントを選択して各トラックを分離する必要があった。このため、この曲は「テニメント・ファンスター」から続くクレシェンドで始まり、曲の最後の歌詞「... baby, you've been had」は、次の「谷間のゆり」の冒頭で歌われている。

オリジナルのそれぞれ独立した3曲のマスター録音は、単一のリリースのために使用された、それらは日本でのCDシングル再発盤の「懐かしのラヴァー・ボーイ」(B面は「テニメント・ファンスター」)、オランダでリリースされた「フリック・オブ・ザ・リスト」のシングル、および1975年アメリカのみでリリースされた「炎のロックンロール」(B面は「谷間のゆり」)に使用された。

2011年に発売された『シアー・ハート・アタック (リミテッド・エディション)』に、ボーナス・トラックとして、1974年10月にBBCセッションで録音された音源が追加収録されている[4]

パーソネル

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脚注

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注釈

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  1. ^ 翌年にリリースされたアルバム『オペラ座の夜』に収録されている「デス・オン・トゥー・レッグス」の歌詞は、同スタジオのオーナーであったノーマン・シェフィールド英語版に向けたものとされている[3]

出典

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  1. ^ Blake, Mark (2011). Is This the Real Life?: The Untold Story of Queen. Hachette Books. p. 155. ISBN 9780306819735. https://books.google.com/books?id=VyBp_VEiIVYC&pg=PA155 
  2. ^ Everley, Dave (November 8, 2016). “Queen: The Making of Sheer Heart Attack”. Classic Rock Magazine. January 10, 2019閲覧。
  3. ^ “クイーン『オペラ座の夜』を演劇と融合させた野田秀樹のイマジネーション”. マイナビニュース (マイナビ). (2019年10月17日). https://news.mynavi.jp/article/20191017-910851/ 2019年10月31日閲覧。 
  4. ^ “クイーン、デジタルリマスターにはボーナスディスクにレアトラック”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2011年1月28日). https://www.barks.jp/news/?id=1000067302 2019年12月1日閲覧。